8/24-26はIAMAS東京展

オープンハウスの熱狂(ってこともないけど、盛況御礼でした)も醒めやらぬところで、お次ぎはIAMAS東京展です。オープンハウスが在校生や進行中のプロジェクトの作品が中心だったのに対して、IAMAS東京展は卒業生や教員の作品が多く、内容的にはまったく違ったものになるようです。「いまからだ」というちょっと寒いかもしれない(笑)タイトルのもとに開催されます。

赤松は開催期間中ヨーロッパにいて不在なのですが、「Time Machine!」と「Optical Interface」を展示することになっています。どちらも身体と知覚、そして時間と空間をテーマにした体験型の作品なので、この機会にぜひご鑑賞くださいませ。

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いまからだー IAMAS in Tokyo
Ima – karada ー IAMAS in Tokyo Exhibition

日時:2007年8月24日(金)〜26日(日) 11:00 – 20:00
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F) 【アクセス
入場無料

Windows用WebカムをMacで使う

今日の学生クエストは、Webカム(ビデオ・カメラ)をMacで使いたいが、Windows用のドライバのみでMac用のドライバがない場合に、どうすれば利用できるか?でした。

【解決策】macamを使う

Logitech(日本ではロジクール)など多数のメーカーが様々なWebカムを発売していますが、意外とMacをサポートしていないことがあるので、困ったちゃんです。古いWebカムでMac OS 9用のドライバしかないって場合もありますね。そんな時の救世主がmacamです。

macamはUSB接続WebカムのMac OS X用のドライバで、オープン・ソース・プロジェクトとして公開されています。サポートされていているWebカムは一覧表で確認してください。非常に沢山の機種がリストアップされていますが、日本製のWebカムの情報が少ないのが残念。でも、この表に載っていなくても、コントローラ・チップが同一なら動作する可能性があるので、現物があれば試してみるといいでしょう。

macamはアプリケーションとドライバの2種類のソフトウェアで構成されています。アプリケーション(macam)は高機能ではないものの、動作確認やビデオ・キャプチャーに手軽に使えますね。ドライバ(macam.component)をインストールしておけば、jit.qt.grabオブジェクトなどQuickTimeのビデオ入力に対応しているソフトウェアなら何でも利用できます。

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ちなみに、FireWire接続のWebカムは、IIDCに準拠していれば、Mac OS X標準のドライバで利用できます。つまり、特別なドライバは不要ってことです。円筒型のiSightもIIDCカメラなんですが、MacBookなどに内蔵されているiSghtはUSB接続ですね。

さらに余談ながら、円筒型のiSightは販売終了になったみたいです。ちょっと値段が高かったけど、円筒型iSightは多機能・高機能の銘機なので、在庫を見つけたらゲットしておくべきかもですよ。

日本戦後音楽史

佐近田さんに教えてもらったのですが、5月に「日本戦後音楽史(下)」が刊行されていました。「戦後」と銘打たれるとピンと来ないのですが、サブタイトルが「前衛の終焉から21世紀の響きへ 1973-2000」となっているように、極く最近の動向まで丁寧に検証されています。まとまった書籍としては空前(絶後?)の試みながら、量的にも質的にも充実した内容になっています。これをまとめるのは恐ろしく大変だったに違いありません。

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それで、このサイト的には、第IV部の「Chapter 5 コンピュータと音楽」以降が関連性の高い論考になっています。赤松や佐近田さんの活動や作品も取り上げられているし、他にもよくご存知の作家(つまり、現在の作家)や作品も沢山登場しますね。改めて1990年以降の動きを俯瞰すると、半ばジジイ趣味的な郷愁に誘われたりもしますが(笑)、様々な観点からの考察は刺激的です。特に、本書の最終段落で赤松作品が「紙」に象徴されつつ、未来の課題へと繋がる論考に考えさせられました。

ちなみに、「マジカルMaxツアー」と「トランスMaxエクスプレス」が本文で言及されているのに加えて、2006年刊行の「2061:Maxオデッセイ」についても注釈が入っていることに、少しでも最新情報を伝えようとする執筆陣の良心を感じちゃいますね。

