iOSデバイスとOSバージョン一覧表

問題:iPhone OS 3.0以降に対応するアプリの動作確認のために必要なiOSデバイスは何台?

先のオプティマイザ問題もあって、iOSデバイスとOSのバージョンを調べてみました。この表での最小OSは、そのデバイスが発売された時点のOSのバージョンで、最大OSはどのバージョンのOSまで対応しているかを示している。(5.0.1)は現在の最新バージョンで、今後も対応するバージョンが上がる可能性があります。

3.xアプリの欄にマル印が付いているのは、OSのバージョン3.xに対応するアプリが動作することを示しており、動作確認をする必要がある。例えば、iPhone 4はOS 4.0以降に対応するので、3.xアプリの欄にはマル印は付いていない。つまり、動作確認をする必要はない(そもそもできない)。そして、iPhone 4はOS 4.xとOS 5.xについてアプリの動作確認をすることになる。

一般にOSのバージョンを下げることはできないので、メジャー・バージョンごとに動作確認用のデバイスを用意する。つまり、iPhone 4ならOS 4.xとOS 5.xの2台が必要になるわけ。厳密にはマイナー・バージョンごとにも動作確認すべきかもしれないが、これは最大のマイナー・バージョンに限って良いはずね(たぶん)。

そこで、この表のマル印を数えれば、今回の問題に対する回答になる。

回答:23台

ただし、iPhone 4 (GSM)とiPhone 4 (CDMA)の違いは僅かで、個別に検証する必要はないかもしれない。この場合は必要台数は21台となる。逆にiPadもiPad 2も、Wi-FiモデルとWi-Fi+3Gモデルがある(iPad 2の3GはさらにGSMとCDMAに分かれる)ので、これらは区別して動作確認するべきかもしれない。このように考え方によっては23台以外の回答も有り得るよ。

ともあれ、動作確認のためには数多くのデバイスが必要だってことが分かるね。OS 4.x対応であれば17台、OS 5.x対応で8台が必要となる。個人や小規模なグループなら、これだけの台数を揃えるのは難しいかもしれない。初代iPhoneのように入手が難しい機種もある。しかし、万全を期するにはこれだけの台数が必要だし、何か問題が発生した場合には手の打ちようがないよね。

え?私?CDMA以外は必要台数全部揃っています(笑)。

【追記】iPhone OSにはバージョン2.xも存在するけど、現在のXcode 4.2では2.x用のアプリを開発するのは困難なので、ここでは省略しています。また、初代iPhoneが登場した時のOSはバージョン1.0で、これはApp Storeに対応していない。

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