くるみ割り人形

昨日の幻燈ダンスholonによる「くるみ割り人形」はめでたく無事終了。2階席を舞台で占有したこともありますが、1階席はお客さんで一杯で、立ち見の方もいらっしゃったくらい盛況でした。

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(公演中の写真は後日…かな?)

OHP幻燈は相変わらずウットリする美しさで、禍々しいものから色彩豊かなものまで多様な小物の選択&使い方が素晴らしい。ダンサーは優美な仕草と気迫の踊りによって強い求心力を発揮。影が主体ながら、カブリものや衣装替えまでしての熱演を繰り広げていました。

新ユニットでの音楽は、冒頭と終焉で古ラジオを使用し、メランコリックなSCと狂騒的なMSPとを交互に立ち上げました。対比的で分かり易い進行だったと思いますし、メンバーそれぞれの持ち味がよく出てたんじゃないかな。個人的には、常に緊張を強いられがちなソロ演奏とは違って、一息ついて次の作戦を練る時間が有り難かったです。

印象的だったのは、古ラジオから聞こえる音楽や水面を漂うオブジェやインクのように、制御しきれないものの魅力と、それに立ち向かう(あるいは融和する)意思と振る舞いでした。すべてが制御できるデジタル処理だけでは達し得ない世界が、たおやかに広がっていたような気がします。

それから、OHP幻燈映像の客席から見える全体像だけでなく、至近距離で見える無限へ続く細部をじっくり楽しめたのも収穫。客席からは細部が見えにくいのが残念だけど、ホロンとはそーゆーことなんでしょうね。

ちなみに、演奏はLemur、aka.iphone(on iPod touchね、持っていないけど)、KaossPad KP3とタッチ三昧。Lemurは感度が良過ぎるのか、フラつきが多すぎるのか、例えばテルミンみたいなことをすると、指を静止しているつもりでも勝手にビブラートがかかっちゃいます。ある意味、楽器っぽいインターフェスで、気を入れて演奏する必要があります。それをソフトウェアで押さえ込むことは簡単だけど、むしろ積極的に活かすべきね。これもまた制御しきれない魅力ですね。

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