冬の金沢Max紀行

金沢美術工芸大学での公開講座は沢山の人に参加していただき無事終了。遠路遥々お越しいただいた方も何人かいらっしゃって、なかなかの熱気でした。

初日は、いくつかの自作品を紹介しながら、アート表現におけるダイナミック(動的)な特性についての講演。実はこれ、何度か海外で講演してきたものがベースになっていて、英語では(英語力がないから)三段論法的に理路整然と押し切っていました。ところが、日本語になると(詳しく説明できるから)論考しきれていない部分に気付いたりして、話しながら悩んでいました(笑)。表現者であって研究者じゃないし、持論にブレがあるわけじゃないんだけど、まだまだ修行が必要ですね。

2日目は、コンピュータ教室でのワークショップ。対象者が必ずしもプログラミング達人じゃないということだったので、シンプルかつ実用的なパッチを楽しんでもらった上で、その処理内容を解析するスタイルにしました。題材はネットワーク・コラボレーションによるOpenGL描画で、早い話が集団お絵描きとか人力Mixed Realityみたいなもの。Wikipediaのような集合知に対して、ダイナミックな集合美への初歩的なトライアルです。

kanazawa-ws.jpg

ちなみに、講座自体も楽しかったのですが、同じくらいオフ・タイムも充実していました(いずれもスーパー・ナイスなコーディネイトをしていただいた伊藤さんに感謝!)。ワークショップの題材も、海の幸山盛り状態の食事会での与太話から思いついて、ホテルの温泉につかりながら脳内コーディングしていたくらい。もちろん、事前に用意していた題材はあったんだけど、状況に応じてササっと変えるのがダイナミックでしょ?(笑)

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