【追記】そうそう、肝心なことを書き忘れていました。本書は音楽全般を扱っているわけではありません。上巻の「はじめに」で明言されていますが、対象は「いわゆる現代音楽」の作曲家です。赤松は「いわゆる現代音楽」の人じゃないけど、だからこそ本書は意義深いような気がします。それは、「音楽芸術」誌ではコンピュータ音楽への言及が少なかった(下巻、P.335)という過去の状況からの脱却として考えられるんじゃないかな。

sfplay~でオーディオ・ファイル再認識

久々のクエストは知人からで、sfplay~で再生したオーディオ・ファイルを書き換えると、新しくなったオーディオ・ファイルの長さが反映されず、正しく再生されない、というものでした。

【解決策】fcloseしてからopenする

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sfplay~はopenした時点でオーディオ・ファイルの情報を取得していて、そのファイルが書き変わったことを自動的には認識しないんでしょうね。なので、fcloseで一旦ファイルを閉じてから、ファイルを書き換えて、その後にopenでファイルを開き直すと良いみたいです。

iPhone Software Version 1.0.1

iPhone初のソフトウェア・アップデートであるバージョン1.0.1が登場しました。これは、バグ・フィックスやセキュリティ強化などのマイナー・アップデートで、新しい機能や新しいアプリの追加はないようです。実際の手順としては、iPhoneを接続したiTunesで、アップデート・ボタンをクリックするだけ。後は数ステップで、簡単にアップデートが行なわれるようです。

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ここで、似非アクティベーションやハックしたiPhoneユーザはドキドキしちゃう訳ですが、そんなiPhoneは「復元」してからでないと、アップデートを受け付けてくれないそうです。しかも、復元&アップデート後にアクティベーションやハックはやり直しとか。でも、手間はかかるものの、致命的な問題はないそうなので、ひと安心(何が?)とUS特派員は宣われていました。

Mechanical overlay

昨年11月に話題になっていたみたいですが、最近気がつきました。AppleがMechanical Overlay (#20060256090)という特許を申請していたそうです。特許申請しても製品化されるとは限らない(むしろ少数)ですが、これ、実に欲しいです。

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ポイントはメカニカルってことですね。LCD&タッチスパネルのようなバーチャルではなくって、実物であるキーボードやフェーダーなどのフィジカルな装置ということです。

楽器としてMacBookやiPhoneを考えた時に、画面を見なければ操作できないことが大きな欠点なのですよね。目で見なければ操作できない楽器なんて楽器じゃない、ってこと。これは、バーチャルなGUI全般の問題で、Lemurなども同様です。せめて、振動をキメ細かく制御できると可能性が広がりそうですけどね。

一方で、フィジカルなもの、リアルなものによって特定の目的に合致させることは、汎用的な自由度が減るってことになります。つまり、特定の用途には最適だけど、それ以外の用途にはダメダメになっちゃいます。これはユニバーサル・マシンたるコンピュータの特性の否定なので、これはこれで辛いわけです。

このような相反する条件の解決は、IAMASのプロジェクトなどでも結構研究しましたけど、なかなか妥協点は見い出せませんね。もちろん、素晴らしい解答があれば、こんな記事を書いている場合じゃなくって、事業化に忙しいでしょうけどね(笑)。

まぁ、MacBookやiPhoneは楽器じゃないのでお門違いの意見なんですが、この特許に見られるように、楽器のようなマシンがぜひぜひ欲しいです。バーチャルでユニバーサルなマシンではなく、リアルでスペシフィックなマシンへの移行は、今後重要なテーマになるハズね。iPhoneは、その第1歩なんだから、もうちょっとガンバって欲しいところ。

Create Digital Musicで紹介

Thank you for your precise review, Peter.
Create Digital Musicにaka.iphoneのレビューが載っていました。このレビューでは、aka.iphoneは何であって、何ができて、何はできないかが適切に説明されており、その意義や可能性についてもきちんと論評されています。特に、ソフトウェアの拡張性について述べた最後の段落は秀逸です。英文ですけど、読んでみてください。

