Thoughts on Musicをハッタリと考えていた人もいたようですけど、それは現実になって、EMIがiTunes StoreでDRMフリー(しかも倍ビットレート)の楽曲をダウンロード販売するそうです。EMIのプレスリリースとAppleのプレスリリースが公開されています。(が、相変わらず、日本のアップルと東芝EMIは翻訳・速報すら出していないみたい。)
さらに、EMIが保有する全ての楽曲と音楽ビデオがDRMフリーになり、複数のファイル・フォーマットとビットレートで提供され、以前に購入した楽曲は僅かな金額でアップグレード可能であり、iTunes Storeに限定されない(他のオンラインショップからも発売予定)など、現時点ではダントツのラディカルさです。

意味ありげなEMIの写真ですね(笑)。ジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)に馬鹿にされていた頃とは、随分と違う会社になったようです。でも、EMIって何かと遅れ気味だから、ここで一発逆転と捨て身の戦法に出たんだったらマズイかも。他も続くように、ちゃんと計算&配慮しているのかな?
2月に声明を出してから交渉を始めたわけじゃないだろうから(2ヵ月でまとまるような話じゃないよね)、Thoughts on Musicはレコード会社(レコードって何?って感じですが)の喉元に突きつけたナイフだったんじゃないかな。それで、一番ビビってた(いや、一番偉い!)EMIが最初に名乗りを上げた、ってことかもね。
前回と同様に単なる憶測モードながら、Appleにとっては、iTunes Storeに参加していないレコード会社の楽曲もiPodで聴けるようになれば万々歳なハズ。DRMシバリがなくなれば、後はハードウェアとソフトウェアの魅力で勝負できる訳ですからね。
あと、Engadget Japaneseが詳しい記事を出していて、Q&AでSteve Jobsが、音楽と同じようにビデオを(DRMフリーであるべきと)考えていない、と語ったと伝えています。ダブル・スタンダードじゃん、って気もするし、業界ごとに冷徹に判断しているとも考えられますね。まず音楽、次いで映像、ってのは世の常ですから。