iPhoneのファクトリー・イメージ 4.x

久々のファクトリー探訪、今回はiOS 4.1のファクトリー・イメージ。手順はこんな感じ。

  • ipswファイルを複製する。ipswファイルは~/Library/iTunes/iPhone Software Updatesにある(~はユーザ・フォルダのこと)。ipswファイルの名前はココを参照。例えば、iPhone 4のiOS 4.1用のipswファイルは「iPhone3,1_4.1_8B117_Restore.ipsw」
  • 複製したipswファイルの拡張子.ipswを.zipに変える。
  • zipファイルをダブル・クリックして解凍する。
  • 解凍したフォルダには複数のdmgファイルがあるが、ファイル・サイズが最も大きなものが目的とするルート・ファイルシステムのdmgファイル。iPhone 4用のiOS 4.1であれば「018-7063-114.dmg」。
  • DMG Decrypterを起動する。
  • ルート・ファイルシステムのdmgファイルをドラッグし、DMG Decryperの「Drag .Dmg Into Here」にドロップ。
  • DMG Decryperの「Input Firmware Key Here」にキーを入力する。キーはデバイスの画像をクリックすれば表示されるので、それを選択してドラッグ&ドロップする。あるいはココからも調べることができる。例えば、iPhone 4のiOS 4.1用のキーは「2ab6aea67470994ec3453791ac75f6497c081edd1991e560a61dd666ac4b73f43c781739」。
  • 「Click To Decryot」ボタンをクリックする。暗号解除されたdmgファイルが作成される。

dmg_decrypter

  • 暗号解除されたdmgファイルをダブル・クリックする。例えば、iPhone 4のiOS 4.1用のdmgファイルであれば「Baker8B117.N90OS」という仮想ディスクがマウントされる。
  • 仮想ディスクの中から拡張子がpngであるファイルを検索する。iPhone 4のiOS 4.1の場合、パッケージ内も検索すると5,120個見つかる。パッケージ内を検索しない場合は2,048個。検索にはEasyFindPathFinderといったユーティリティが便利。
  • 検索されたpngファイルを別のフォルダにコピーする。
  • コピーしたpngファイルをiPhonePNGiPhonePNGAppなどでデコードする。

結果的には4,979個のpngファイルが得られました。一部の@2xのpngファイルはエンコード方式が変わったのか、デコードに失敗しているみたいです(新しいデコーダってある?)。ともあれ、思いがけない画像があったりして、楽しいですよ。iOSや標準アプリケーションのGUIパーツは研究価値大だし、絵文字なども楽しいですね。

factory-images-4_s

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