月別アーカイブ: 2009年4月

The first tag in Seoul

昨日からソウルに来ています。インサドン近くのカフェの2Fからパチリとエア・タグを浮かべました。

first-tag-in-seoul

いつも思うのだけど、韓国は私にとってパラレル・ワールド。街や人々の様子は日本によく似ているのに、ハングル表記がほとんどだから、うまく行動できない。逆に欧米は街も人々も異なるのに、英語(と言うかアルファベット)表記だから、なんとかなってしまう。

それで言えば、Google Mapもハングル表示なので、何が何やら分からないです。これは日本でも同じで、日本にいらっしゃった外国の方は苦労するみたい。ボーダーレスな時代のネックは、いつも言語ですね。

4/25からソウルで展示&レクチャー

IAMAS/DSPコースと韓国ソンシル大学メディア科による学生展覧会が4/25から5/3までソウルで開催されます。この期間にソウルにいらっしゃる方は、是非ご高覧くださいませ。詳しい開催情報はコチラで。

HOME PARTY
Exhibition : Soongsil University BK21 Media Division + IAMAS DSP-Course

会場:Songwon Art Center
106-5 Hwa-dong Jongno-gu Seoul S.KOREA
+82 10 6472 7672

会期:2009年4月25日(土)〜5月3日(日)11:00〜18:00
*オープニング・パーティ 25日 17時〜

入場無料

homeparty-seoul

もともとは授業の一環で学外展覧会を提案したら、韓国での開催にまで発展したという経緯で、なかなか積極的な学生達です。私も同行してレクチャーを担当しますが、それ以外は横で見ていれば良いみたいです。殿様旅行させていただきます(ウソウソ)。

ofxiPhone

ドタバタで先送りにしていたofxiPhoneをインストールしてみました。メディア・アートのビジュアル系(笑)として、Processingに続くopenFrameworksのiPhone版ですね。生粋のObjective-C派はイヤがるでしょうけど、C++派で手軽にグラフィッカーになりたい人には良いかも。

ofxiphone graphics example

このofxiPhoneはココからダウンロードするだけ。pre released v0.06のiphone:x-code / iphone sdkってとこね。appsのexamplesに3つほどサンプルが入っています。最新版はsvnしてください。

ライブラリ自体はソース・コード提供&相対パス指定なので、フォルダ階層を変えないのが無難。OfxiPhone comprehensive guideは必読ね。

Programming for non-programmers

イーノみたいなタイトルだけど、「iPhone SDKの教科書」は、非プログラマのためのプログラミング、あるいは、非CocoaプログラマのためのCocoaプログラミングの本です。私自身が非プログラマにして非Cocoaプログラマだったしね。PCは電源の入れ方も分からない(つまり、Macオンリー)と公言しているので、Cocoaプログラミングの経験が長いように思われがちだけど、そんなことはありません。

snappy-xcode

正確には「Cocoa+Java」って本を出した2001年頃以降はCocoa使用経験ゼロです。何故って、デスクトップ・アプリケーションとしての作品は作らないからね。ここ何年かは「コンピュータは死んだ」と主張していて、少なくとも表現の媒体やフロントエンドとしてのデスクトップは完全に色褪せているわけです(ラップトップも同じこと)。

だから、Cocoaは忘却の彼方だし、Objective-Cは皆目分からんってのが以前の私。だけど、最初のiPhoneアプリ開発は2週間もかからなかったと思う。正式なSDKがない頃で、ドキュメントも皆無に近い状況を考えれば、なかなか優秀ですね(自画自賛)。ただ、これにはワケがあって、Cocoa Touchがエレガントであることと、CとSmalltalkの使用経験があったことに助けられている。OOPSって仕組みさえ理解すれば、後は調べればいい(調べるしかない)ですからね。

