Wolfgang Flürになろう!Part.1

Wolfgang Flürは最盛期(?)のKraftwerkに在籍していた人で、おもにエレクトリック・パーカッションを担当していました。で、この人になりたいんじゃなくって(笑)この人が使っていたパーカッション・デバイス、それも電卓(Pocket Calculater)という曲で使っていたハンディ・パーカッションを作りたい、というのが今回のプロジェクト。YouTubeのビデオなら45秒目あたりから映ってます。余談ながら、この人はメンバーの中で一番ロボットっぽいというかサンダーバードの人形みたいですね。

さてさて、デバイス&音源はiPhone&アプリでサクっと作るとして(ここに議論の余地がないのは狂ってる!?)、問題はスティック。iPhoneのタッチ・スクリーンは人の指に反応するように作られているので、普通の木製スティックでiPhoneを叩いても動作しない。iPhone用のスタイラス・ペンも何種類か試してみたものの、いずれもペンを押し付けるようにして使うので、スティックっぽくは叩けない。

そこで動作原理に立ち返ってみると、iPhoneのタッチ・スクリーンは静電容量方式なので、手に握るスティックは電気を通す必要があります。このような電気伝導体としては金属棒が一番入手し易いですね。例えば、30cm長のアルミ棒なら東急ハンズで200円弱。他にも導電性のある樹脂製の棒もあって、こちらはモバイル・カフェに参加されている方に紹介していただきました(メンバー多彩!)。ミスミという通販サイトなら、樹脂ロッド丸棒材料の品番RDJG、MCナイロン・導電性グレードCDR2が良いそうです。30cm長で1,600円少々でした。

しかし、このような金属棒や樹脂棒でiPhoneを叩いても反応しないんです。電気的には静電容量は変化しているはずですが、接触面が小さい場合はタッチとして見なされないみたい。これはスクリーンに水滴を垂らして、手に持った金属棒で水滴に触れることで実験ができます。いろいろと試した結果、水滴が円型であるとして、直径が5mmより小さい場合(写真左側)はタッチになりませんでした。また直径が25mmよりも大い場合(写真中央)も、これまた無視されます。

iphone-touch-sense

と言う訳で、導電性のスティックを用いて、叩いた瞬間に接触する面積がある程度大きいことが動作条件になることが分かりますね。(以後Part.2に続く)

Wolfgang Flürになろう!Part.1」への2件のフィードバック

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