ふと思い立って、iTunesビジュアライザーを作りました。動機は単純。ン百GBのiTunesライブラリを繋げているMacが部屋の隅(数メートル先)にあるので、再生している曲の情報を画面上に大きく表示したい!でした。それほど広い部屋じゃないし(笑)、BGMを聞きながら作業する人じゃないけどね。別のMacで作業しているとは限らないから、ライブラリ共有やTuneConnectは必ずしも解決策にならないのです。
それで、LeopardのQuartz Composer 3.0にはiTunes用プラグインの作成機能があって、これが唖然とするくらい簡単でした。QCで新しいコンポジションを作る時に、「Music Visualizer」のテンプレートを選ぶだけです。もうこれで出来ています。
iTunesを起動して音楽を再生し、ビジュアライザとして「旋盤」、「ゼリー」、「スティックス」のいずれかを動作させます(デフォルトのiTunesビジュアライザ等はダメね)。すると、あら不思議、Quartz Composerでも音楽に合わせてスペアナが踊り、アートワークをも含めた曲の情報が表示されます。もう笑うしかないですね。
私の目的からすれば、テンプレートは豪華過ぎるくらいだったので、バッサバッサと不要部分を切り捨てて、画面一杯に巨大文字が横スクロールするようにしました。/Library/Compositionsあたりにファイル保存して、iTunesを再起動すれば作業完了。このファイルはそのままスクリーンセーバのプラグインにもなりますね。
てな感じで、アッと言う間に目的が達成できたので、メデタシメデタシです。しかし、結構チラツキが多いようで、FPS値も大幅に変化して安定しません。考えてみれば、巨大画像を単純にスクロールさせている力技だから、無理もないですね。簡単にプラグインは作れても、スマートなプラグインを作るには、それなりにノウハウとセンスが必要という、極々当たり前の結論となりました(笑)。何事も精進が必要です。
このコンポジション(ファイル)を以下にリンクしておきます。参考にする価値はありませんが、石英作曲家な方は改良していただけると有り難いです。