scope~の表示をフリーズする

新学期が始まり、学生クエスト・ネタが増えて嬉しいな〜と嘯く今日この頃。今回のクエストは、scope~の波形表示をフリーズさせたい(ある瞬間の波形を固定表示する)でございました。久々の王道記事です(苦笑)。

まず、mute~とかbegine~+gate~でオブジェクトのオーディオ処理を停めると、実際には0がシグナルとして流れちゃうのでダメでございます。表示するシグナル数分のオーディオをサンプリングしてループ再生(または減衰なしのフィードバック・ディレイ)すれば良さそうなんだけど、面倒なので取り敢えず却下。それから、jit.desktopで画面キャプチャーしてjit.pwindowで表示する、って方法も考えましたけど、scope~とjit.pwindowをスクリプトでhide/showしなければならないのが、これまた面倒っぽい。

サクっと簡単な方法が思いつかなかったので、リファレンス・マニュアルを調べると、scope~をマウスでクリックしている間は表示がフリーズされる、と書かれていて、バッチリその通りになります。これで、一応は目的達成なんですけど、マウス・ボタンを抑え続けなければならないのがイマイチっぽいですね。

他に良い方法はないものかと調べていたところ、enable 0で表示フリーズ、enable 1でフリーズ解除となることが判明。これで完全解決ですね。めでたしめでたし。spectroscope~でも同じようにenableメッセージが使えます。

scope-enable.gif

ちなみに、enableメッセージはヘルプ・パッチにもリファレンスにも載っていなくて、クイック・メッセージ・リファレンス・メニュー(2061:Maxオデッセイ、P.194参照)で見つけました。ヘルプは主要な事柄しか載っていないし、リファレンス・マニュアルも不完全だったりするので、奥の手としてクイック・メッセージ・リファレンス・メニューが役立つ時が結構ありますよ。

scope-q-m-r-menu.gif

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