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2月12日より京都で展示

京都市立芸術大学作品展でARARTの新作が展示されます。毎年、同大学で特別講義を行っていて、昨年末にARARTを紹介したところ、興味を持った学生さん達が素敵な作品を作ってくれました。精緻な刺繍が施された染織絵巻物にiPhoneをかざすと、宝島を探し求める冒険が変容現実として繰り広げるという趣向。お近くの方は是非いらしてください。(以下の写真は巻物の一部)

TreasureIsland

京都市立芸術大学作品展
ARART「宝島」
会期:2014年2月12日〜2月16日 9:00〜17:00
会場:京都市美術館
作家:金基煥(染織)
   楊丹妮(アニメーション)
   郭苑妮(アニメーション)
   赤松正行(プログラミング、制作協力)

12月20日より東京で展示

2013年は国内外で十数回もの展覧会を行ってきたARARTプロジェクトが、その最後を飾って東京都現代美術館レストラン・コントンで展示を行います。今回は30種類もの花の蕾が微速度撮影によって官能的に開花する「モーメンツ・オブ・ブルーム」と、8枚の連作絵画として古代から未来へと続く事象を描く「ウロボロスのトーチ」の2作品から構成されます。いずれもモバイル・デバイスをかざして見れば、静止画であるはずの絵画が変化し動き出して見えるARARTシステムによる作品。AR(拡張現実)をさらに拡張したAR(変容現実)をご高覧いただければ幸いです。

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展覧会「BLOOM – ARART EXHIBITION」
Yutaka Kitamura / Masayuki Akamatsu
会期:2013年12月20日(金)〜1月19日(日)
会場:東京都現代美術館 B1F content restaurant
入場料:無料

オープニング・イベント
日時:2013年12月21日(土)18:00〜
ライブ : Mr.Imagination & Mr.Communication(白鳥啓 / 岩村学)
DJ : DJ MAM , Saki Tanaka

ライブ・イベント
日時:2014年1月11日(土)18:00〜
ライブ:Aurora Acostic (井上薫 / 小島大介)and more

会場:content restaurant
営業時間:11:00 〜 18:00 (ラストオーダー 17:30)
*18:00以降は予約制ディナーコース営業となります。
*営業時間が変更になる可能性があります。ご利用の際はあらかじめレストランへお電話にてお問い合わせください。

11月29日は東京で展示

招待者のみのイベントでしたので事前告知はしませんでしたが、去る11月29日はフランス大使公邸でARART作品を展示しました。今回のイベント向けの新作とともにモナ・リザなどの名画を並べて、あわよくばルーブルでAR美術館を開いていただこうという魂胆。大使からは褒め言葉をいただき(社交辞令?)、他の参加者からも人が人を呼んで大好評でした。美術に詳しい人が多く、名画の背景にあるストーリーを読み取る方もいて、オリジナルと変容現実(拡張現実)を結ぶフレンチ・コネクションができたかもしれませんね。

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展覧会「French ARART」
会期:2013年11月29日(金)
会場:在日フランス大使館・フランス大使公邸

11月1日より大垣で展示

11月1日よりARARTプロジェクトの展覧会「ぎふAR美術館」が開催されています。新しい考え方のAR(変容現実)による5作品、是非お越しくださいませ。

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展覧会「ぎふAR美術館」
会期:2013年11月1日〜11月15日 10:00〜19:00
会場:ソフトピア・ジャパン センタービル3F ギャラリー1

出展作品:
・ウロボロスのトーチ(赤松正行、2012年)
・まやかしの立方体(赤松正行、2013年)
・モーメンツ・オブ・ブルーム(北村穣、2013年)
・スマイル・ワールド(大石暁規、2013年)
・ARの国のアリス(白鳥啓、バク・ヨンヒョ、向井丈視、2013年)

