iTunes 7.1内部のテキスト

すでにいくつかのサイトで話題になっていますけど、新しくリリースされたiTunes 7.1に含まれるテキストが面白いです。FinderでiTunes 7.1のパッケージの内容を表示して、後は、
Contents > Resources > Japanese.lproj > Localizable.strings
を開けばOKです。注目のApple TV関連は、2686行目から。

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iTunesからApple TVにゲームを転送できる(=Apple TVでゲームができる)ってのが目玉だけど、アップルのApple TVサイトでは「iPodゲームはApple TVでは動作しません。」と書かれてる。でも、あれれ?っと思うのはまだ早い。この2つから推測できるのは、Apple TVはOS Xで動いていて、iPodも間もなくOS Xに移行する、ってことじゃないかな?(無責任モード)

iPhoneでもゲームが動くとすれば(これは公式には言及されていない)らしい(iPhoneの名前はないものの、携帯電話とゲームの同期云々のテキストあり!)ので、3種類のデバイスで別々のOSを動かすわけがない。ゲームはさて置いても、開発リソースをひとつのOSに集中させるのは当然っぽいよね。それに、iPhoneでOS Xが動くなら、それよりもスペース・ファクタが有利なApple TVやiPodでもOS Xが動かせるハズ(nanoやshuffleはツラそうだけど)。となると以前に書いた「OS X汎神論」が現実味を帯びてきます。

それから「この Apple TV“^1”には新しいボイスメモが追加されています。これらのボイスメモを iTunes ライブラリに移動しますか?」(^1はApple TVの名前に置き換わるタグ)ってのもあって、Apple TVってボイスメモが録音できるのか?って思っちゃいました。つまり、マイクがあるわけ? HDMI経由かもしれないけど、テレビにもマイクは付いていないよな、普通。

あと、3月中旬発売予定で、もうすぐとは言え、何故にApple TV対応を明示したiTunesを今リリースしたのかも謎。などなど、いろいろと妄想が楽しめるiTunes 7.1でした。

ノートPC用グラフィック・カード・アダプタ

Engadget Japaneseの記事によれば、ASUSのXG Stationが来月発売予定とか。これは、ノートPCのExpress Cardスロットを経由してPCI Express x16スロットに接続したグラフィック・カードを利用するアダプタだそうです。

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ノートPCの場合はスペース的要因や発熱問題があって、非力なグラフィック・チップしかインストールされていないし、取り替えることもできないので、こんなアダプタが利用できるとウレシイですよね。GPU能力が必要なために、インスタレーションやパフォーマンスにデスクトップPCを持って行かなきゃならない場面が多いですからね。

そう言えば、なんでも拡張カード・ボックス・メーカーのMAGMAの製品もありますね。PCIオーディオ・カードしかなかった頃は結構利用してたんですけど、最近のPCI Express用はどうなんだろう?

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いずれにしても、カード&ドライバとの整合性や、ExpressCardからPCI Expressへの転送速度が気になるところです。VJ系の人ってこーゆーの使わないのかな?(なんとなく、機材が多くても気にしない重装備ドスコイ系の人が多いような気がしますけど..)

3/11は小倉でBBBが演奏

3/10の福岡に続いて、3/11は小倉でのライブが決まりました。九州中国山陰の方々(&全国津々浦々の方々)、是非どちらかに(どちらも)いらしてくださいね! 3/11はお昼過ぎのスタートなのでご注意を。

昨年は3回の海外遠征で評価が高かったThe Breadboard Bandですけど、私を除くメンバーが今春で卒業・就職するため、しばらく活動が途絶えそうです(フォーク・ソングみたい〜笑)。なので、入魂の演奏となると思いますし、これを見逃すと伝説になってしまうかも?です。私にとっても、Carl Stone氏とのDuoツアー以来久々(と言っても2回目)の九州での演奏なので楽しみです。両日とも演奏後はヒマなので、声をかけてください。与太話でもいたしましょう。

The Breadboard Band!!!
原田克彦 + 斉田一樹 + 大石彰誠 + 赤松正行

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【日時】3月11日(日)open 14:00 / start 14:30
【場所】GALLERY SOAP 北九州市小倉北区鍛冶町1-8-23 【地図】
【料金】1,000円(要1ドリンク・オーダー)
【出演】The Breadboard Band , heirakuG

【The Breadboarad Band】
電子回路を自由に組み立てるためのブレッドボードを用いたライブ・パフォーマンス。電子部品を目で見える形で提示し、回路を直接手で触れて組み替えながら、根源的な最小限の要素によって音楽・映像表現を行います。ラップトップ・ミュージックとは、ひと味変わった”見た目”と”電子音”をお楽しみください。

【heirakuG】
電子音楽制作者、グラフィックデザイナー。APPLE STORE FUKUOKA TENJINにて、定期的に音楽イベント「earth song」を開催中!

