RocketFMで疑似マルチ・オーディオ

今回の知人クエストは22チャンネル・オーディオ出力の安価な実現方法でした。でも、真の意味でのマルチ・チャンネルではなくって、条件は以下の通りです。

・小ギャラリーで屋内展示する。
・22ヵ所から個別に音を出す。
・同時には1ヵ所から音が出れば良い。
・標準的な音質で小音量の音で良い。
・事前に録音した音を時系列に沿って再生する。
・経費はできるだけ安くしたい。

ちなみに、音の空間的な定位が重要だそうで、鑑賞者の位置は特定できないので、数個のスピーカーによるサラウンドはバツです。また、インタラクティブ処理ではないので、コンピュータは使っても使わなくても良く、必要であればコンピュータやソフトウェアは用意できるそうです。

さてさて、これをフツーに考えると、22チャンネルのアナログ出力を持つオーディオ機器(オーディオ・インターフェース、マルチトラック・プレーヤ、オーディオ・スイチャなど)を使うことになるかと思います。でも、これだけのチャンネル数になると業務用のゴツイものばかりで、なかなか安価な機材はありません。

この路線で、一番安いと思われる機材構成は、4系統のadat出力を持つM-AudioのProFire Lightbridgeを1台と、adat入力を8チャンネルのアナログ・オーディオ出力に変換するALESISのAI-3を3台との組み合わせでした。国内の実勢価格で合計18万円くらいです。安物のアンプ内蔵スピーカーを1台1,000円とすれば、総合計20万円ほどになります。もっと安い機材や、異なる仕組みでも安価な手法があれば、ぜひ教えてください。

で、ここからが本題なのです。「同時には1ヵ所から音が出れば良い」んだから、発想を変えて、周波数コントロールができるラジオ送信機が1台とラジオ受信機が22台あれば、一挙解決じゃん、と思ったわけです。すでに同様の実践例がありそうだけど、なかなかコロンブス卵的でしょ? ケーブル配線も不要になるしね。

実際の製品を調べてみると、Griffin TechnologyのRocketFMというUSB接続のFMトランスミッターがピッタリ。国内でも5,000円以下で購入できるようです。スピーカー付きFMラジオも安物なら1,000円前後でしょうから、全部で3万円以内に収まりそうです。正統派マルチ・オーディオ路線に比べると、かなり安くなりました(拍手!)。

rocketfm.jpg

問題になりそうなのは、RocketFMの送信周波数をどのようにコントロールするか?ですね。メーカーのWebサイトでは、AppleScript対応とかSDK提供といった記述はなかったので、明確には判断できないでいます(問い合わせ中)。

でも、周波数の設定はシステム環境設定で行なうとなっているので、きっとなんとかなります。Maxでもaka.mouseaka.keyboardを使えば、できそうでしょ? 理屈と実際が異なるのは、この世の常ですが(笑)。

【追記】初出時に「PocketFM」と表記していました。単なる勘違いでしたが、正しくは「RocketFM」です。ポケットに入るような小さなFMトランスミッターで、ロケットのような形をしていて、シャレてますね〜と思ってたんですよ(苦笑)。

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