Side Effects Software社の3Dアニメーション・ツール、HoudiniにMac版が登場、現時点では、バージョン9.5のパブリック・ベータ版が公開されています。
バージョン番号から分かるように、Houdiniは歴史の長いソフトウェアですね。十ン年前でも、3DCGソフトにしては珍しく、リアルタイム・レンダリングが可能であったことや、Max/JitterやQuartz Composerに(見掛け上は)似たパッチング方式のプログラミングで、ダイナミックな動作が可能でした。だから、かつてはインタラクティブな映像表現にHoudiniを用いる事例もありましたね。
だけど、いつの間にか使われなくなったのは、価格が高かったからかな? まぁ、3DCGにダイナミック性を求める人は、十数年前にはほとんどいなかったんでしょね。かくして、アルファ・ギークが生き残る道は厳しく、巷には似たようなツマラナいテクノロジーが溢れることになります。
ともあれ、少なくとも価格に関しては、透かし入りとなる無料版や、個人向け(?)のUS$99版もあって、戦略的に普及を狙っているみたい。ただし、フル・ライセンスとなるとUS$7,995とかUS$9,995など、100万円前後になっちゃいます。
ちなみに、IAMASはHoudiniのライセンスが沢山あるので、明日にでも仕込んでみようと思ってます。取り敢えず、遊んでみるだけなので、無料版でも困らないんですけどね。