日英仏iPhoneアート・アライアンス

昨日はエプリル・フールをものともせず、アート談義に花が咲く一日でした。まずは、ロンドンからCentral Saint Martins大学のPeter Cornwellさんがパリにいらして、巨大LEDディスプレイ・システムのミーティング。昨年末からCSM大学、Princeton大学、IAMASと三校での共同プロジェクトが始まっています。ここで巨大ディスプレイとiPhone(セカイカメラ?)を組み合わせることを提案。パーソナルとソーシャルとパブリックの融合じゃ!などと説明したところ、結構気に入ってもらえた様子。iPhone関連以外の制作ができるほど暇人じゃないので、半ば無理矢理にでもプロジェクトをiPhone化ね。

夕方はJean-Lui Boissierさんを訪ねて、École nationale supérieure des arts décoratifs(何て発音すれば良いのだ?)という学校へ。建物自体はルイ14世の時代に建てられ、内装はPhilippe Starck氏(この学校の教員でもある)の手によるそうです。ボアシエさんはパリ第8大学とは別に、この学校ではモビリティ研究会を主催して、数人の学生とともにiPhoneによるアート表現を模索しているとのこと。App Storeでのリリースは決めかねているそうですが、すでに数個のアプリケーションが稼働しています。いかにもボアシエさんらしいものや、学生のキュートなものもあります。

そんなこんなで、今後もイギリスともフランスとも共同プロジェクトや情報交換が続いていきます。メディア・アートをめぐる状況、iPhoneをアート・プラットフォームとして扱う是非、作家とApple/App Storeと観衆(ユーザ)との関係などなど、共通する問題意識も多く、有意義な意見交換でした。

ecole-arts-deco

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