10月25日は大垣で講演

この夏に展示した「ウロボロスのトーチ」を中心に10月25日に講演をします。同時開催した「ARART Exhibition」や「Bloomclock」なども紹介予定。ご都合がよろしければお越しくださいね。

シリーズ「ART at IAMAS / 創造力の現在進行形」
赤松正行「ウロボロスのトーチ」~拡張現実と変容現実
  日時:2012年10月25日 18:30〜20:00
  会場:ドリーム・コア2F(大垣市今宿6-52-16
 参加費:無料

10月8日は京都でシンポジウム

来る10月8日は京都で開催される美学会のシンポジウム「タイムマシンの美学」に参加します。今年2月の研究会の続編と言うか発展版として、私は「Time Machine!」や「Mirrorscope」を展示してコメントすることになろうかと思います。美学会大会に参加される方は是非お越しください。

第63回 美学会 全国大会
シンポジウム2 「タイムマシンの美学」

日時:2012年10月8日(月) 13:10〜15:30
会場:京都大学 人間・環境学研究科棟 B23大会議室

司会:吉岡洋(京都大学)
メディアアート作品の展示・体験
 赤松正行(IAMAS)
報告1:時間のメディア、メディアの時間
 岩城覚久(関西学院大学)
報告2:タイムマシンの考古学(ビデオによる出演)
 エルキ・フータモ(UCLA)
報告3:写真とタイムマシン
 前川修(神戸大学)
報告4:タイムマシンとしての時計
 吉岡洋(京都大学)

アクセスガイドで行こう!

iOS 6の隠れた目玉機能ナンバー・ワンは何と行っても「アクセスガイド」で決まり。アクセスガイドって言葉はイマイチだけど、要は特定のアプリだけを動作させて、他のことはさせない専用機モード。展覧会や店舗などで一般のお客さんに使ってもらう用途に最適ね。これでまたiOSデバイスの商用利用がグンと進むこと間違い無し。

で、アクセスガイドの使い方は簡単。

  1. 「設定」アプリで「一般」の「アクセシビリティ」の「アクセスガイド」を選ぶ。
  2. アクセスガイドをオンに設定。パスコード(4桁の数字)も設定する。
  3. 使いたいアプリを起動する。
  4. ホーム・ボタンをトリプル・プッシュする(3回押す)。
  5. アクション・シートの「アクセスガイド」を選ぶ。
  6. アクセスガイドが表示されれば「開始」ボタンをタップする。

これでアクセスガイドが機能した状態になり、ホーム・ボタンを押してもアプリが終了しない。ステイタス・バーをドラッグしても通知センターが表示されない。さらに、スリープ・ボタンを長押ししも電源が切れない。スリープ・ボタンとホーム・ボタンを同時に長押ししても再起動後はそのアプリに戻っちゃう。さらにさらに、ですよ、無理矢理に異常終了するアプリを作って試したら、一瞬ホーム画面が表示されるものの、次の瞬間にはそのアプリが起動される。つまり、万が一にもお馬鹿なバグがあっても何とかなる(かもしれない)。最高でしょ?

ちなみに、設定で「画面のスリープを許可」をオフにしておけば、スリープ・ボタンを押してもスリープしない。アクセスガイド開始時には、画面のタップを無効にする範囲が指定できて、オプションではタッチ自体や加速度センサーも無効にできるね。

アクセスガイドから抜けるのも簡単。

  1. ホーム・ボタンをトリップル・プッシュする(3回押す)。
  2. パスコードを入力する。
  3. アクセスガイドが表示されれば「終了」ボタンをタップする。

パスコードは4桁の数字だから、そのうち破られちゃうんじゃないかとの心配も(ほぼ)無用。パスコードを間違えると10秒間はパスコードの再入力ができない。さらに間違えると60秒間、180秒間と入力できない時間が延びて行く。よくできています。

ちなみに、iOS 6以前からApple Storeに展示されているデモ機には同様の機能があって、ズルい!と思ったものでしたけど、これでOKですね。もっと、Apple Storeのデモ機にはホーム・ボタンを押すと「スタッフを呼ぶ」ボタンが表示されたりして、もう一歩先行く機能がありますけどね。

