ようやく「iPhone SDKの教科書」で解説している6種類のサンプル・アプリケーションがApp Storeに並びました。それぞれの審査期間は1週間前後でしたが、フル・ラインナップまでには少々時間がかかりました。
読者にとっては、完成型のサンプル・アプリケーションを試せるのはグッドなんじゃないかな。今から作ろうとするものを明確に把握することは、とっても大事なことですから。それに、一般の人が開発に興味を持つきっかけになったりすると、素晴らし過ぎです。そのようなことはサンプル・コードの提供では不可能なので、App Storeの助けを借りる必要があったわけです。
これで執筆責任(笑)は一応は果たせたかな。芸術のための芸術という言葉がありますが、サンプルのためのサンプルってのは、ことiPhoneに関してはふさわしくないですから。最小限の機能とは言え、App Storeに出せるレベルのサンプルでなくっちゃね。
その意味では、本当はApp Storeの審査が終わってから書籍を出版すべきだったかもですが、タイトなスケジュールの中ではちょいと無理でした。まぁ、アップロード不可とかリジェクト (その1、その2)とかのAppleとの攻防戦も、iPhoneアプリケーション開発の醍醐味(苦しみ?)として、このサイトで報告できたことでお許しいただければと思います。