Repeat After Meでスピーチ調教

Mac OS Xに付属するDeveloper Toolsに素敵なアプリケーションがあって、Repeat After Meという名前で/Developer/Applications/Utilities/Speech/下に鎮座しています。これは本来、スピーチ・シンセサイザーの調教用だと思うんだけど、摩訶不思議な発声を作り出したり、有り得ない新造語を喋らせたりして遊べます。

具体的には、まず、テキストをフォネーム(Phonemes、音素記号)に変換した上で、フォネームをピッチと時間によるグラフとして表示したり、TUNEと呼ばれる詳細なテキスト記述に変換できます。このグラフやTUNEを編集すれば、その状態に基づいて喋らせたり、フォネームに戻すことができる訳です。極めつけは、マイクで録音した人の喋り声を分析し、得られたピッチや時間をグラフに当てはめることですね。私は勝手にシンボリック・ヴォコーダと呼ばせていただいています(笑)。これでアレコレ妄想が沸き起こらなきゃ人生終わりですね。

repeat-after-me.png

何故こんなことをしているかと言うと、実は、お正月モードで百人一首の詠み上げをスピーチ・シンセサイズしようと思ってたんです。どのみち日本語はちゃんと読んでくれないから(「ひろし」と「まさこ」はどこへ行った?)、Repeat After Meできちんと補正するか、ハイパー素っ頓狂にしちゃうつもりでした。でも、結構面倒なので、さっさと止めたんですけどね〜(笑)。

【追記】フォネームの詳しい情報はココが参考になります。

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