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ワンボタンじゃないエレベータ

無事にUSから帰国しました。いろいろと楽しかったのですが、UI絡みでひとつだけネタ話を。それは、AppleStore Fifth Avenueのエレベータがワンボタンじゃなかったこと。期待していたのにガッカリ(笑)。基本的に地上階(入り口)と地下階(メインフロア)だけなので、ワンボタンが適しているハズなのにね。条例か何かの制約なんでしょうかね? もしかして、閉じ込め事件以降に変更されたのかもしれません。

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地下階から見た円筒型エレベータ&螺旋階段

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件のボタンは7つもある!

同店は地上部分が透明な建築物として有名で、ウットリするくらい美しい。このエレベータと階段部分だけでも相当なものでしょう。でも、ガラスをキレイに保つのは大変らしく、この日もせっせとクリーニングしている人がいらっしゃいました。ちなみに、iPhoneの実物展示はありませんでした(哀)。

EMIがiTunes StoreでDRMフリー

Thoughts on Musicをハッタリと考えていた人もいたようですけど、それは現実になって、EMIがiTunes StoreでDRMフリー(しかも倍ビットレート)の楽曲をダウンロード販売するそうです。EMIのプレスリリースAppleのプレスリリースが公開されています。(が、相変わらず、日本のアップルと東芝EMIは翻訳・速報すら出していないみたい。)

さらに、EMIが保有する全ての楽曲と音楽ビデオがDRMフリーになり、複数のファイル・フォーマットとビットレートで提供され、以前に購入した楽曲は僅かな金額でアップグレード可能であり、iTunes Storeに限定されない(他のオンラインショップからも発売予定)など、現時点ではダントツのラディカルさです。

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意味ありげなEMIの写真ですね(笑)。ジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)に馬鹿にされていた頃とは、随分と違う会社になったようです。でも、EMIって何かと遅れ気味だから、ここで一発逆転と捨て身の戦法に出たんだったらマズイかも。他も続くように、ちゃんと計算&配慮しているのかな?

2月に声明を出してから交渉を始めたわけじゃないだろうから(2ヵ月でまとまるような話じゃないよね)、Thoughts on Musicはレコード会社(レコードって何?って感じですが)の喉元に突きつけたナイフだったんじゃないかな。それで、一番ビビってた(いや、一番偉い!)EMIが最初に名乗りを上げた、ってことかもね。

前回と同様に単なる憶測モードながら、Appleにとっては、iTunes Storeに参加していないレコード会社の楽曲もiPodで聴けるようになれば万々歳なハズ。DRMシバリがなくなれば、後はハードウェアとソフトウェアの魅力で勝負できる訳ですからね。

あと、Engadget Japaneseが詳しい記事を出していて、Q&AでSteve Jobsが、音楽と同じようにビデオを(DRMフリーであるべきと)考えていない、と語ったと伝えています。ダブル・スタンダードじゃん、って気もするし、業界ごとに冷徹に判断しているとも考えられますね。まず音楽、次いで映像、ってのは世の常ですから。

Maxバージョン5の概要

先の声明にびっくりして問い合わせたら、意外にあっさりと新しいMaxの概要を教えてくれました。かなり長いリストになっているので、主要部分だけ取り急ぎお伝えします。ただし、現時点での計画であるので、リリースまでに変更も有り得るとのことです。

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Cocoaベースへの移行

誕生以来の伝統であったCarbon系を離れ、Cocoaとしてコア・アプリケーションおよびオブジェクトが書き直された。フル・スクラッチであり、実行速度は従来の1.5倍以上。

Carbon-Cocoa Bridgeの装備

Carbonを使用する従来のオブジェクトのために、トランスペアレントに動作するAPIブリッジを備える。つまり、従来のオブジェクトもそのまま動く(が、Cocoa化を推奨)。

バイト・コード化とVMの装備

パッチはJITコンパイラにより逐次バイト・コードに変換され、VM(バーチャル・マシン)により実行される。オブジェクト自体はバイナリー・コードとして実行される。

実行環境の拡張

QuickTimeのプラグインとしてもVMが利用できる。つまり、WEBブラウザでもワープロでも、QTムービーが再生できるなら、Maxパッチを実行できる。

全オブジェクトのアトリビュート対応

従来はJitterだけであったアトリビュートを、MaxやMSPの全オブジェクトが備える。また、アトリビュートの取得・設定方法も標準化される。

インスペクターの拡張

新しいインスペクターによって、すべてのアトリビュートの表示と設定が可能になる。インスペクターを使えば、メッセージを送らずにオブジェクトの操作ができる。

アトリビュートのパブリッシュ

特定のアトリビュートを外部から操作できるように、専用のインレットを追加したり、オブジェクト自体にGUIを追加したりできるようになる。

UnicodeとXMLに対応

メッセージやパッチの内部構造がUnicode/XMLによって表現される。従って、日本語など2バイト文字も問題なく処理できる。

いや〜、もうこれだけでもお腹一杯って感じですね。余りにも沢山あるので、残りは後日にしますが、新しいオブジェクトも満載だし、基本性能の向上(クラスタ処理、マルチGPU対応など)も図られています。プログラミング支援機能(グリッド、マルチレイヤーなど)やデバッグ機能(プロファイラ、ウォッチなど)も改善・強化されるようです。しかも(!)Aquaベースの美しくてシンプルなGUIデザインになるとか。楽しみですね〜。

