これが本当のマルチボール

年内の大仕事は一段落して、ちょっと時間の余裕ができた今日この頃。そうなると、しなくてもいい馬鹿なことをしたくなります。と言う訳でやりました、Lemurで一番やりたかったこと、本物のマルチボールです! JazzMutantさん、ごめんなさい!良い子の皆さんは真似をしないでください(笑)。

lemur-multiball.jpg

Lemurは感圧式のタッチ・パネルなので、指でなくてもスタイラスだろうがマジック・ハンドだろうが、圧力さえかければ反応します。ある程度の重みがあれば、コップとか腕時計とかでも自重で位置検出ができるわけです。そこで一番良いだろうと思ったのが球体です。コロコロ転がるから、Lemurを傾けたり、指で弾いたりできますし、接触面は点ですからね。お誂え向きに、LemurにはMultiballというGUIがスタンバイしています。

実際には、必要十分な重みを持った球体を探すのが大変でした。意外と真球である製品はないんですよね。普通のビー玉やスーパーボールでは重みが足りません。ピンポン・ボールも軽過ぎるし、テニス・ボールなら反応するけど大き過ぎ。パチンコはしないしな〜とホームセンターやオモチャ屋で悩んでいました。

そんなこんなで今のところOKが出ているのは、東急ハンズで買った鉄球(直径2cm)、鈴が入った中空の金属球(健身球と言うらしい)、大きめのビー玉といった布陣。大きな(重い)ベアリング・ボールが入手できれば、精度が高いのでモアベターだと思うんだけどね。

それから、まだ適切な駒が見つかっていないけど、Lemurでチェスをしたいな。ジョン・ケージとマルセル・デュシャンのReunionね(笑)。もっとも、Lemurは位置判定はできるけど、物体の区別はできない。でも、初期状態が分かっていて、同時には1個しか動かさない条件にすれば処理できるよね。どなたか金属製など十分な重みのある駒をお持ちでしたら、貸してやってください。パネル・サイズから考えると駒の大きさは2.3cm以内で、圧力なので底面積が小さい程有利なハズです。

これが本当のマルチボール」への2件のフィードバック

  1. sakamoto

    荒技の登場ですね!
    何気ない写真ですが、ボールが寄らないように水平を保つのに苦労されたのではとお見受けします(笑)。

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  2. 赤松 正行

    >水平を保つのに苦労されたのでは

    はい、結構コロコロ転がるので苦労しました。そこで、JazzEditorでのFriction値を反映するために、透明な粘着液を混ぜた水溶液をパネル表面に散布しております。混合率によって摩擦係数(Friction)を変化させることができます。ってな訳はありません(笑)。

    返信

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