8/18より札幌で展覧会

7月のドイツのワールド・プレミア(笑)に続いて、新しいARシステムのお披露目となる展覧会が8/18から札幌の現代美術ギャラリーCAI02で行われます。今回の新作「ウロボロスのトーチ」ではF40(1,000m x 803mm)の大判プリント連作8枚による壁面展示。これだけだとフツーの美術展みたいですが、これらの絵画をiPhoneをかざして眺めると…お後はぜひ会場でご鑑賞ください。また、同時期には関連イベントも沢山行いますので、合わせてお楽しみいただければ幸いです。

世界で最も素晴らしい自然はどこにあるのだろう?それは例えばチェルノブイリやDMZ(非武装地帯)に違いない。最も危険であり、誰も立ち入らない地域こそが自然の宝庫になるからだ。もしかすると日本の一部もそうなるかもしれない。

あの夏の日、転倒して地面に打ちつけられて見た幻影。ひび割れたアスファルトの隙間から生える草花。道路の向こうに草原が広がる。倒壊した街は既に森が飲み込み、そこでは異形の動物が飛び跳ねる。だが楽園もやがて砂塵に帰する。

死と再生、自らの尾を飲み込む蛇、ウロボロス。その円環状に循環する時間と事象を篝火をかざして見る。再び荒野に花が咲く。遠くから響き渡るのは雷鳴、あるいは汽笛かもしれない。古い城壁に刻まれた未来の痕跡を読み解く。

ウロボロスのトーチ Uroboros Torch 赤松正行+展
 会期:2012年8月18日(土)~9月1日(土)
 時間:13:00~23:00(8月18日、30日は19:30~23:30、8月25日は13:00〜18:00)
 休館:日曜・祝日
 会場:CAI02 raum1 札幌市中央区大通西5丁目 昭和ビルB2(地下鉄大通駅1番出口)
 主催:CAI現代芸術研究所
 ゲスト・キュレータ:カジタシノブ
入場料:無料
http://www.cai-net.jp/info/index.html#akamatsu

関連イベント

「ウロボロスのトーチ」オープニング・パーティー&アーティスト・トーク
 日時:2012年8月18日(土)19:30~
 会場:CAI02 raum1 札幌市中央区大通西5丁目 昭和ビルB2(地下鉄大通駅1番出口)
 司会:カジタシノブ
 出演:赤松正行、Craftwife、大黒淳一、石田勝也
入場料:無料
http://www.cai-net.jp/info/index.html#akamatsu

ワークショップ「ウロボロスのコーチ」札幌市立大学公開講座
 日時:2012年8月25日 (土) 14:00開場 14:30~19:00
 会場:札幌市立大学サテライト・キャンパス
 講師:赤松武子+正行
受講料:無料
http://craftwife.com/scws/

Craftwifeライブ・パフォーマンス
 日時:2012年8月30日 19:00開場 19:30〜
 会場:CAI02 raum1 札幌市中央区大通西5丁目 昭和ビルB2(地下鉄大通駅1番出口)
入場料:無料
http://www.craftwife.com/

デジタル・サイネージ「Bloomclock」北村穣・赤松正行 展
 会期:2012年8月17日~
 時間:11:00〜22:00 毎時0分前後
 会場:Sapporo*north2(地下歩行空間内)
入場料:無料
http://www.sapporo-north2.com

展覧会「ARART Exhibition」 白鳥啓・向井丈視・朴永孝 展
 会期:2012年8月27日~9月1日
 時間:15:00~23:00
 会場:ATTIC 札幌市中央区南3条西6丁目 長栄ビル4F
入場料:無料
http://www.a-yaneura.com/

7/15よりドイツで展覧会

7月15日よりドイツのa+galleryで新作「Secret Emotions」の展示を行います。これはこれまでにも何度か共同制作をしてきたWolf Helzleさんと、新たにご一緒するBetty Hanselさんとの3人での共作です。初日のオープニング・パーティでは少し演奏もしますし、それに先立つ7月13日〜14日にはカンファレンスもあります。お近くにいらっしゃる方は、ご高覧いただければ幸いです。

