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アイコンのローカライズ時の注意点

「iPhone SDKの教科書」のサンプルをApp Storeにサブミット中ですが、アプリケーション・アイコンをローカライズしているAgeのバイナリーをアップロードすると以下のエラーが出ます。

The binary you uploaded was invalid. The bundle did not contain an icon.

よくよく調べてみるとiPhone Application Programming Guide(キホンだよな〜苦笑)に、こんな記述がありました。

Even if you provide localized versions, however, you should always include a default version of these files at the top-level of your application bundle. The default version is used in situations where a specific localization is not available.

アプリケーションのパッケージを開けば分かるように、アイコン・ファイルはローカライズしているから、English.lprojやJapanese.lprojといったフォルダ内にあります。しかし、これじゃダメで、トップ・レベル(パッケージを開いてすぐの階層)にもアイコン・ファイルが必要ってことのようです。

もっとも、トップ・レベルになくても、.lprojフォルダにアイコン・ファイルがあれば、非対応言語の場合でも正しく表示されます。また、App Storeでは言語ごとにアプリケーション・アイコン(512×512ピクセル)を変えて登録できないから、なんだか中途半端な気もしますね。

ともあれ、この点はアップロード時に自動チェックされるので、以下の手順で対処する必要があります。ただし、これはローカライズ時にXcodeが自動的にすべき仕事ですよね。

  • .lprojフォルダとは別にImagesフォルダにもIcon.pngを入れる。
  • (このIcon.pngは英語版でも日本語版でもどちらでも良い。)
  • ImagesフォルダのIcon.pngをプロジェクトのImagesグループに登録する。
  • アプリケーションをビルドし直す。

files-of-age

サンプル・アプリケーションをサブミット中

「iPhone SDKの教科書」で解説しているサンプル・アプリケーションをApp Storeにサブミットしています。アプリケーションの由来として書籍の説明画面を追加しているけど、それ以外は基本的には書籍に掲載したままです。iPhoneアプリケーションなのだから、App Storeに出すところまで検証しないと意味ないですよね。他の書籍の人はどうしているのかな?

ともあれ、全6種類のうち、まずは斥候としてカウンターをサブミットしたのが4月初め。当初は「書籍『iPhone SDKの教科書』#0-Counter」みたいなアプリケーション名であったのが原因でリジェクト。iPhoneという商標をそのまま使うのはダメなんですね。それは知ってたけど、書名としてなら大丈夫かと思ったのが甘かったですね。

そこで「iPST#0-Counter」に改名して再サブミットするも、今度は説明画面に書籍の表紙の写真を載せていたのがダメでした。うむ〜確かに表紙にはiPhoneという言葉も、iPhoneの写真も載ってます。それはそうなんだけど、一度に指摘して欲しいよね。

三度目の正直となるか、二度あることは三度あるとなるか、表紙ではなく本文ページの写真に入れ替えて再々サブミット。しばらく音沙汰がなかったのですが、いつのまにか審査に通過していました。普通は審査通過メールが来るのですけどね。

ともあれ、現在はApp Storeから「iPST#0-Counter」を無償ダウンロードすることができます。

ipst0-counter-in-appstore

斥候くんが審査にパスしたので、残る5種類もサブミットしました。作業は難しくないけど、同じことを5回もするのには飽きちゃいました。なにしろ、説明画面の追加、ディストリビューション用バイナリーの作成、説明文章の作成と英訳、画面キャプチャーの作成、そしてApp Storeへのアップロードと、それなりに時間がかります。それが5回ですからね、楽しいゴールデン・ウィークに何してるんだろう?というキブンになります(笑)。

TiE50、頓智・に投票を!

5月15日〜16日にUSのサンタ・クララで開催されるTiECON 2009というカンファレンスで、1200社のノミネートから150社のファイナリストのひとつに頓智・が選ばれました(パチパチ)。しかし、ここから一般投票(と審査)による50社(TiE50)に選出されなければ、実際の発表ができません。そこで、心ある方は頓智・に投票していただけないでしょうか? 手順は以下のように簡単で、1分でできると思います。投票締切は5/7なので、今すぐVOTE!

  • 投票フォームを開く
  • Tonichidot Japanをチェック
  • Cast Your Vote Nowボタンをクリック
  • メール・アドレスを入力
  • Cast Voteボタンをクリック

tiecon-vote

実際には、有効なメール・アドレスであれば何回でも投票できるようです。なので、複数のメール・アドレスをお持ちなら、1回と言わず、2回、3回と投票していただければ有り難いです。

150社には強豪もいっぱい選ばれていますし、アジア勢からは唯一の選出が頓智・なのだそうです。そんなこんなで、なんとかTiE50に進めるよう、応援よろしくお願いします。

セカイ頓智の旅

Mac Fanでの新しい連載「セカイ頓智の旅」が始まりました。頓智・のメンバーが世界中を旅しつつ、セカイカメラを巡って社会と人々を思念する過程をお届けしようという企画です。

sekai-tonchi-no-tabi

第1回目は4月末に発売された2009年6月号で、頓智・CEO井口尊仁氏とのパリでの対話が収録されています。いろいろとネタが多くて、泣く泣く香港での話題は見送ったくらいなのですが、今後どうなりますことやら、乞うご期待!

