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3/5は東京でセミナー

3月5日はITCイースト東京主催のセミナーでお話させていただきます。随分早い時期に過去最高の申し込みがあって、すでに受講募集は終了しているそうですが、参加される皆さまにはよろしくお願いします。

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ITCイースト東京 平成21年度 第3回 ITC向けセミナー

日時:2010年3月5日(金) 14:00〜18:00(開場:13:40~)
会場:豊洲文化センター レクホール

ところで、このWEBサイトにはちょっとビックリしちゃいますよね。ITCってITコーディネータの団体だそうですが、「IT化支援サービスを行う専門家」のサイトがこれじゃマズイような気がします。呼んでいただいた恩も忘れて〜って感じで申し訳ないですが。

ただ、これに限らず、IT関係者の意識や実践が10年前と変わっていないんじゃないかと思う時が多々あり、ちょっと憂鬱な気分になります。それなりに関係があるところには、文句を言って改善をお願いしていますが、なんか根深い問題があるのかもしれませんね。

iPhone in Ho Chi Min City

ベトナムではiPhoneは発売されていません。にもかかわらず、結構な確率でiPhoneを使っている人に出会います。ちょっとビックリしたのは、コレ。

iphone-in-hochimin

混雑するマーケットの土産物屋で売り子さんがヒマそうにiPhoneを操作しています(iPod touchではない)。ベトナムは物価がかなり低いので、売り子さんも所得水準も低いと思いますが、相対的にかなり高価であろうiPhoneを持っているわけです。インセンティブ販売もないし、輸入関税もあるだろしね(密輸?)。

ここにおいて、iPhoneは誰でも何処でも何時でも使うという命題を強烈に確認しちゃいました。普段はデスクトップでコンピュータを使うことも多い私たちとは、完全に違う状況だからこそ、iPhoneの意味が何倍にも強くなっているんだと思います。セカイカメラも使ってね〜と声を掛けておきました。

The first tag on the Mekong river

昨日からベトナムのホーチミン市に来ています。連日38〜39度だそうで、なかなか蒸し暑いんですが、木陰や夜は南国気分満点で気持ち良かったりします。

で、今日は1時間半程のドライブでメコン川でのエア・タグ調査に繰り出しました。最下流付近なので川幅はかなり広いものの、障害物がないから、水上でも3G電波が届いてデータ通信もOK。GPSも高精度で最高のセカイカメラ環境。

でも、エア・タグはひとつもありません(涙)。爽快なまでの虚無空間。何のために遠路遥々ここまで来たのか!と脱力しながらも、気を取り直してエア・タグを投下。

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ところが、ほどなく、こんなアラートが。

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どう考えても混雑していないぜ、この辺りは! 

3/1〜3/3はホーチミン市でレクチャー

3/1から3/3まで、ベトナムのホーチミン市でレクチャーをします。法政大学情報技術研究センターホーチミン工科大学との共同開催で、ベトナムから日本への遠隔講座としても実施されるそうです。

ホーチミン市 - Wikipediaより

ホーチミン市、Wikipediaより

私の担当としては、モバイル・テクノロジーを巡る考察と、例題としてベトナムの民族楽器をアプリケーション化しようと思っています。楽器アプリケーションは単純に音と映像の両方を扱うだけでなく、演奏法を含めたUIの工夫が必要で、オブジェクト指向プログラミングの概念も盛り込み易いので、この手の題材としてはピッタリかなと思います。App Storeでも楽器系は人気が高いし、民族楽器となればグローバル性とローカル性の考察にもなるしね。

トルン(t'rung) - 私家版 楽器事典/楽器図鑑より

トルン(t'rung) - 私家版 楽器事典/楽器図鑑より

Wolfgang Flürになろう!Part.3

iPhoneのタッチパネルを駆動するために、Part.1Part.2と導電性スティックを検討してきました。ところが、最近になって意外な伏兵が韓国から出現。

これがスゴイのは手袋をしていても問題なくiPhoneを操作できること。つまり、人体を必要としないので、ロボットでもiPhoneを操作できることになります。画像認識とロボット・アームで超高速UI操作マシンも夢じゃないですね。

韓国からの留学生に調べてもらったところ「人体のように電解質と水分があって導体役割になるソーセージや乾電池、ミカン、玉ネギなどの物体がiPhoneのタッチに成功した」って書いてあるそうです。実際に試したところ、ソーセージは魚肉でも豚肉や牛肉でも大丈夫だったとか。