Augmented Photography “Secret Emotions”
期間:2012年7月15日〜8月15日
会場:a+gallery (Stuttgart, Germany)

ちなみに、今回の作品は、とある新システムのワールド・プレミアです。今回は軽く利用する程度なのですが、今年の夏には大フューチャーした展覧会も予定していますので、お楽しみに〜

5/21は代官山でライブ

5月21日は代官山UNITで行われるEP-4のライブ「5・21」にて映像を少々担当します。EP-4の佐藤薫さんからのリクエストは、昨年の青山SPIRALでご覧いただいた「ATOMxGALAXIES」で、これをライブ用にリファインします。とは言え、VJっぽいことはしない(できない)ので、そこはかとなく登場するんじゃないかと思います。

映像パフォーマンス「ATOMxGALAXIESxEP-4」
@ EP-4「5・21」

日時:2012年5月21日(月)開場18:00 開演:19:00
会場:UNIT地図
料金:4,500円(前売り)

5/16は各務原で講演

5/16は中部学院大学の現代産業研究という講座で講演をさせていただきます。無料の公開講座でどなたでも参加可能とのことですので、お近くの方、ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうぞお越しください。本来は大学2年生向けの授業らしいので、私の日頃の活動や制作を平易にご紹介しようと思っています。

中部学院大学・現代産業研究
講演「モビリティとリアリティの彼方へ」

日時:2012年5月16日 10:50〜12:20
会場:中部学院大学・各務原キャンパス 1101大講義室

「iPhoneアプリが奏でる音楽の未来」リンク集

最近発売された雑誌「アルテス VOL.02」に佐藤薫さんとの対談「iPhoneアプリが奏でる音楽の未来」が掲載されています。とてもディープでマニアックな内容ですが、これまで表立って書いたことがない事柄にも触れていますので、ぜひお読みになってください。

ところで、この対談の註釈に入れたURLのいくつがが省略されていますが、逐一URLを掲載しても煩雑なので、この編集方針は妥当かと思います。そこで、WEB検索の手間を省くためにも、以下にリンクされた註釈項目を入れました。誌面を読みながら気になった事柄があれば、クリックしていただければ幸いです。

1 Oscillator | Chaotic Audio Oscillator for iPhone, 2008
2 Palm
3 PDA
4 App Store
5 ギーク
6 Treo
7 Visor
8 ザウルス
9 Snappy
10 ライフログ
11 DSPBox
12 あけおめバルス
13 AR
14 セカイカメラ
15 脱獄
16 GIS
17 API
18 UDID
19 FingerPiano
20 MiniPiano
21 PocketGuitar
22 Ocarina
23 Core Audio
24 Android
25 iOS 5
26 米本電音研究所
27 下村音響
28 Echochops
29 Frippertronics
30 Discreet Music
31 Echoplex
32 Gangsa
33 MINI-COMPOSER | 小さな作曲家の物語
34 Sync for Japan
35 Okeanos Okeanos Buoys
36 iOSの教科書
37 この演奏の…
38 iDonation
39 ハッキング
40 ベンディング
41 OSC
42 Max
43 SuperCollider
44 XYパッド
45 LFO
46 ノード
47 GPS
48 Biophilia
49 プロモーション・アプリ
50 DAW
51 OOPS
52 Xcode
53 ファイヤー・サイド

以上、紙雑誌とWEBのハイブリッドでした。

iOS 3.1.3をサポートする方法

iOS SDKは年々進化を続けているのはイイんだけど、後方互換性は一部犠牲になっている。他のプラットフォームに比べると数倍マシだとは思うけどね。ともあれ、最新OS最新モデルに対応しつつも、以前のOSや機種を切り捨てられない場合も少なくない。しかも初期のSDKで作成したプロジェクトをアップデートし続けるのもスッキリしないので、最新SDKから新しいプロジェクトを作ったりすると、それなりに問題が発生する。

そこでiOS SDK 5.1 (Xcode 4.3.2)で作ったプロジェクトを初代iPhoneの最終OSであるバージョン3.1.3に対応させる方法を書いておくね。ここではテンプレートとしてUtility Applicationを用い、iPhone/iPad両用のユニバーサル・アプリを作ることにします。もちろん、ARCはオフ、Storyboardも使えませんよ。

