Book」カテゴリーアーカイブ

簡単GameKit-P2P

昨日のモバイル・カフェでGameKit(の一部)を説明したので、その資料とサンプルコードを公開しておきますね。横着するためにErica Sadun女史の書籍「iPhone Developer’s Cookbook, 3.0 Edition」のサンプルコードからGameKitHelperを利用しています。

簡単GameKit-P2P (PDF)
サンプルコードSmash-X

このサンプルは「iPhone SDKの教科書」に掲載したSmashを拡張して、2台のiPhoneのスクリーンを横断するようにUFOが飛び回るというものです。オリジナル版と同じく、指でタップしてUFOを叩き潰すこと(Smash)もできます。通信以外のキモはboundsプロパティの使い方かな。

smash-x

Ustreamでは1時間13分あたりから。この時はBluetooth接続に手間取ったのですが、すぐに接続できる時もありますね。ちょっと不可解。ちなみに、この日は冒頭で室内をヘリコプターが飛んています。

セカイ頓智の旅、最終回

Mac Fanで連載させていただいていた「セカイ頓智の旅」も12月号掲載分で最終回となりました。全7回、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

sekai-tonchi-no-tabi-last

思い起こせばセカイカメラのワールド・プレビューであったroomsのイベントで、編集長と新しい連載のアイディアを練っていたのがコトの始まり。以後、世界各地を旅しながらセカイカメラを巡って井口さんや頓智・のメンバーとの対談を毎月行なってきました。当然のことながら当時は未リリースなので、読者の方はチンプンカンプンだったかも(スミマセン)。ただ、今やセカイカメラがありますから、バックナンバーを読み返していただければ、いろいろと楽しめるんじゃないかと思います。

Maxの教科書、到着!

一足早く、出版社から「Maxの教科書」の見本が届きました。一般には書店にトラックで運ばれている頃でしょうか? Amazonなどで予約された方には、仕分け作業中だったりして。

さて、実物は美しい乳白色の表紙に、半透明の淡いパステル・グリーンの帯がかかっています。ちょっと触るのに躊躇しちゃいそうな端麗さですけど、実用書なのでガシガシ使ってください。

中身はMax5のパステル路線にひきずられて、これ何の本でしょう?と思うくらいカラフルです。紙質もしっかりしているので、荒行にも耐えてくれそうです。ライト・ウェイト路線なんだけど、それなりに重量感があって、なんだか堂々としていますね(笑)。

max-textbook

Maxの教科書、サイト準備中

リリースまで2週間を切っちゃいましたが、「Maxの教科書」のWebサイトを準備しています。目次や内容見本は揃ったものの、掲載パッチの整理がまだなのです。と言うのも、当初作成したパッチの番号と書籍での図版番号が異なるために、ファイル名を付け直そうとしてるんですね。これが面倒なので、ちっともヤル気になれません(笑)。ま、刊行日までには何とかします〜ということで。

ところで、書籍の3DCGレンダリング画像も届いてますよ。ちょっと見た目には本物を写真で撮ったように見えますね(レイトレ?+ラジオシティ?)。今回の装丁も、なかなか美しく仕上がっているようで、書籍が届くのが楽しみ。特に、階段を上る人がいい味を出しています。これでTシャツ作りたい。

max-textbook-3d

それから、とある方から素敵なメッセージを頂いています。帯に記されているのが判読できるでしょうか? この画像ではギリギリ読めないですね。ま、実物を見てのお楽しみ〜ということで、7/10をお待ちください

速報!Maxの教科書、発刊

今月号のSound & Recording Magazineをパラパラとめくっていたら、こんな広告がでてました!

max-textbook-on-srm

当事者なので、近く公になるのは分かっていたんですが、先行広告が出るとは知らず、不意をつかれました(笑)。装丁も立体的に見たのは初めてなので、なんだか新鮮です。今回は白本と呼ばれたい。

と言う訳で、お馴染み佐近田さんとのノイマンピアノ名義による新しい書籍です。もちろん最新Max5をターゲットに、これまでの2061:Maxオデッセイ等とは趣向を変えて、初心者向きのライト・ウェイト感覚の内容になっています。なので、Maxに興味があるけど、まだ手を出していない人や、取り組んでみたけど、イマイチよくわからないって人にピッタリです。どうぞ、よろしくお願いします。

書籍「Maxの教科書」
著者:ノイマンピアノ(赤松正行+佐近田展康)
予価:5,040円(本体4,800円+税5%)
発行:リットーミュージック
B5変型版/440ページ(予定)
ISBN978-4-8456-1702-9
(7月発売予定)

【追記】Amazonで予約可能になっていました。発売日は7/10みたいですね。今度は入手困難にならないことを祈ります。

iPhone SDK 3.0の教科書

先日リリースされたiPhone SDK 3.0 GM (Golden Master)を使って、「iPhone SDKの教科書」に掲載したサンプル・コードをビルド&進行。その結果、すべてがそのままビルドでき、正しく動作しました。素晴らしい。

iphone-sdk-30

書籍のサンプル程度で修正が生じるようなら逆に困っちゃうわけですが、後方互換性もよろしいようです。ざっと見た感じでは、XcodeやInterface Build回りの操作系もほとんど一緒みたい。下手をして大量書き直しになるとヤだなと思っていただけに、ひと安心。