それでは!と私が試したのは、ちくわ、かに風スティック、チーズ・スティックの3種類で、いずれもOKでした。ただ、ビニール包装と食材との接触率が低いと安定した動作にならないみたい。その意味では、チーズ・スティックが良好で、ソーセージは理想的なスティックのようです。

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(今回の3種類は要冷蔵なので、長時間使用には向かないですね。食べ物は大切に〜)

2/13-14は羽島で酒蔵イベント

2月13日(土)と14日(日)に千代菊という酒造会社で「酒蔵開放」なるイベントがあります。その酒蔵で作られた新酒を楽しめるようですが、目玉はiPhoneを活用した酒蔵見学で、IAMASの学生2人が卒業作品として制作したナビゲーション・システムが活躍します。

しかも、このシステムはiPhoneアプリケーションとWEBシステムとともに、iPhoneを奇想天外な(でもナチュラルな)デバイスとして発展させるナイスな仕組みが備わっています。これが何であるかは当日のお楽しみ。iPhoneに詳しい人ほど、え?なぜ?どうして?と目が点になっちゃうんじゃないかな(笑)。権利関係は申請中とのことですので、念のため。

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酒蔵開放

日時:2010年2月13日(土)〜14日(日) 10:00〜16:00
会場:千代菊株式会社 【地図
入場無料

2/13は名古屋でセミナー&イベント

2月13日(土)16:00〜19:00に名古屋のキャッスルプラザで青経塾主催のセミナーで講演をします。でも、これ会員向けのクローズドなイベントらしく、サイトにも告知等は載っていませんね。テーマが「21世紀型の経営を考える」だそうで、経営経験のない私には何のことやら?なのですが、きっと異業種格闘トークになるんじゃないかと期待しています。

一方、同じ日の18:00〜はApple Store SakaeiPhone道場の「天下一アプリ武道会」があります。こちらは入場無料で誰でも参加可能。iPhone道場のメンバーはモバイルカフェの常連さんだし、道場破りも受け付けているそうなので、遊びに行きたいけど、時間的に間に合わないかも(スミマセン!)。盛会をお祈りしています。

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2/26は大垣でセミナー

来る2月26日に大垣でモバイル系セミナーを行ないます。題して「トリックスター戦略会議」。いわゆる講演もありますが、目玉は北海道から九州まで日本各地(と言っても5ヵ所)からお招きした新鋭気鋭のキー・パーソンによるバトル・トーク。それぞれの場所で何が起こっているのか?世界の中心(US西海岸?)に対して僻地はいかに在り得るのか?モバイル・テクノロジーは生活や社会をどう変えるのか?といったことを、参加者の皆さんとともに考えたいと思います。ぜひぜひご参集ください。

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トリックスター戦略会議

   日時:2009年2月26日(金)15:00~17:20
   会場:ソフトピアジャパン ドリームコア2F 【会場】
講師・司会:赤松正行
 パネラー:石坂忠正今井敬子和田純平二宮章山口博光
   参加:無料  【参加申込】

トリックスターとは、神話や物語の中で神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物のこと(ウィキペデイアより)。相対する存在をヒーロー(英雄)に求めれば、ヒーローが中央集権型で封建性に縛られているのに対して、トリックスターは自律分散型で革新性に富んでいます。つまり、それは現在急速に浸透しつつあるモバイル的な社会や生活に適した行動様式と考えることができます。そこで今回は全国から最前線で活躍する人々をお招きし、最新の状況とともに今後の可能性を議論します。めまぐるしく変遷する現代において、トリックスター戦略が何をもたらすかにご期待ください。

OSCライブラリの比較

MIDIが機能的に不十分なのは周知として、かと言って代替えの決め手がないのが昨今の音楽業界のツライところ。有力候補はOSC (Open Sound Control) ですが、これもちょっとパッとしない。でも、まぁMaxもSuperColliderも標準対応なのでOSCを使っちゃうワケですが….