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ちなみに、姉妹サイトのCreate Digital Motionでも紹介されていて、自分で書いた記事以外では一番早いレポートだったようです。翻って考えてみると、この手の分野を包括的に追いかけている日本のサイトやメディアはないですよね(あれば教えてください)。このサイトも趣味性が強いというか、Max関連限定だしね(笑)。

iPhoneの着信音をゲット

今回はiPhoneを持っていない人にも役立つ(?)情報で、iPhoneにデフォルトで入っている着信音を手に入れる方法です。先の記事でソフトウェア・リストア・ファイル(直リンク、91.2MB)をダウンロードした人は気付いたと思いますが、この中にはディスク・イメージ・ファイル(.dmg)が2つあります。このうち694-5262-39.dmgに着信音が入っているんですが、これらのdmgファイルをダブル・クリックしてもエラーになってマウントできません。

実は、これらは偽装されているそうで、正常なdmgファイルに変換しなければなりません。その方法は、modmyiphoneのMounting the iPhone DMGというWikiページに詳しく書かれていますので、これを読んで作業すればバッチリです。変換したdmgファイルをマウントすれば、そのLibraryのRingtonesフォルダに、お目当ての着信音がズラリと並んでいます。

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ハイ、これで一発ネタお馬鹿トラックを作ってください。以前はマイク録りやライン録りした音源がありましたけど、こちらはオリジナルそのもので、音質も最上です。もっとも、ケータイに仕込むのは負け犬根性と言われかねないので、止めておいたほうが無難でしょうね。

【追記】あれ?Marimbaはどこだ?と思って探索したら、System/Library/CoreService/SpringBoardのパッケージ中のring.movのようです。このパッケージには、10個ほどシステム・サウンドが入っていますけど、いくつかはMac OS Xの警告音と同じっぽいです。これ以外にも、システム・サウンドはSystem/Library/Audio/UISounds/にありますね。いろいろと探検してみると楽しそうです。

iActivatorで簡単アクティベーション

The Operator氏のiActivatorによって、iPhoneのアクティベーションもCUIではなくGUIでできるようになりました。ダウンロードはココから。Appleが提供しているiPhoneのソフトウェア・リストア・ファイル(直リンク、91.2MB)もダウンロードしておいてください。図解ステップ・バイ・ステップの説明を見ながら作業すれば簡単にできそうです。いい時代になりました。って発売からまだ1ヵ月も経っていないんですけどね。

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iFuntasticで着信音追加

iPhoneの着信音(Ringtone)を追加する方法は既に公表されていましたが、ターミナルでコマンドを叩くのはイヤだなと思っていた軟弱な人に朗報です。bitSplit EnterprisesがGUIを備えた着信音追加・削除ユーティリティiFuntasticを作ってくれました。ダウンロードはココから。現時点ではIntel-Mac用のみだそうです。

あまりスマートなGUIではないけど、上部に表示される指示に従って作業を進めればOKです。追加する着信音はSwitchやMaxなどでm4aファイルに変換しておきます。一連の作業中には、iPhoneをリカバリー・モードで起動したり、作業終了時にはiPhoneをリセットしたりする必要がありますので、ちょっとドキドキものです。リカバリー・モードはスキップしても作業はできるそうです(無責任モード)。

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US特派員は、Maxのソウル・トーンたるantonと、同じくSuperColliderのソウル・トーンa11wlk01を着信音として転送できたので、ひどくご満悦だそうです。

ところで、iPhoneの着信音をネタに使った曲が、きっと現れますよね。まぁ、一発ネタと言うか早い者勝ちですから、最初の曲は許されるでしょう。オンラインではもうあったりして。

【追記】iFuntasticがバージョン2になって、GUIが改善され、キャリアのロゴ変更やホーム画面でのアイコンの並び替えが可能になりました。ダウンロードはココから。