現代音楽の生成

Anthropicの生成AI、Claude 3.5 Sonnet + Artifactsに以下のプロンプトを投げた。

現代音楽の特徴を10個挙げてください。その特徴を満たすようにWEBブラウザで実行できる現代音楽を作ってください。コンセプチュアルな作品背景を含めた説明文とイカしたタイトルも合わせてお願いします。そして、プログラム・コードを生成してプレビューできるようにしてください。

その結果は以下の通り。

現代音楽の10つの特徴を挙げ、それに基づいてWebブラウザで実行できる現代音楽作品を作成します。

現代音楽の10つの特徴:

  1. 実験的な音響
  2. 非伝統的な楽器や音源の使用
  3. 偶然性や不確定性の導入
  4. 極端な単純化または複雑化
  5. 反復とミニマリズム
  6. 電子音楽技術の活用
  7. 静寂の重視
  8. 非西洋的な音階や調性の使用
  9. パフォーマンス性の重視
  10. 聴衆の参加や相互作用

これらの特徴を踏まえて、以下のような作品を考案しました:

タイトル:「量子の囁き – Quantum Whispers」

コンセプト: 「量子の囁き」は、量子力学の不確定性原理と現代音楽の実験性を融合させた作品です。ユーザーの操作によって生成される音は、量子の状態のように観測されるまで不確定であり、同時に複数の可能性を内包しています。この作品は、聴衆を単なる観客から能動的な参加者へと変え、音楽創造のプロセスに直接関与させます。静寂と音の境界、単純さと複雑さの間を行き来する本作品は、現代社会における不確実性と人間の選択の重要性を表現しています。

この「量子の囁き – Quantum Whispers」は、現代音楽の特徴を多く取り入れた実験的な作品です。以下に、どのように10の特徴を満たしているかを説明します:

  1. 実験的な音響:ランダムに生成される音とユーザーの操作による音が混ざり合い、予測不可能な音響体験を創出します。
  2. 非伝統的な音源:Webブラウザ自体が楽器となり、マウスクリックやランダムな動きが音を生成します。
  3. 偶然性と不確定性:音の生成とその順序が毎回異なり、偶然性に基づいています。
  4. 極端な単純化と複雑化:単純なクリック音が、時間とともに複雑な音響風景を作り出します。
  5. 反復とミニマリズム:ランダムに選ばれた音が繰り返されることで、ミニマルな音楽構造を形成します。
  6. 電子音楽技術:Web Audio APIを使用し、完全にデジタルで生成された音楽です。
  7. 静寂の重視:音と音の間に不規則な間隔があり、静寂も作品の一部となっています。
  8. 非西洋的な音階:通常の音階にとらわれず、自由な音程で音が生成されます。
  9. パフォーマンス性:視覚的要素(キャンバス上の線)と聴覚的要素が結びつき、マルチメディアパフォーマンスとなっています。
  10. 聴衆の参加:ユーザーがキャンバスをクリックすることで、直接音楽制作に参加できます。

このプログラムを実行すると、白いキャンバスと「開始」「停止」ボタンが表示されます。「開始」をクリックすると、ランダムな線が描かれ、それに合わせて音が鳴ります。また、ユーザーが直接キャンバスをクリックすることで、自分で音を生成することもできます。

この作品は、現代音楽の実験性と量子力学の不確定性を融合させ、聴衆を単なる観客から能動的な参加者へと変える試みです。ぜひ体験してみてください。

生成された作品では開始ボタンをタップすると白いキャンバスに黒い線分を描きながらシンプルな単音のメロディが奏でられる。キャンバスをタップしても音が奏でられる。縦方向が音量、横方向が音高で、Cのメジャー・スケールになっている。動作は独立したWEBページでも確認できる。

以上は、ただ一度のプロンプトで生成されている。今朝起き掛けに思いついて取り組んだ。プロンプトの作成に4分、テキストとコードの生成に1分、合計5分間で完了した。もっともその後の実行確認や本記事の作成に30分ほどかかっている。前作より短くて済んだ。

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