それでiPhoneやiPad用のOSC対応アプリケーションを作る場合には、OSCでの送受信を行なうライブラリ(フレームワーク)を使うのが簡単。OSCライブラリはいくつかあるので、ちょっとまとめてみました。

osc-library-comparison

この表でSuporrted Data Typesの記号の意味はOSCの仕様に従っています。また、Response Time(応答時間)は、MaxからiPhoneにOSCメッセージを送り、それに応じたiPhoneからOSCメッセージが送られてくるまでの時間をミリ秒単位で計測し、0.1秒間隔で1000回行なった結果の平均です。つまり、通信は2回行なわれていて、Maxでの送受信にかかる時間も含まれています。片道なら、この数値の半分ですね。Standard Deviationは1000回分の計測値の標準偏差です。

さて、表にまとめたものの、これでますます悩ましくなりました。以下、簡単にコメントしておきます。

ObjCOSCは実測値は優秀ですが、基盤となっているOSC-Kitが古い時代のものでサポートされないそうなので、将来に渡る使用には不安が残ります。ObjCOSC自体もWEBサイトが消滅しているようです。

VVOSCは機能的には優れているんだけど、処理時間も標準偏差も大きいのがイケてません。他のライブリに比べて4倍くらい時間がかかって、しかもバラつきが大きいので演奏的なリアルタイム性の高い用途には向かないでしょうね。

bboscは処理時間も短く、機能的にもまずまずなのですが、計測中に1〜2秒間無反応になることがありました。私のコーディングがイマイチなのかもしれませんが、WEBサイトにはサンプル等が乏しく、原因は解明できていません。このままじゃちょっと怖くて使えませんね。

libloも処理時間や機能は良好とは言え、こやつはC言語インターフェースなので、Objective-Cと混在させて使うための知識やテクニックが必要になります。プログラミングの知識が少ない初心者は手を出さないほうが無難ですよ(これに限らず、私に質問しないでね〜)。

残るWSOSCはOSCメッセージの処理だけでデータの送受信機能を備えていないので、計測をしていません。OSC-Kitは前述の理由で却下。ofxOscoscpackWOscLibなどのC++ライブラリは個人的にはキライなので、これまた却下。

と言う訳で、決定打を見いだせないままのレポートになっちゃいました(残念)。内容的な間違いや新しい情報があれば、ぜひぜひご連絡下さいね〜。

Wolfgang Flürになろう!Part.2

Part.1で導電性のスティックを用いて、叩いた瞬間に接触する面積がある程度大きいことが動作条件になることが分かったので、Part.2ではスティックを工夫することにします。

最初に試したのは導電シートで、電気を通すスポンジですね。東急ハンズで200円弱。これをアルミ棒の先端に巻き付けると(写真右上)見た目はスマートであるものの、反応はイマイチ。2枚の幅広シートで挟み込み、アルミ棒の先端から半分はみ出るように取り付ける(写真中央)と、随分と反応は改善されます。

意外な伏兵だったは、Craftwifeさんから提案していただいた小麦粉を水で練って粘土状にしたもので、かなり反応が良いです。こちらは食紅でピンク色にして導電性樹脂棒に取り付けています(写真左下)。色まで付けるあたり、さすがはクラフトする主婦でございます。

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ただし、いずれも押し付けるようにスティックでiPhoneを叩かないと反応しない場合があります。スナップや反撥を利用して素早く叩くトリルやロールのような高速奏法には追従してくれないのです。

そこで、今度はiPhoneのスクリーンに伝導シート(写真右上)、小麦粉粘土(写真右下)、水を含ませた状態の高分子吸収ポリマー(写真左上)、そして水滴(写真左下)を載せて、素の金属棒や樹脂棒で叩いてみます。ちなみに、高分子吸収ポリマーはrecotanaさんに教えていただいたもので、介護用品(オムツ)などに含まれていますね。

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その結果、私のような素人奏者が叩く程度であれば、水滴とポリマーはロール奏法に追従してくれます。伝導シートと小麦粉粘土はダメでした。もっとも、水滴やポリマーはスクリーン面を傾けると流れちゃうので、ハンディ・パーカッションには向かないですね。水平固定置きにする場合でも、直径で25mm以上にできないのが難点。

ところで、念のため(安物の)テスターでそれぞれの電気抵抗を計ってみました。あれ?反応がイマイチな導電シートが最も抵抗値が小さいですね。素人電気実験者としては何が何だか分かりません(苦笑)。

伝導シート 20KΩ
水滴    1MΩ
ポリマー  3MΩ
小麦粉粘土 4MΩ

そんなこんなで最適解は見つからないままですが、現時点では先端に小麦粉粘土を取り付けた金属棒や樹脂棒をスティックとして用いることにします。高速奏法はできませんが、少なくとも電卓(Pocket Calculator)では8分音符でしか叩いていないので問題ないです。また、小麦粉粘土は次第に乾燥するのが厄介ですが、これもオーボエ奏者のリードみたいなものだと思えば納得できますね。(以後Part.3に続く)