問合せ・予約:GALLERY SOAP
093-551-5522
info@g-soap.jp

(この情報は転載自由ですので、ご興味のある方にお知らせ頂ければ幸いです。)

Flashはお好き?

Flashを馬鹿にしているっぽい語調になっているみたいで、Flashって嫌いなの?と質問されました(笑)。いや、確かにキライなんですけど、実はFlashというかFlashの素性にあるものは大好きなんです。現状のFlasherが馬鹿っぽくって、それに答えようとするFlashが不憫な感じがするので、ちょっと書いてみます。

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それは、Flashの歴史的推移(笑)から分かることだけど、もともとFlashは、Macromedia社が買収したFutureWave Software社のFutureSplash Animatorが原型なのね。当時のMacromediaはDirector全盛だったんだけど、ビットマップ・パラマラ漫画のDirectorでは話しにならんということで、ベクター・ベースのFlashを誕生させたわけ。それに、Shockwave for DirectorでWEB対応を果たしていたものの、Flashのインターネット親和性には勝てなかったんでしょね。しかも、Flashのほうが動作が軽い。ファイル・サイズも小さい。

かくして、CD-ROM時代の終焉とともに、Directorは見る影もなくなったのはご存知の通り。ってか、今じゃDirectorを知らない人がほとんどでしょ。余談ながら、Flashが登場して間もない頃に、IAMASではDirectorもIllustratorを止めてFlashオンリーにしましょう、と提案したこともあるくらいFlashは気に入ってたんです。もちろんFlashは導入されてたし、Directorはすぐに消滅したけど、Illustratorが残ったのは印刷という超オールド・メディアのせいでした(苦)。

それはともかくとして、2年ほど前にMacromediaはAdobe Systems社に買収されちゃいます。FireworksやFreeHandはPhotoshop&Illustratorの敵ではないので、Adobeが欲しかったのは、Flashというブランドとその関連技術(ColdFusionやDreamweaverを含めて)であったハズ。そんでもって最近になって、AdobeはPhotoshopのWEBアプリケーション化(簡易機能の無償版)を発表したよね。この基盤がFlashやFlexなのかどうかは知らないけど、Adobeがインターネットに傾倒しているのは明白。つまり、デスクトップは終しまい、って恐怖です(一方で、Apolloという伏兵もいるわけで、何でも取り込んじゃったAdobeの悲劇になるかも)。

といった経緯なんだけど、要するに、ベクターやインターネットといった開かれたダイナミックな構造がFlashの根本だと思うわけ。小回りが利いて小粋な感じ、ね。オシャレでスマート、と言ってもいいんだけど、グラフィッカー的なオシャレじゃないよ。打てば響く感じ。

だけど、Flashをアニメーション・ツールやGUI/RIAツールだと思っている人が、Flashを窒息させつつあるような気がするな。しかもセキュリティまみれで、がんじがらめ。産業ってそう言うものだと言えば、それまでなんだけど、最近のFlashって肥大化した恐竜みたいだと思わない?

そして個人的にダメなのはタイミングの管理が甘過ぎること。ってか管理してないんじゃないかってくらいグダグダです。これまた肥大化のトレードオフでしょうけど、打てば響く感じからどんどん遠のいています。

そんなこんなで自重で崩壊しないように、がんばれ、Flash!(って擬人化しているな〜アブナイ、アブナイ)(追記:さらに深い話とか、それじゃMaxはどうなのよ?って話もあるんですが、面倒なのでまた気が向いた時に〜〜ね。)

3/10は福岡でBBBが演奏

お久しぶりのThe Breadboard Bandが福岡で演奏します。お近くの方は是非いらしてくださいね。

The Breadboarad Band!!!
原田克彦 + 斉田一樹 + 大石彰誠 + 赤松正行

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電子回路を自由に組み立てるためのブレッドボードを用いたライブ・パフォーマンス。電子部品を目で見える形で提示し、回路を直接手で触れて組み替えながら、根源的な最小限の要素によって音楽・映像表現を行います。ラップトップ・ミュージックとは、ひと味変わった”見た目”と”電子音”をお楽しみください。
www.breadboardband.org

【日時】3月10日(土)open 19:30 / start 20:00
【場所】art space tetra 福岡市博多区須崎町 2-15 【地図】
【料金】1,500円(1ドリンク付き)

(この情報は転載自由ですので、ご興味のある方にお知らせ頂ければ幸いです。)

Lilyがベータ・テスタ募集中

ベータ・テスタ募集中と言われてもLilyって何じゃい?とお思いでしょうが、私も知りませんでした。Lily(リリー?百合?)は、shellやgoogleなどのオブジェクトで有名なBill Orcutt氏が開発中の、WEBブラウザで動作するMax/Pd風のビジュアル・プログラミング環境だそうです。LilyはFirefoxのアドオンとして動作して、作成したプログラムはWEBページに貼付けることができるとか。