気になるリリース時期については、夏頃からパブリック・ベータを公開、年内に正式リリースの見込みだそうです(きっと遅れるでしょう〜笑)。ともあれ、新しいMaxの登場は間もなくなので、その雄姿を心待ちにしていましょう。

★以上は、エプリル・フールでございますよ〜。

DVD焼き作業メモ

いよいよW Hotelで上映する映像作品のDVD化作業をしたので、自分の備忘録として作業手順を書いておきます。iDVD一発でも良かったんですが、微調整が必要だったので、Final Cut Studioで作業しました。作業時間はMacBook Pro(2.33GHz/Core 2 Duo)での数値です。

Step 1: 素材ムービーの生成

画像サイズを720*480ピクセルとして、OpenGLで非正方形ピクセル描画して、OpenGLレコーディング自力パッチでムービー・ファイルを生成する。コーデックはjpeg normalを指定。

素材は最終的に8分間のものを8個採用。数秒間ずつのタイトルとクレジットも入れて全体で64分少々。ひとつの素材(8分間)のレンダリングに3〜4時間かかる(泣)。

Step 2: Final Cut Proでトラック作成

素材ムービーをFinal Cur Proのシーケンス上に並べ、素材ごとにチャプタ・マーカーを付け、画像調整(派手目になるよう彩度を少し上げる)をする。

Step 3: CompressorでMPEG-2圧縮

品質として、モード=2パスVBR(最適)、標準ビットレート=7.6Mbps、最大ビットレート=9.0Mbps、動き予測=最高品質、と設定して、MPEG-2ファイルを生成する。GOP設定は良く分からなかったのでデフォルトのまま。MPEG-2のレンダリングにかかる時間は、分散レンダリングしない場合で3時間半程度。

固定ビットレート(CBR)で9.0Mbpsに設定すれば画質が良くなる場合があるけど、その設定では59分間しか映像を扱えないので却下。DVD-Videoの規格上、上記設定が限界かも(?)。

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Step 4: DVD Studio ProでDVD作成

生成したMPEG-2ファイルをDVD Studio Proに読み込んで、トラック1に貼付ける。今回は単純ループ再生にしたいので、メニューを削除し、最初に再生=トラック1、トラック1のエンドジャンプ=トラック1と設定。シミュレートをして問題がなければ、ディスクを作成。MPEG-2化は終わっているので、ディスクの作成時間は30分程度。

ってなとこですかね。あとは、インクジェット・プリンタでレーベル印刷をして、ハイ出来上がり。もっとも、ハイって言うほど道は平坦じゃなくって、いろいろと試行錯誤があって、全体として結構時間がかかりましたです(泣)。

んで、肝心の画質ですが、以下のような感じの細かい内容の画像が高速に動くので、DVD化すると細部がぼやけて全体としてもマッタリしちゃいます。音楽で言うところのマスタリング処理をしたいものの、良く分かりません。どなたか詳しい方、教えてくださいませ(懇願)。

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音声認識というセキュリティ・ホール

Vistaで音声認識がオンになっていると、WEB上の音声ファイルの再生によって良からぬコマンドを実行してしまう危険性が報告されている。そりゃそうでしょうけど、何故そんなことが話題になるんだろう? Macでは何年も前から音声認識はシステム標準だけど、それが問題視されたことはないような気がするな。

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Thoughts on Music

一昨日、アメリカAppleのサイトにThoughts on MusicというSteve Jobsの声明文(?)が掲載されたね。日本アップルのサイトには翻訳がまだないみたいだけど(そーゆー姿勢で良いのか?)、いくつか翻訳が登場しています。

いろいろと論考されているのを乱暴に要約すると、DRM(デジタル著作権管理)をナシにしよう、ってことらしい。一見、Appleの路線を変える画期的な提言に見えるけど、そんなことはない。AppleにとってiTunes Storeは手段でしかなくって(=楽曲などの販売利益はアテにしていない)iPodの製造販売利益がメインだから(iPhoneも同様)、この提言はAppleの戦略を強化することになるからね。しかも、この提言が消費者vs音楽レーベルに矛先を向けるよう論調を仕立ててるのがミソです。

著作権について考えるべきことは山ほどある(よって考えていない〜笑)ので、取り敢えず、最初のエントリを入れるだけにしておきます(腰砕け)。

カレンダーにMaxパッチ

個展やパフォーマンスなどでお世話になっている神戸のギャラリー、夢創館さんの2007年の卓上カレンダーが届きました。13人の作家の作品写真が毎月を飾っていて、1月は私の担当で背景にMaxパッチを配しています。こんなカレンダーってちょっとないですよね。非売品なので入手は難しいと思いますが(む〜残念)、どこかで見かけたらチェックしてみてください。

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