iPhoneはiPodじゃない

iPhoneは携帯電話機能がついたiPod(あるいはその逆)ではないよ。事前情報として、そういった言い方がされてたけど、現物が発表された今、iPhoneをiPod系列として考えるのは間違いだと思う。ケータイiPodならRokrとかあったわけだし

要するに、iPhoneはケータイMacなんだよね。ケータイを隠れ蓑にしたMac、あるいは、iPodを隠れ蓑にしたMac。正確にはMacではなくてOS Xなんだけど、Computerを外したAppleの目論み通りになれば、Macを外して蓑に隠したOS Xが巷に浸透していくことになるわけです。

それを象徴しているのが、AppleのWEBサイトで最初に現れるオレンジ・クラウンフィッシュ。Mac OS Xのデスクトップ・ピクチャーをそのまま使っているので、最初に見てアレ?と思った次の瞬間に合点がいきました。

そう言えば、オレンジ・クラウンフィッシュはカクレクマノミと言われることもあるし(本当は別種)、PIXARのファインディング・ニモの主人公だから、なんだか出来過ぎた、実に分かりやすいメッセージですよね。

というわけで今日のデスクトップ。
crown-fish-desktop.jpg

ただし、セキュリティの問題で、簡単にアプリを開発したり、インストールしたりはできないという話が出ているので、この点が唯一の気掛かりね。まぁ、きっと何とかなっちゃうんだろうけどね。

ちなみに、日本では当面ケータイとして使えないから云々ってのも問題になりません。少なくとも私にとっては、ね。だって、ケータイって持ってるけどほとんど使わないし、iPodも初代から5Gまで10台くらい持っているけど、本来の用途には使ってませんからね(笑)。唯一、フィットネスでshuffleかnanoを使うくらいかな。

iPhone登場

iPhone、出ましたね。Mac OS XベースのOS Xが動いて、マルチ・タッチ・スクリーン、Wi-Fi,Bluetoothなんだから、日本では電話として使えなくても、きっと皆さん買っちゃうでしょ? ちょうど私は6月にUSに行く用事があるので、発売日が合えば間違いなく買って帰ります。

iphone.jpg

iPhoneが持つセンサーは加速度センサー、近接センサー、環境光センサーだそうです。

今後の関心は、開発環境とかMac OS Xからのアプリ移植ですね。MaxもせめてRuntimeは動くようになって欲しいな。

jit.gl.multipleは2次元マトリックスで

学生がお正月に悩んでいたらしいのですが、jit.gl.multipleを使って以下のような3次元配置をしたかったんだそうです

3d-composition.jpg

それで、2次元配置なら、ヘルプ・パッチにもあるように、

jit.matrix 3 float32 4 4

jit.expr @expr “snorm[0]” “snorm[1]”

ってな感じで位置情報をjit.gl.multipleに送ればいいので、これを3次元に拡張すると、

jit.matrix 3 float32 4 4 4

jit.expr @expr”snorm[0]” “snorm[1]” “snorm[2]”

で良さそうなんだけど、これがうまく行かない。いろいろと試してみたところ、やはり3次元以上のマトリックスに対応していない気配が濃厚。そこで、取りあえずの解決策として考えたのは、1次元配列で位置情報を自前で計算する方法。ディメンションの大きさが異なれば、計算式も修正しなければならないのがイマイチなのですが….(jit.exprまでにマトリックスの大きさを取得して、その3乗根を第2インレットに送るとか?)

jit.matrix 3 float32 64

jit.expr @expr “cell[0]%4 – 1.5” “floor(cell[0]/4)%4 – 1.5” “floor(cell[0]/16) – 1.5”

jitglmultiplesample.gif

パッチのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。
jitglmultiple-samplepat.zip

後でMaxMSP-MLで尋ねたところ、”jit.gl.multiple only processes 2 dimensional matrices right now.”との返事でした。でも、そんなこと、どこにも書いていないのでは??

