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iPodにスピーカー

サンフランシスコのAppleStoreで、新登場のiPod touchやnanoを見てきました。発表後2〜3日経ったせいか、展示エリアは大混雑という程ではなかったけど、レジ行列はすごくって、20〜30分待つ必要があるみたいでした。日本でももう展示されてるのかな?

nanoは小さくて薄くて、高精細なディスプレイにうっとり(LEDフェチ)。ぜんぜん必要ないんだけど、全色揃えたくなる美しさ。

iPod touchは完全にゲーム機として再定義された印象。Nintendo DSキラーですね。ここで重要なのはiPodにスピーカーが搭載されたこと。Walkman以来失われた機能の復権です。個人的に初代iPhoneで感激したこと(そして初代iPod touchに興味を持てなかったこと)は、スピーカーでした。ショボいスピーカーであっても、それがアルとナイとでは雲泥の差です。デバイスはますますセンソリー(感覚的)になり、人に溶け込んでいくから、ね。

Korgはナノなのなのね

Korgから発表されたnanoシリーズは、小さくてキュートなコントローラ3点。狙いもセンスも、とってもイイんじゃないんでしょうか。なんか最近のKorgって絶好調な気がする。

発売は10月で、価格は発表されていないんだけど、これ3つで10,000円じゃない?(勝手予想) つまり、Wiiリモコン並みの価格になるとスゴイんだけどね。そうなると10個くらい並べるとか、分解して体中に貼りまくるとかって人が出てきそう(私じゃない、ハズ)。

ついでにアテのない要望を書いておくと、上下左右に連結できる仕掛けが欲しいな。バッテリー&Bluetooth版も是非!

HMDはARの夢を見るか?

Blutsbrueder DesignsがデザインしたHMDの未来形。単なる3DCG合成ワザみたいですけどね。【Gizmodo(US)

これ、それなりにイケてるものの、ビョ〜ンと延びたマイクらしきものが、現在の水準からしても余計っぽいですね。しかも、ちょいとはカッコイイ風だとしても、これを掛けるのは面倒っぽいってことが、そもそもイケてません。HMDが全然流行らないのは、外見がダサイってことと同時に、何かを装着する生理的な嫌悪感が拭いきれないからと思う。きっと、VR/AR系の技術者は眼鏡っ子ばかりで、気にしてないんだろうね。でも、イヤなもののはイヤなのです。私は腕時計もイヤなくらい。

この点を何らかの形で解決しなければ、AR(強化現実)の未来はないような気がする。個人的に思うには、それは現時点ではポケッタブル(=iPhone)、近未来的にはウェアラブル、さらに先はインプラントで、メガネの出る幕はナイです。視力障害者が自動車を運転しちゃうくらいだから、感覚インプラントの実用化は、意外と早いのかもしれないしね。

昨年ちょこっと流行った(?)「電脳コイル」(攻殻機動隊 meets となりのトトロ?)も、メガネの存在を希薄に描いているけど、なんだか詐欺っぽい感じがする。ちなみに、アニメはおろかテレビも見ない私が、珍しくDVDを買ってみたものの(だから、デンスケのストラップとかを持っている〜笑)、数話でドンパチ劇になっちゃったんで、それ以上は見ていないんです。その後、どうなったのかな?

No Disc, No Computer

キーノートで発表された、もうひとつの目玉はiTunes/Apple TVでの映画レンタル(HDを含む)ですね。先週話題になっていたBlu-rayとHD DVDのフォーマット戦争の終結云々なんて、完全に吹き飛びました。何度か書いたように、デジタル・コンテンツには価値がナイのです。もう少し丁寧に書くと、デジタル化されたコンテンツによって利益を得ようとする仕組は、本質的に虚構でしかない、ってことね。

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新しいApple TVの紹介で、それとはなくNo Computer Requiredと宣言していたことも象徴的。これまた何度も、コンピュータはオシマイって言ってきたでしょ。iPhoneやApple TVとともに、2008年はこれが加速されるハズね。今あるApple TVも無償アップデートで対応ってことで楽しみだけど、鎖国日本じゃ提供されるモノは乏しいかもね(暗雲)。

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【追記】初出時に「No Digital Contents, No Computer」としていた記事タイトルを少し変えました。デジタル・コンテンツが不要って主張したい訳ではないので。

Something in the Air

1969年のThunderclap Newmanのヒット・ソングに乗って(ウソ)登場したのは、羽根のような(って形容されるんだろうな〜)MacBook Air。本命のモノシリック型全面スクリーンじゃないんだから、世界で最も薄いノートブックなんてコピーは、Steve Jobsお得意の現実歪曲フィールド(Reality Distortion Field)でしかない。でも、ダマされていると分かりながら、嬉々として「今すぐ予約」しちゃった人はゴマンといるよね。ハイ、私も人のことを言えません(苦笑)。

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好意的に考えれば、モノシリック(一枚板)型のデバイスはMacラインに納まらないし、iPhoneとの差別化も明確じゃないから、その位置付けに苦労しているのかもしれないね。だから、終焉に向かいつつあるコンピュータの進化型としては、MacBook Airは妥当な仕上がりなのかも。

