アンドロイドは電気テレビの夢を見るか?

Appleが手を付けながら(全世界的には)成功していない唯一の分野がテレビで、テレビじゃないテレビApple TVはイマイチ印象が薄い。たぶんSTB(セットトップボックス)みたいな形態がよろしくなくって、きっとフラットパネル・ディスプレイに内蔵されるべきなんだろうね。つまりiMacみたいなApple TVね。驚愕の超高解像度Retina Displayを事もなげに出してくるくらいだから、中解像度だけど巨大かつ超薄いディスプレイをどこからか調達しちゃいそう。

一方で手薄とみたテレビを主戦場とすべく繰り出されるのがGoogle/Android陣営のGoogle TVだね。まだ詳しいことは分からないから、想像の範囲でしかないんだけど、紹介ビデオを見る限りでは、キホンはSTBみたいだし、操作の雰囲気もApple TVっぽい。番組検索や録画は当然として、WEBやメールも使えて、AndroidベースだからTwitterその他のアプリケーションも利用できる。だけど、なんだかイロイロ集めました以上の新機軸がないのが気にかかるな。しかも、UI/UXに弱いGoogleやSonyにマトモな操作性を期待できないのがツライところ。

google-tv

ソモソモ論として、我が家でも初代からApple TVを使っているけど、もともとテレビを見ない人なので活躍の場面があまりないだよ。スゴいApple TVやGoogle TVが出たとしても、個人的には使わないだろうね。それは、もともと新聞や雑誌を読まない人だから、電子書籍もチョイ見をするのが関の山だってのと同じ(文芸書や学術書は結構読むけどね〜)。必要としていないものが技術革新で必要になるワケないよね。

よって旧態依然とした新聞社、雑誌社、テレビ局などなどが一番の問題だと思う。どうぞ消滅してください、と言うのは簡単だけど、ワクワクするものを見せて欲しいのも確か。iPadで新聞や雑誌が変貌するかもという期待と同じ。なので半分願望、半分絶望しながらマスメディア興亡をヤジ馬的に見ることになるんだろうね。そう言えば、ポテトカウチ、こたつミカンって死語だよね? じゃ、新しいスタイルって何?

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