10月13日より甲府で展示

甲府市で開催されるメディア芸術祭、富士の国やまなし展で「ウロボロスのトーチ」を展示します。ARART作品としては今回は久々のソロ展示となりますので、じっくりとお楽しみいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

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文化庁メディア芸術祭 富士の国やまなし展
メディア・インスタレーション「ウロボロスのトーチ」

会期:2013年10月13日(日)~10月20日(日) 10:00〜19:30
会場:山梨県防災新館「やまなしプラザ」
入場:無料

10月5日より逗子で展示

国内では東京でのAR美術館に続き、逗子メディア・アート・フェスティバルで「モーメンツ・オブ・ブルーム」と「ウロボロスのトーチ」の展示を行います。いくつもの作品があるARARTプロジェクトのなかでも同時期に制作されたこともあって、この組み合わせはひとつの作品と言っても良いくらいベスト・マッチかと思います。是非ご高覧ください。


逗子メディア・アート・フェスティバル2013
展覧会「モーメンツ・オブ・ブルーム&ウロボロスのトーチ」

会期:2013年10月5日〜10月6日 12:00〜18:00
会場:逗子市民交流センター

7月23日よりサンパウロで展示

Exhibition “ARART Masterpieces” at FILE SP 2013
Period: July 23 – September 1, 2013
Place: SP Digital Art Gallery

新しいAR表現を探るARARTプロジェクトから名画シリーズが、ブラジルのサンパウロで開催される南米最大のメディア・フェスティバルFILE (Electronic Language International Festival )に招聘され、7/23より9/1まで展示が行われます。今回はIAMAS卒業生の向井武丈視さんが単身現地に赴き、設営の苦労はあったものの素晴らしい仕上がりになり、開幕とともに高い評価を得ているそうです。地球のほぼ裏側なので、簡単に遊びに行けませんが、機会がありましたらご覧いただけると幸いです。

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展覧会「ARART Masterpieces」at FILE SP 2013フェスティバル
期間:2013年07月23日〜09月01日
会場:SP Digital Art Gallery

ARARTがAppArtAwardを受賞

一連のAR作品の基盤技術であるARARTが、ドイツのメディア・センターZKMが主催するAppArtAwardでAugmented Reality Art部門のグランプリを獲得しました。AppArtAwardは、いわゆるモバイル・デバイスでのアート表現のコンテストで、他にもCrowd ArtやArtistic Inovationの部門があります。

ドイツのカールスルーエで7月12日に開催された授賞式には、ARARTプロジェクトから白鳥啓さんとYounghyo Bakさんが出席し、盛大な歓待を受けたようです。受賞賞金は10,000ユーロ(約130万円)で、金額もさることながら、大変名誉で有り難いことです。ARARTテクノロジーを開発し、さまざまな応用表現の作品を制作してきた全メンバーとともに喜びを分かち合いたいと思います。

AppArtAward

ちなみに、メディア・アート系のコンテストと言えば、オーストリアのリンツで開催されるArs Electronicaが有名ですが、賞金が同額ということもあって、AppArtAwardの対抗意識を感じないでもありません。Ars Electronicaが長い歴史を持ちながら広範囲に対象を広げているのに対して、AppArtAwardは今年で3年目というフレッシュさとモバイル・アプリに限定した未来志向があるからです。

当然のことながら、モバイル・アプリに限定する是非は議論されるべきでしょうね。一昔前のCD-ROMグランプリやインターネット・コンテストと同じような危険性をはらんでいるからです。現時点では新しいメディアそのものに対する興味と可能性が光り輝いていますが、近い将来にモバイルが大衆レベルで一般化した時に、その真価が問われることになります。間もなく訪れるその日に向けてモバイル・アートを研究・制作することが、ARARTプロジェクトに限らず私たちの使命なのではないかと思います。

7月30日より東京で展示

Exhibition “ICC Kids Program 2013, AR Museum – Seeing Objects Moving”
Period: July 30 – September 1, 2013
Place: NTT InterCommunication Center [ICC]

