ちょっとお役立ちツールに、Stefan Tiedje氏が作成したMax Overviewがあります。このパッチでは、ポップアップ・メニューからトピック(AnalysisとかControlとかDataとか)やパッケージ(MaxとかMSPとかJitterとか)を選ぶと、該当する一連のオブジェクトが簡易説明とともに表示されます。オブジェクトをクリックすれば、期待通りヘルプ・パッチを表示してくれます。
これは2061:オブジェクト・ブラウザみたいなものですけど、代表的なサードパーティ・オブジェクトも含んでいます。PDFやHTMLファイルなどを開くポップアップ・メニューや、ObjectHelpLauncherに相当するテキスト・ボックスを備えているのも便利ですね。
ただし、このパッチを使うには、彼が制作したライブラリであるSt.oolsをインストールする必要があります。St.toolsはすべて(たぶん)パッチャー・オブジェクトなので、ライブラリに依存しないように展開できるハズなんですけどね。2061:オブジェクト・ブラウザは、標準オブジェクトだけで動作するようにガンバったので、このあたりは思想の違いですね。もちろん、展開するんだったらライブラリの意味がナイじゃん、ってのも正論です。きっと、Maxがパッチャー・オブジェクトとサブ・パッチの変換機能を備えてくれたら、解決する問題なんだと思います。
あとですね、サードパーティ製のオブジェクトも含まれているとは言え、すべてを網羅していないので、Max Objects Databaseを調べなきゃならない場合も少なくないハズ。Max Objects Databaseがオフラインで使えれば最高なんですけど。
と、まぁ、賛否両論書きましたけど、St.oolsをインストールするのがイヤじゃなかったら、便利に使えることは確かですよ。ダウンロードはStefan Tiedje氏のShareページからどうぞ。