先のポストはMacで作成している画像をiPhone上で確認するってことだけど、同じようにMacで作成しているサウンドがiPhoneでどのように聴こえるかも重要。iPhoneのスピーカーは小さいので、まともなスピーカーとはまるで違って聴こえますからね。
単純には、サウンドをファイル・サーバに入れて、iPhoneのクライアント・アプリで再生すればいいけど、一連の手順が面倒過ぎる。サウンドを鳴らしながら、音質などの調整をしたいよね。このためには、iPhoneのスピーカーのIRレスポンスを測定して、Altiverbなどでコンボリューション演算して再生する方法があります。だけど、これはモニタしているスピーカーやヘッドフォンにも影響されるのでイマイチかも。
そこで私は、Macのオーディオ出力をiPhoneにライン入力して、iPhoneのスピーカーで鳴らしています。現在のiPhoneにはライン入力はないみたいですが、ちょっと手間をかければできちゃいます。
- 市販のAVケーブルの4極ミニプラグをiPhoneのヘッドフォン端子に接続。
- 抵抗入りのオーディオ・ケーブルをMacのオーディオ出力に接続。
- iPhoneからのAVケーブルとMacからのオーディオ・ケーブルを接続。
- iPhoneでEchochopsを起動。
- Delayを0.2sくらいに、Feedbackを0.00%に設定。
- OptionのOutputをSpeakerに設定。
- Playボタンをタップして処理開始。
このようにしてMacでオーディオを再生すると、iPhoneのスピーカから音が聴こえるはずです。後はMSPでもSuperColliderでも、お好みのソフトウェアを使ってサウンド・デザインをしてくださいませ。正確に同じ音とは言えないまでも、おおよその雰囲気を掴むには充分かと思います。これで全世界300万人(ウソ)のiPhoneサウンド・クリエータの悩みが解決します(たぶん)。
注意点としては、AVケーブルのミニプラグ4極のうち、根元側をオーディオ入力、その次をグランドとして用いる必要があることです。この手のケーブルは標準規格がないらしく、モノによっては使えないかもしれません。また、これは本来マイク付きヘッドフォンを使うための端子なので、オーディオ入力はマイク・レベルでなければなりません。Macのオーディオ出力はライン・レベルなので、抵抗を入れなければiPhoneでの音は歪んでしまいますよ。
あと、ロジテックのLIC-iREC01なども使えるかもしれませんが、持っていないので分かりません。AirPhonesやAirfoil Speakers Touchは手軽でいいんだけど、音質的にイマイチなので、この手の用途には向かないと思うな。誰か、非圧縮(or 高音質)版を作ってください。
ご参考にさせていただきました。iPhoneの音楽のツールとしての用途は無限大ですね!
自分もギターの音をiphoneに取り込んで、いろいろな試みをしてます。
質問なんですが、ヘッドフォン端子ではなくではDOCコネクターでのmacからiphoneへの出入力は可能ですか?
ケーブル等が手元になくて試せていませんが、その後のiOSの変更で不可になったような気がします。