MSPやJitterみたいなネイティブ処理はできないものの、オーディオやムービーを再生したり、図形を描いたりはできるみたい。さすがにインターネット系のデータ・ハンドリングは充実していて、HTTPやRSSやSQLはもちろんのこと、Amazon、Flickr、Google Maps、Wikipediaなどもモジュール(オブジェクト)一発みたい。といったあたりは、LilyのWEBサイトにあるムービーやFAQで確認できます。

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FAQを読むと、LilyはJavaScriptで書かれているそうで、Ajax系もここまで来たか〜って感じですね。パッチ・コードが自動的に折れ曲がったり、モジュール名をタイプ中に予測候補が現れたり、ってのも使い勝手良さそう。

んでもって、このLilyのベータ・テストが今日から始まっています。我こそはと思う人は、ぜひ参加してください。ちゃんと日本語を処理してもらうためにもね。これで馬鹿Flashとサヨナラできると喜んでいる人には時期尚早かもしれませんが、正式リリースを心待ちにしましょう。

OpenGLで非正方形ピクセル描画

ここ数日は映像制作にハマっています。OpenGLなのに(という言い方は変だけど)、リアルタイムには表示できないジオメトリー多過ぎ状態に突入し、1分間の映像をレンダリングするのに20〜30分かかるトホホな有様。今回の作品はインタラクティブではないので、描画が遅いのは構わないんですけど、リアルタイムにパラメータを調整できないのは、相当ストレスが溜まります。CG系の人って忍耐強いよな〜と感心しちゃいます。

んで、今回の作品はDVD(HDでもBDでもない)で再生されるので、OpenGLの描画をムービー・ファイルにしたあと、DVDとして焼かなければならないのです。しかも、DVD(NTSC SD)の解像度は720×480ピクセルなんですよね。DVもそうなので、なんかヤな予感がしていたら、DVDは正方形ピクセルじゃないことに今更ながら気がつきました(常識?)。これだから家電系ってヤなんだよね。素直じゃない。

となると、非正方形ピクセルとして描画しなければならないわけで、いろいろと面倒だな〜と思っていたのですが、OpenGLなら意外と簡単に対応できました。

解決策:ウィンドウ(トローイング・コンテクスト)を720×480ピクセルにし、レンダーのscaleアトリビュートを1.125 1. 1.とする。

1.125ってのは720/640のことですね。これで描画が横方向(X軸)に引き延ばされるので、DVDに適した画像になるハズです。DVDオーサリングは素人同然なので自信はないのですが、この設定でムービーを作成してDVDを焼いてみたところ、OKっぽかったです。

ちなみに、DVD Studio Proでは、720×534ピクセルで正方形ピクセルとして画像を作れば、縦方向に自動的に縮小してくれるそうです。なぜ、4:3ではないのかな? iDVDでは720×540ピクセルとなってますけど…いずれにしても、OpenGLではない描画なら、正方形ピクセルとして描画する方が楽でしょうね。

と言う訳で、もうすぐソウルのWホテルで、新作映像が流れると思いますよ。

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続OpenGLレコーディング

OpenGLレコーディング・パッチのrender_nodeが0.7にバージョン・アップ。作者のRandy Jones氏のWEBサイトからダウンロードできるようになっています。

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以前のrender_node0.55は、ちょっと凝ったこと(例えば、消去色の指定やレンダーへのテクスチャー転送)をしようとするとイマイチだったんですが、今回のバージョンではいろいろと配慮されて改善されているみたい。オーディオ同期では5.1チャンネルもサポートされていますね。

3月に予定されている(もうすぐじゃん!)映像作品はオーディオなしなので、自前のパッチで作業していますが、今回のバージョン・アップでrender_nodeも使えそうです。

IAMAS2007開幕

IAMASの卒展「IAMAS2007」が今日から始まりました。パフォーマンス系は日曜日が多いみたいですけど、その他いろいろとイベントもあるので、スケジュールをご確認ください。

オープニングの一コマと、
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会場の一角です。
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とても沢山作品があるので紹介しきれませんが、ぜひ実際にご覧になってくださいませ。

左から右への順序(left-to-right order)

今日の学生クエスト(と言うかバグ、と言うか初級Maxネタ)は、左から右への順序(left-to-right order)でございました。いえ、誤記ではありませんよ。

Maxは右から左への順序(right-to-left order)で処理が行われるという大原則があって(2061:Maxオデッセイではp.224から)、これを意識してプログラムするのはジョーシキですね。でも、例外もあって、カンマで区切ったメッセージは左から右への順序で、個別のメッセージとして出力されます。例えば、次のパッチでは最初にbang、次にto_texture、最後にeraseという順序でメッセージが出力されます。これは左から右へ処理が進むわけです。

message_order.gif

このことは2061:Maxオデッセイではp.169に書いていますけど、すべてが右から左への順序(right-to-left order)だと思っていると怪我をしちゃいますね。ご用心ご用心。