そんなラッキーもあって、iPhoneアプリ開発は異様に簡単だと思いがちだけど、プログラミングが初めての人にとっては敷居が高いことには変わりない。一方で、プログラミング経験のある人にとっては、新しいAPIや言語に取り組むことは大きな問題にならない。というのが1年ほどiPhoneスタディ・グループを主催しての実感で、それが「iPhone SDKの教科書」の通奏低音になっている。すなわち、敷居を下げることと慣れること、ね。

一方、非プログラマにとって「iPhone SDKの教科書」の次に必要なのはアルゴリズム考案力なんだけど、これは結構難しい。アルゴリズムは解決すべき問題ありきなので、どうしても個別対応になっちゃう。事例紹介ばかりだと汎用性に欠けるし、一般的なアルゴリズムは抽象的になりがちで面白くない。何か良い書籍等があれば教えてくださいませ。

iPhone SDKの教科書はどこにある?

普段はAmazonでしか書籍を買わないんですけど、そのAmazonでは「iPhone SDKの教科書」が入手できない状態が続いていますね。しかも、本体価格2,800円に対して4,000円以上の中古商品・コレクター商品がゾロゾロとあります。

high-priced

随分以前に「トランスMaxエクスプレス」が絶版状態になって、4〜5倍もの高値がついたり、違法フル・コピーが売られたりしたことがありましたが、新刊書籍が中古レアもの扱いになるのはダメですよね。周辺業者が商魂逞しいと言うより、出版社の配本判断がお馬鹿さん過ぎです。

だけど、インターネット書店一括検索で調べてみると、3サイトは在庫無しで4サイトは在庫有りでした。オフライン書店は調べにくいけど、ジュンク堂書店の池袋本店は7冊在庫有りです。

Amazonにあらずんば本にあらず、とまでは言いませんけど、流通革命とかIT革命とか、いつの時代の話だったんでしょうね。この出版社って「IT・ビジネス出版社」ってうたってるものの、ぜんぜんインフォメーション・テクノロジーっぽくないです。

【追記】1日後に調べるとジュンク堂の在庫が8冊に増えていました。なぜ増えるのかが不思議ですね。それはともかくとしても、オフライン書店から引き上げてオンライン書店に回すべきじゃない? 営業と流通は何をしてるんだろう? 脳梗塞&動脈硬化じゃないよね?

日英仏iPhoneアート・アライアンス

昨日はエプリル・フールをものともせず、アート談義に花が咲く一日でした。まずは、ロンドンからCentral Saint Martins大学のPeter Cornwellさんがパリにいらして、巨大LEDディスプレイ・システムのミーティング。昨年末からCSM大学、Princeton大学、IAMASと三校での共同プロジェクトが始まっています。ここで巨大ディスプレイとiPhone(セカイカメラ?)を組み合わせることを提案。パーソナルとソーシャルとパブリックの融合じゃ!などと説明したところ、結構気に入ってもらえた様子。iPhone関連以外の制作ができるほど暇人じゃないので、半ば無理矢理にでもプロジェクトをiPhone化ね。

夕方はJean-Lui Boissierさんを訪ねて、École nationale supérieure des arts décoratifs(何て発音すれば良いのだ?)という学校へ。建物自体はルイ14世の時代に建てられ、内装はPhilippe Starck氏(この学校の教員でもある)の手によるそうです。ボアシエさんはパリ第8大学とは別に、この学校ではモビリティ研究会を主催して、数人の学生とともにiPhoneによるアート表現を模索しているとのこと。App Storeでのリリースは決めかねているそうですが、すでに数個のアプリケーションが稼働しています。いかにもボアシエさんらしいものや、学生のキュートなものもあります。

そんなこんなで、今後もイギリスともフランスとも共同プロジェクトや情報交換が続いていきます。メディア・アートをめぐる状況、iPhoneをアート・プラットフォームとして扱う是非、作家とApple/App Storeと観衆(ユーザ)との関係などなど、共通する問題意識も多く、有意義な意見交換でした。

ecole-arts-deco