ちなみに、コード署名IDでAutomatic Profile Selectorsが指定できるようになったので、サンプル・コードを配布する場合には便利ですね。これを利用すると、適切なプロファイルが自動的に選ばれるので、プロファイルを指定する手間がなくなります。

バランスのシミュレータ動作

「iPhone SDKの教科書」のサンプル・コードの「バランス」は、iPhone実機で動作させる必要があります。iPhone Simulatorでは加速度センサーが動作しないので、ボールが中央に留まったまま動かないからです。そこで、iPhone Simulatorでも擬似的に一定の速度でボールが動くようにしてみました。加速度センサーのような面白みはありませんが、ボールが壁に衝突した時の動作を確認できます。

速度の初期値を設定する

速度の初期値を適当に設定します。加速度の初期値を設定しても構いません。

【P.258の012〜013行目】
speedX = 0.7;
speedY = 0.5;

タイマーでmoveメソッドを呼び出す

加速度センサーのデリゲートが呼び出されないので、タイマーでmoveメソッドを呼び出します。タイマーは「スマッシュ」で説明した通りですが、時間間隔を0.02にすることと、呼び出すメソッドがmoveであることが異なります。

【P.258の033行目あたりに挿入】
#if (TARGET_IPHONE_SIMULATOR)
[NSTimer scheduledTimerWithTimeInterval:0.02 target:self selector:@selector(move) userInfo:nil repeats:YES];
#endif

TARGET_IPHONE_SIMULATORはiPhone Simulatorでの実行を示すマクロですね。これがないと、実機動作させた場合に二重にmoveメソッドが呼び出されるのでタイヘンです。速度の初期値設定にもマクロ判断を入れるとモアベタ。

サンプル・アプリケーションがApp Storeに勢揃い

ようやく「iPhone SDKの教科書」で解説している6種類のサンプル・アプリケーションがApp Storeに並びました。それぞれの審査期間は1週間前後でしたが、フル・ラインナップまでには少々時間がかかりました。

読者にとっては、完成型のサンプル・アプリケーションを試せるのはグッドなんじゃないかな。今から作ろうとするものを明確に把握することは、とっても大事なことですから。それに、一般の人が開発に興味を持つきっかけになったりすると、素晴らし過ぎです。そのようなことはサンプル・コードの提供では不可能なので、App Storeの助けを借りる必要があったわけです。

ipst0-5-in-app-store

これで執筆責任(笑)は一応は果たせたかな。芸術のための芸術という言葉がありますが、サンプルのためのサンプルってのは、ことiPhoneに関してはふさわしくないですから。最小限の機能とは言え、App Storeに出せるレベルのサンプルでなくっちゃね。

その意味では、本当はApp Storeの審査が終わってから書籍を出版すべきだったかもですが、タイトなスケジュールの中ではちょいと無理でした。まぁ、アップロード不可とかリジェクト (その1その2)とかのAppleとの攻防戦も、iPhoneアプリケーション開発の醍醐味(苦しみ?)として、このサイトで報告できたことでお許しいただければと思います。

内蔵カメラ使用時の注意点

「iPhone SDKの教科書」の第3部第5章の「パイル」は、内蔵カメラまたは写真アルバムからの画像を合成します。そこで、iPod touch対応とするならばカメラの利用可否を確認しておく必要があります。その方法は書籍で説明した通りです。

ただ、カメラが利用できない場合は、それをユーザ・インターフェースとしても明確に示す必要があったようで、App Storeへの申請ではリジェクトを喰らっちゃいました。そこで、ビューを開いた時にカメラをチェックして、カメラが利用できない場合はカメラ・アイコンを使用不可に設定する(表示がグレイになる)ように変更しました。これで審査を通過。

具体的には、PileViewController.hに以下のアウトレットを追加し、Interface Builderでカメラのボタンに接続します。

IBOutlet UIBarButtonItem *cameraButton;

そして、PileViewController.mのviewDidLoadメソッドの最後に以下のコードを追加します。

cameraButton.enabled = [UIImagePickerController isSourceTypeAvailable:UIImagePickerControllerSourceTypeCamera];

この変更により、openCameraメソッドやopenPhotoLibraryメソッドでチェックしていたif文自体は省略することができます(あっても実害はないですけど)。

pile-on-ipod-touch

続々・iPhone SDKの教科書はどこにある?

3回目の「どこにある?」になっちゃいましたが、インターネット書店一括検索によると、増刷後2〜3週間程して、ようやく各オンライン書店に配本されたようです。時間かかり過ぎ!とは言え、取り敢えずは一安心ってことでご報告。もっとも、一般のオフライン書店ではどこにあるか検索できないのがツライところ。どこでも完備ってわけじゃないでしょうからね。

続・iPhone SDKの教科書はどこにある?
iPhone SDKの教科書はどこにある?

real-bookcover-2a

ところで、ジュンク堂池袋店は50冊在庫ありとなってます。50冊平積みならスゴイですね(笑)。紀伊國屋書店Amazonにもあるので、これで海外の人にも買っていただけます。日本で洋書を買うのは大変だけど、その逆も相当大変だそうですよ。