一方で、大きなマルチ・タッチ・トラックパッドが新しい世代のマシンであることを主張していますね。スクリーン上とパッド上とで操作感がどのように違うのか分からないけど、それぞれの成果がフィードバックされて完成度が高まって行くのは間違いないところ。軽少短薄とかSSDとかワイヤレス関係とか話題は一杯あるけど、個人的にはMacBook Airの真価はパッドだと思うな。一刻も早くAPIを公開されたし、Appleさん。

Wiiリモコンで4点位置検出

時々同じような質問が来るので書いておきますね。aka.wiiremoteのバージョン1.0B7からextraoutputメッセージが追加されていて、これをオンにする(extraoutput 1を送る)ことで、加速度センサーのキャリブレーション情報やIRセンサーの生データが得られるようになっています。ヘルプ・パッチの右側下寄りにあるothersサブ・パッチを開くと、これらの数値が確認できます。

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Wiiリモコンの先端に埋め込まれているIRセンサーは、実際には赤外線カメラで、センサー・バーには両端に赤外線LED(赤外線投光器)が仕組まれています。しかも、このIRセンサーが優秀で、赤外線カメラは1027×768ピクセルの解像度を持っていて、4点までの赤外線光源の位置を100Hzの周期(0.01秒の時間間隔)で割り出してくれます。IRセンサーが画像解析してくれるので、コンピュータではCPU負荷がほとんどなく(Bluetooth通信だけで)、4点もの位置検出ができる訳です。

一般的な用途では、センサー・バーを固定しておいて、Wiiリモコンを手に持って動かしますが、この逆もできます。つまり、Wiiリモコンを固定しておいて、センサー・バー(あるいはロウソクなど何らかの赤外線光源)を動かすことになります。これで何ができるのかという実例は、Johnny Chung Lee氏のWiiプロジェクトが有名ですね。マイノリティ・レポートばりに空中で指を動かして映像を操ったり、机に投影した映像にペンで絵を描いたりしています。ヘッド・トラッキングしたVR映像も奥行き感タップリで楽しめます。

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Lee氏はC#用のライブラリを使っているそうですけど、aka.wiiremoteでも情報取得までは実装しています(それ以上はオブジェクトの仕事ではないからね)。前回の告知ではサラっとしか書かなかったので、気が付いていない人が多いみたい(笑)。

ともあれ、赤外線光源を使うなら、これでいろいろと応用できそうでしょ? 天井にWiiリモコンを取り付けて、赤外線LEDを付けた人の位置を検出するなんて朝飯前。物体(人体)上に複数の赤外線光源(あるいは反射材)を取り付ければ、回転やら距離の検出もできるし、複数のWiiリモコンを使ってもいいしね。

超絶技巧エア・ギター

単なるネタですが、タカラトミーのAIRGUITAR PRO Acoustic Version(プロとかアコースティックとかと言われてもな〜)+LINE6のPOD XT+オモチャのFender風アンプです。イタイですね〜お屠蘇気分でジャァ〜〜〜ンって言わせてます(苦笑)。

air-guitar.jpg

だけど、エア・ギター・カルチャーって面白い。懐かしのJaminatorからGuitar Heroまでデバイスも沢山あるし、何よりも本物(笑)のエア・ギター(コレとかコレとか)は狂いまくっている。タレント登竜門みたいなミス・コンテストは神髄を衝いていると思う。

かつてラップトップ・ミュージック華やかりし頃(あったのか?笑)、何をしているのか分からないなんて間抜けた意見を言う人がいたし、その反動で(ってこともないだろうけど)ライブ・コーディングをプロジェクションする人もいる。そんな人たちにこそ、エア・ギターをして欲しいな。映像と音楽の同期と言いながら振幅が一致しているだけのDJ/VJ系も、この延長線上にあるけど、エア・ギターを超えられない。

つまるところ、物理、本能、記憶、文化に対して純粋芸術は存在するのか?といった古臭い命題に帰結しそうで怖いんだけど、まぁ、ジャァ〜〜〜ンと今年も行きましょう(またしても腰砕け〜笑)。

CHDKでデジカメを機能拡張

日本語Wikiもあるくらいだから、カメラ小僧的には有名なんだと思いますが、Canonのデジカメの機能を拡張しちゃう勝手ファームウェアCHDK(またはHDK)ってのがあります。本家はロシアらしいのですが、私は英語のWikiサイトの情報を元に試してみました。

私が持っているCanonのデジカメは、ちょいと古いPowerShot S2 ISで、これがバッチリ対応機種(ファームウェアはGM1.00F)でした。手順はFAQを順に追って行けば、数分で作業が完了します。カメラ本体のファームウェアを書き換えちゃうのではなく、電源を切れば元に戻るので、安心して試すことができます(でも自己責任ですよ〜)。毎回使うなら、電源投入時に自動起動するように設定すればラクチン。

chdk-main-menu.jpg

それで、このCHDKで何が可能になるかと言うと、以下のようになかなか素晴らしいものがあります(CHDK In Briefより抄訳)。

主要な機能:
・RAWフォーマットでの画像保像
・スクリプトによる各種機能の自動実行
・ライブでのヒストグラム表示
・ゼブラ・モード(露光過不足領域の表示)
・詳細なバッテリー情報の常時表示
・自動暗領域減算の抑止
・圧縮率の高いビデオ・モード
・65秒までの長時間露光
・1/10,000秒までの短時間露光
・USBポートでのリモート・トリガー入力