まず、何はともあれDeploymentを3.1に設定する。

■ プロジェクトのiOS Deployment Targetを 3.1 に設定。

次いで、初代iPhone、iPhone 3G、iPod touch(第1世代と第2世代)のCPUであるarmv6でも動作するように指定する。

■ プロジェクトのBuild SettingsのArchitecturesのArchitecturesに armv6 を追加。

■ プロジェクトのBuild SettingsのArchitecturesのBuild Active Architecture Onlyを NO に設定。

■ ウィンドウの下部にあるValidate Settingsをクリックし、Perform Changesを実行。

■ Info.plistにある Required device capabilities を削除。

Blocksを使う場合には以下の設定も必要。

■ プロジェクトのBuild SettingsのLinkingのOther Linker Flagsに -weak-lSystem を追加。

次に、テンプレートが生成するコードはiOS 3では存在しないクラスやメソッドを使っているので、iOS 3でも動作するように変更する。

まず、テンプレートはiPad用にUIPopoverControllerを使っているので、UIKitのリンクを弱める。

■ ターゲットのBuild PhasesのLink Binary With LibrariesにあるUIKit.frameworkを Optional に設定。

また、デバイスの判断にuserInterfaceIdiomメソッドもiOS 3では使えない。そこで汎用的に利用できるマクロを用意して、ソースコードを書き換える。

■ 〜-Prefix.pchに以下のマクロを定義。

#define UI_USER_INTERFACE_IDIOM() ([[UIDevice currentDevice] respondsToSelector:@selector(userInterfaceIdiom)] ? [[UIDevice currentDevice] userInterfaceIdiom] : UIUserInterfaceIdiomPhone)

■ ソースコードの該当箇所を書き換える。AppDedegateに1ヵ所、MainViewControllerに3ヵ所、FlipsideViewControllerに1ヵ所あるはず。

[[UIDevice currentDevice] userInterfaceIdiom]

UI_USER_INTERFACE_IDIOM()

に置き換える。

また、UIWindowのrootViewControllerプロパティもiOS 3では使えない。

■ AppDedegate の application:didFinishLaunchingWithOptions: の、

self.window.rootViewController = self.mainViewController;

if([self.window respondsToSelector:@selector(rootViewController)])
    self.window.rootViewController = self.mainViewController;
else
    [self.window addSubview:self.mainViewController.view];

に置き換える。

同じく、UIViewControllerのcontentSizeForViewInPopoverプロパティもiOS 3では使えない。

■ FlipsodeViewController.m の initWithNibName:bundle: の、

self.contentSizeForViewInPopover = CGSizeMake(320.0, 480.0);

if (UI_USER_INTERFACE_IDIOM() == UIUserInterfaceIdiomPad)
	self.contentSizeForViewInPopover = CGSizeMake(320.0, 480.0);

に置き換える。

以上の作業でiOS 3.1.3からiOS 5.1までのすべてのデバイスで動作するユニバーサル・アプリになったハズ。お疲れさまでした。

このようにして作ったテスト用のプロジェクト一式も入れておきますね。
Download RunOnOS3Test.zip

【追記】最後のcontentSizeForViewInPopoverプロパティの説明を追加しました。併せてテスト用プロジェクトも更新しました。

3/24は渋谷で演奏

3/24はNxPC.LIVE vol.12なるイベントでThe Breadboard Bandのメンバーとして演奏します。The Breadboard Bandは2005年に結成した4人組で、ブレッドボードに組んだ電子回路で演奏します。とは言え、7年後の今日としての演奏は意味として音楽としても、また違ったものになると思います。

このイベントは間もなく消滅するIAMASのDSPコース出身のアーティストを中心とした多彩な面々の演奏&映像が満載ですので、ご都合がつきましたら、ぜひお越し下さい。The Breadboad Bandはトップを飾って21:30過ぎに登場の予定です。

NxPC.LIVE vol.12 IAMAS WAREHOUSE PARTY
日時:2012年3月24日(土)21:00〜
会場:SECO(東京都渋谷区)
料金:2,000円(1ドリンク付)