Workshop “ICC Kids Program 2013, ARART Workshop – Make Your Own AR Mascot!”
Date&Time: August 3, 2013 13:30 –
Place: NTT InterCommunication Center [ICC]

Artists’ Talk “ICC Kid Program 2013, Artists’ Talk – A Million Quests in Reality”
Guest: Naotaka Fujii, M.D., Ph.D.
Date&Time: August 3, 2013 18:30 –
Place: NTT InterCommunication Center [ICC]

昨年から1年以上に渡って新しいAR(拡張現実・変容現実)の可能性を探ってきたARARTプロジェクトが、これまでで最大の規模となる展覧会を東京・初台のICCで行います。お馴染み(?)の2作品の最新改訂版に3つの新作が加わり、子供から大人まで楽しめる愉快で心打つ展覧会になるよう準備を進めています。会期中いつでも作品をご覧いただけますが、作家全員が集まるアーティスト・トークや小学生対象のワークショップにもお運びいただけると幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。

ARMuseum-Flyer

ARMuseum-FlyerBack

展覧会「ICC キッズ・プログラム 2013《もの みる うごく AR美術館》」
会期:2013年7月30日〜9月1日 11:00〜18:00 月曜日休館
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 4階特設会場
展示作品:赤松正行 《ウロボロスのトーチ》2012年
     大石暁規 《スマイル・ワールド》2013年
     北村穣 《モーメンツ・オブ・ブルーム》2013年
     白鳥啓、バク・ヨンヒョ、向井丈視 《ARの国のアリス》2013年
     赤松正行 《まやかしの立方体》2013年
制作協力:和田純平,佐藤薫(EP-4),明石瀬里奈,神谷典孝,堂園翔矢,中上淳二,二宮諒,宮城良,鍋谷美華、宮坂浩太郎、赤松武子、墨康成(株式会社まんだら舎)、IAMAS(情報科学芸術大学院大学),株式会社アマナイメージズ,株式会社間チルダ

ARART ワークショップ「じぶんのキャラをARにしよう!」
日時:2013年8月3日 13:30〜
会場:ICC ギャラリーA
対象:小学生
定員:15名(事前申込制)
参加無料

アーティスト・トーク「リアリティをめぐる100万回の冒険」
日時:2013年8月3日 18:30〜
出演:赤松正行+ARARTプロジェクト(北村穣,白鳥啓,大石暁規,向井丈視,バク・ヨンヒョ)
ゲスト:藤井直敬(脳科学者,SRシステム開発者)
会場:ICC ギャラリーA
対象:高校生以上
定員:150名(当日先着順)
入場無料

* 近日リリース予定のiOSアプリ「ARART」バージョン1.1では、本展覧会のチラシにかざすことでAR体験をお楽しみいただけます。

7月23日よりソウルで展示

“ARART Flowers” by Yutaka Kitamura and Masayuki Akamatsu at the exhibition “SWIM(Rest)”
Period: July 23 – September 23, 2013
Place: The National Folk Museum of Korea

韓国での「ARART Double Sense」展は今しばらく続きますが、同じくソウルの韓国国立民族博物館での新しいARA展示「ARART Flowers」が始ります。今回は北村穣さんが中心となって制作した「Moments of Bloom」から選りすぐりの花々が登場します。この展覧会は自然をテーマとして様々なマルチメディア/インタラクティブ展示を行うそうで、19世紀の古い写真や立体視装置とともにモバイルARでの最新表現を見せたいとのことでした。どのような展示になるか楽しみです。近くにお住まいの方、旅行の機会がある方は、是非お立ち寄りください。

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* 画像は韓国国立民族博物館の常設展示風景

展覧会「SWIM(Rest)」、「ARART Flowers」by 北村穣・赤松正行
期間:2013年7月23日〜9月23日
会場:韓国国立民族博物館