Leopardにも対応した(と思われる)SuperCollider 3.1が公開されています。ダウンロード・サイトはこちら。追加変更点はChangeLogに書かれていますが、GeneralHIDやHelp.guiを始めとして、いろいろと機能が増えて、バグ・フィックスが行なわれているみたいです。
「SuperCollider」カテゴリーアーカイブ
日本初のSuperColliderオーナー
現在のSuperColliderは、フリーウェアにしてオープン・ソースですけど、かつては「商品」だったのです。と言っても、James McCartney氏がプログラミングから発送まで、内職的に手がけてたんだと思いますけどね。
商品だったおかげで顧客名簿があって、それは今も残っているそうです(エライ!)。それによると日本人(と思われる)最初のSuperCollider購入者は不祥赤松正行のようで、しかも顧客番号74番だそうです(笑)。はい、ちょっとイイ話、あるいは、単なる自慢話です。
当時は、海外口座への振り込みが面倒&手数料高額だったので、アメリカ在住の知人に頼んで購入し郵送してもらいました。届いたのはフロッピー・ディスク1枚と、100ページ程のマニュアルでした。10年程前の話ですが、ほとんど何でもダウンロード&オンライン購入できる今日とは、隔世の感がありますね。
マニュアルは(たぶん)捨てちゃったんだけど、フロッピーはあります。はい、証拠写真。
SCQuartzComposerView
NIME07でNick CollinsやthorらのSC連中と話をしていて知ったのですが、SuperCollider(CocoaColliderではなくて)は、Quartz Composerのファイルを扱えるようになっているとか。
それで先ほど最新版をダウンロードしてみたら、SCQuartzComposerViewというクラスが追加されていました。しかも、素晴らしいことに、SC LanguageからQuartz Composerでパブリッシュしたポートにアクセスできます。やるじゃなぁ〜い(パソコン君風に)。サンプルはHelpのGUIフォルダの中にありますから、試してみてください。
でもですね、Osakaフォント等を指定しても、日本語の文字列は反映されません(哀)。どうもSC Language自体が日本語をうまく扱えないみたい。うむ〜どこでも虐げられていますね〜マルチ・バイト文字。
SuperColliderでもWiiリモコン
旧聞に属することですが、SuperColliderでWiiリモコンを利用するWiimoteLib(Pete Moss氏開発)がリリースされてますね。用意されているクラスは以下の通り。
Wiimote,
WiiMotion, WiiTrig,
WiimoteX, WiimoteY, WiimoteZ,
Wiimote1, Wiimote2, WiimoteA, WiimoteB,
WiimoteMinus, WiimotePlus, WiimoteHome,
WiimoteUp, WiimoteDown, WiimoteLeft, WiimoteRight
サポートしている機能が少ない割にクラスが多いのはイマイチですね。ボタンはオブジェクトだッ!ってことなんでしょうけど、方向はオブジェクトなのかぁ? あ、MouseXのノリか。
ともあれ、ネイティブに動くようになって喜ばしいことです。SuperCollider MLでは、動かないよ〜って報告もあって大変そうですけど(いつか来た道、ご愁傷様)、私の環境ではIntel-MacでもPPC-Macでもちゃんと動きましたです。
CocoaCollider
SuperColliderネタで、隣人から教えてもらったCocoaColliderが面白いですぅ。Interface BuilderでSuperCollider用のGUIが作れる程度かなと思いきや、SuperCollider(のLanguage)からQuartz Composerのムービーをコントロールしたりして、ビックリドッキリ。なんと、an Objective-C bridge for SuperColliderなんだそうです
つまり、Objective-Cでできることなら(=Cocoaできることとなら、=Mac OS Xでできることなら)何でもSuperColliderからできる、ってことでしょう? スゴ過ぎます。
それでは、an Objective-C bridge for Maxは誰が作るんでしょうね?