SuperColliderワークショップ

基本的に学内向けなので外部告知をしませんでしたが、昨日のIAMASではSuperColliderワークショップがありました。十数名の参加者で、こじんまりとした雰囲気ながら、熱気に溢れた土曜日の午後。私は普段は余りない「講義を受ける」立場だったので、学生って大変だよな〜と再認識しました(笑)。

3人のゲストによるショート・プレゼンテーションは、次々と作品の概要を見せたり、実演したりするスタイルだったので、そのスピーディさが良かったですね。個人的には、フル・シンセシス(サンプリングは使わない)で作られたディストーション・ギターのリズミカルなフレーズ・ジェネレータがお気に入り。年齢的にまだIAMASに入ることができないそうですけど、若輩才人くん、なかなかヤル〜って感じ。

そして、この日のメインはベルリンから来たスウェーデン人アーティスト、Fredrik Olofsson氏によるjitlibを用いたライブ・コーディング指南。以下のような記述から始まって、次第に高度なテクニックに進んで行きます。実際には、一行ずつ書いては実行し、次々と音を変化させていくのがミソね。

p=ProxySpace.push(s.boot)
~out.play
~out={SinOsc.ar([700,704], 0, 0.1)}
~out={Saw.ar([400, 404], 0.1)}
~out.fadeTime=4
~out={SinOsc.ar([400, 404],0, ~amp.kr)}
~amp={SinOsc.kr(1.0)}
~amp={Saw.ar(4)}
~amp.fadeTime=4
~amp={Pulse.kr(10)}
~amp={LFPulse.kr(4)}
~amp={LFNoise0.kr(4)}
~out={BPF.ar(Saw.ar([200,204],~amp))}
~out.release

Fredrikは今年のAIR(アーティスト・イン・レジデンス)なので、年内はずっとIAMASにいます。ってこともあって、来週から週1回のペースでSCミーティングを続けて行くそうです。なかなか楽しみですね。

でも、学生にとっては、授業でProcessingやMaxなどがあり、iPhoneスタディ・グループ(これも授業の一環)でObjective-Cに取り組んでいるから、それらに加えてSuperColliderとなれば、百花繚乱状態でウレシイ悲鳴なんじゃないかな(笑)。

SuperColliderワークショップ」への2件のフィードバック

  1. tn8

    レポートありがとうございます。近々、supercollider.jpのwikiに勉強会のページを作って、外部のみなさんとも情報を共有したいと思っています。

    返信
  2. ピンバック: 6月のimoutoidくん追想 « akalogue

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