ちなみに、jit.exprはとっても便利なので、そのうち2061:Maxオデッセイ補完計画で取り上げようと思ってました。

CocoaCollider

SuperColliderネタで、隣人から教えてもらったCocoaColliderが面白いですぅ。Interface BuilderでSuperCollider用のGUIが作れる程度かなと思いきや、SuperCollider(のLanguage)からQuartz Composerのムービーをコントロールしたりして、ビックリドッキリ。なんと、an Objective-C bridge for SuperColliderなんだそうです

cocoacollider.jpg
CocoaColliderのWEBサイト

つまり、Objective-Cでできることなら(=Cocoaできることとなら、=Mac OS Xでできることなら)何でもSuperColliderからできる、ってことでしょう? スゴ過ぎます。

それでは、an Objective-C bridge for Maxは誰が作るんでしょうね?

jit.opのバグ

うぉ、なんか吹雪いてますね…..1月公演では自前のパーティクル・システムもどきを作っていて、これが吹雪みたいな表現にも使えるんですけど(ってのは強引な引っ掛け)、制作途中にjit.opでの計算がうまくいかなくって四苦八苦してたら、jit.opのバグだったという話です。

jit-op-bug.jpg

上図のように、%(割り算の余り)はきちんと計算されていますが、fold(折り返し型の余り)やwrap(包み込み型の余り)は無茶苦茶な結果になっていますね。ありゃりゃらと思って、MaxMSP-MLを検索してみると、既知のバグで次バージョンで解決見込みとなっていました(早く出してね〜)。

てなわけで今回は、どんなシステムにもバグがあるからね(ただし99%は自分のバグ)っていう話と、マトリクス演算は膨大な計算量でバグ探しが大変なんだけど、上図のような単純化したパッチで検証すればいいんじゃないかなという提案でした。

ホール打ち合わせ

昨日は1月公演の打ち合わせでホールに行きました。日本では珍しい、すり鉢状の円型劇場で響きもきれい。ここに巨大スクリーンを作り、6.1ch音響を響かせます。乞うご期待。

hyogopahall.jpg

って書いてると、本当にブログみたい(笑)。

複眼カメラBumblebee2

ちょっと軽めの話題で、二眼カメラBumblebee2のご紹介。この製品は小さな筐体の左右端に2つのカメラを内蔵していて、両眼視の原理で立体像が得られます。つまり、画像だけでなく3Dの形状データがリアルタイムに得られるわけです。

bumblebee2.jpg

これをストレートに使ったのが、United Visual Artistsが制作したColderのTo The Musicというプロモ・ビデオ

colder.jpg

これを見ると一目瞭然ですが、映像をぐるりと回転させて皮膚の裏側を覗くような操作が面白キモ悪ですね。映像処理としては、2つの映像の類似点から奥行き情報を計算するようなので、ノッペリした部分(真っ黒とか)は判断できずに抜けちゃいます。これがまた面白キモ悪。

このカメラはIAMASでやっているMirageプロジェクトでも導入していて、その場で操作するとさらにいろいろと発見があります。Colderみたいなのは一発ネタなので、同じことしてもダメですけど、2つの映像を両眼HMDでそのまま見るだけでも面白そう。難点としては、ちょっと高価なのと、PCIカード接続なので野外などの機動性に欠けることですかね。

Wiiリモコンを分解

他のサイトで既出なんですが、自分でもやっておかなくちゃ、ということでWiiリモコンを分解しました。裏蓋を外して、4本のネジを外すだけ。ただ、ネジがY字型で特殊なドライバーが必要なのと、筐体の先端部分が外れにくって、かなり力(&勇気)が必要なので、ご注意を。

wiiremote-disassembly.jpg

緑色の基盤の左側にはみ出てる黒縁円型が加速度センサーですね。中央下寄りの黒淵円型(ちょっと大きめ)がスピーカー。ボタンなどを戻すのが大変かなと思いきや、きれいに収まるように筐体が工夫してあって、さすが〜って感じでした。

ちなみに、何故分解したかと言うと、Wiiリモコンを使うだけなら誰でもできますけど、もう一歩進めると、コア部分をオブジェに仕込んだり、メディア・スーツ(死語?)を作ったりしたくなりますからね。その日のためにアタリを付けておこうと思ったわけです。

現実的な問題としても、これだけのセンサーやスイッチをBluetoothで飛ばすとなると、部品代だけでも3800円で収まる訳ないですからね。ましてや開発コストを考えると無血開城したくなります。ただ、基盤より小さくするのは難しので、縦の長さがネックになる場合があるかもです。

ところで、Y字型ドライバーはIAMAS近くの二見屋というネジ屋さんで買いました。ここのおやじさんがすごくって、一瞥するだけでどんなネジでも出してきてくれるので、分解工作系IAMAS人にマストビジットなお店なのです。

futamiya.jpg

写真では分かりにくいかもですが、この奥に信じられないくらい多種多様なネジが大量にスタンバってます。