追加の機能:
・被写界深度(FOD)の計算
・ファイル・ブラウザー
・テキスト・リーダー
・カレンダー
・その他のツールやゲーム

ゲームにはオセロと倉庫番があって、そこまでやるかぁ〜!?って感じですね。これらの他にも、さらに機能拡張されたビルドもあって、モーション(動体)検出やステレオ画像などもサポートされています。個人的には、BASIC言語のスクリプトやら極端な露出時間時間(理論的には1/100,000秒とか)、それにモーション検出ってあたりが冬休みの自由研究(笑)になりそうです。

さて、CHDKが露にした事柄によって、ハードウェア本来の性能を隠しているとメーカーの態度を非難することもできるけど、それはどこでも同じですよね。事情としては、機種ごとの差別化を図る販売戦略としての独善的な判断もあるし、使い勝手をまとめ上げるユーザービリティとしての苦渋の判断もあると思う。だけど、iPhoneもそうであるように、マニアックな裏口を知らん顔して開けておくってのは、企業裏戦略として重要なんじゃないかな。

それから、いくつかのデジカメはUSBやFireWireやWi-Fi経由でコンピュータからコントロールできます(それがI2 ISを買った理由でした)。もちろん、Maxからもコントロールできるので、いろいろと発展できそうでしょ? この手のことにCanonは積極的だったような気がするけど、最近は対応状況(コンパクト・デジカメ一眼レフ)を見る限り、縮小傾向にあるみたいで、ちょっと寂しい。

HDVビデオ入力が可能に!?

HDVのビデオ・カメラを繋いで、QuickTime Player (Pro)で録画しようとして、いきなり巨大なキャプチャー画面が現れてビックリしちゃいました。なんと、HDVでのリアルタイム入力ができます。従来は、iMovie HDやFinal Cut Proなど特定のアプリケーション・レベルでしか対応していないと思っていたんですけどね。

Webを検索してみると、Final Cut ProやLogic Studioをインストールすれば、QuickTimeレベルでの入力が可能になるAppleHDVCodec.componentがインストールされることが分かりました。私の手元にある構成では、Mac OS X 10.5.1 / QuickTime 7.3.1 / AppleHDVCodec.component 1.3.2 (Final Cut Studio 2)という組み合わせだけでなく、Mac OS X 10.4.11 / QuickTime 7.2 / AppleHDVCodec.component 1.2 (Final Cut Studio 1)という組み合わせでも、HDV入力ができました。と言うことは、もっと前から可能だったのかもしれません(ジョーシキだったらスミマセン〜)。

ともあれ、Jitterで試してみようとjit.qt.grabのヘルプ・パッチを開いたものの、デバイス・リストにもインプット・リストにもHDVカメラが現れません(涙)。しかし、Quartz ComposerではHDVをバッチリ選択できるし、1440ピクセル×1080ピクセルでビデオ映像が入って来ます。レイテンシーはかなりありますが、30fpsで入力できているみたい(実際には、20fpsから70fpsくらいの範囲で変動が激しい)。

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こうなるとJitterでもHDVに対応して欲しいですね。Max 5 (Jitter 2?)と言わずに、インクリメンタル・ダウンロードに入れて欲しいな(と日本語で書いても、C74には届かないけど〜笑)。

複数のオーディオ・デバイスは機器セットで

MSPもそうですが、一般的なアプリケーションは同時にひとつのオーディオ・デバイスしか選択できません。でも、Audio MIDI設定を使って機器セットを作れば、複数のオーディオ・デバイスを同時使用できます。

以下の図では、3つのデバイスをaka-setという名前で設定しています。MSPではDSP Statusを開いて、Driverでaka-setを選べばOKです。SuperColliderなど出力デバイスを選べないアプリケーションでは、Audio MIDI設定のデフォルトの出力としてaka-setを選んでおきます。

この場合、MSPでは(マッピングを変えない限り)、dac~のチャンネル1から10にオーディオを送るとFA-101から出力され、11と12では内蔵出力(内蔵スピーカーかヘッドフォン出力)から、13と14ではRocketFMへと出力されます。これは入力デバイスでも同様ね。

devices-set.png

この機器設定は、例えば、モニタ出力がない(あるいはモニタ・チャンネルを自由に選べない)オーディオ・インターフェスを使う時に便利ですね。オーディオ・インターフェースの出力はPAに送り、内蔵出力をヘッドフォンなどでモニタとして使えばバッチリです。MSPでは、モニタしたいシグナルを内蔵出力に送れば、PAの出音とは独立したモニタになる訳です。

これはTigerから備わっていて、Leopardでも使える機能ですが、意外と知られていないっぽいので、書いておきました。