ちなみに、これまでの「aのかたち」は休載です。まだまだ書き足りないので、またいつか再開したいと思っていますが、あれはあれで結構大変でしたね。大きなテーマを取り巻く話題を小分けにして連載する難しさを堪能させていただきました。

The first tag in Seoul

昨日からソウルに来ています。インサドン近くのカフェの2Fからパチリとエア・タグを浮かべました。

first-tag-in-seoul

いつも思うのだけど、韓国は私にとってパラレル・ワールド。街や人々の様子は日本によく似ているのに、ハングル表記がほとんどだから、うまく行動できない。逆に欧米は街も人々も異なるのに、英語(と言うかアルファベット)表記だから、なんとかなってしまう。

それで言えば、Google Mapもハングル表示なので、何が何やら分からないです。これは日本でも同じで、日本にいらっしゃった外国の方は苦労するみたい。ボーダーレスな時代のネックは、いつも言語ですね。

ofxiPhone

ドタバタで先送りにしていたofxiPhoneをインストールしてみました。メディア・アートのビジュアル系(笑)として、Processingに続くopenFrameworksのiPhone版ですね。生粋のObjective-C派はイヤがるでしょうけど、C++派で手軽にグラフィッカーになりたい人には良いかも。

ofxiphone graphics example

このofxiPhoneはココからダウンロードするだけ。pre released v0.06のiphone:x-code / iphone sdkってとこね。appsのexamplesに3つほどサンプルが入っています。最新版はsvnしてください。

ライブラリ自体はソース・コード提供&相対パス指定なので、フォルダ階層を変えないのが無難。OfxiPhone comprehensive guideは必読ね。

Programming for non-programmers

イーノみたいなタイトルだけど、「iPhone SDKの教科書」は、非プログラマのためのプログラミング、あるいは、非CocoaプログラマのためのCocoaプログラミングの本です。私自身が非プログラマにして非Cocoaプログラマだったしね。PCは電源の入れ方も分からない(つまり、Macオンリー)と公言しているので、Cocoaプログラミングの経験が長いように思われがちだけど、そんなことはありません。

snappy-xcode

正確には「Cocoa+Java」って本を出した2001年頃以降はCocoa使用経験ゼロです。何故って、デスクトップ・アプリケーションとしての作品は作らないからね。ここ何年かは「コンピュータは死んだ」と主張していて、少なくとも表現の媒体やフロントエンドとしてのデスクトップは完全に色褪せているわけです(ラップトップも同じこと)。

だから、Cocoaは忘却の彼方だし、Objective-Cは皆目分からんってのが以前の私。だけど、最初のiPhoneアプリ開発は2週間もかからなかったと思う。正式なSDKがない頃で、ドキュメントも皆無に近い状況を考えれば、なかなか優秀ですね(自画自賛)。ただ、これにはワケがあって、Cocoa Touchがエレガントであることと、CとSmalltalkの使用経験があったことに助けられている。OOPSって仕組みさえ理解すれば、後は調べればいい(調べるしかない)ですからね。

そんなラッキーもあって、iPhoneアプリ開発は異様に簡単だと思いがちだけど、プログラミングが初めての人にとっては敷居が高いことには変わりない。一方で、プログラミング経験のある人にとっては、新しいAPIや言語に取り組むことは大きな問題にならない。というのが1年ほどiPhoneスタディ・グループを主催しての実感で、それが「iPhone SDKの教科書」の通奏低音になっている。すなわち、敷居を下げることと慣れること、ね。

一方、非プログラマにとって「iPhone SDKの教科書」の次に必要なのはアルゴリズム考案力なんだけど、これは結構難しい。アルゴリズムは解決すべき問題ありきなので、どうしても個別対応になっちゃう。事例紹介ばかりだと汎用性に欠けるし、一般的なアルゴリズムは抽象的になりがちで面白くない。何か良い書籍等があれば教えてくださいませ。

iPhone SDKの教科書はどこにある?

普段はAmazonでしか書籍を買わないんですけど、そのAmazonでは「iPhone SDKの教科書」が入手できない状態が続いていますね。しかも、本体価格2,800円に対して4,000円以上の中古商品・コレクター商品がゾロゾロとあります。

high-priced

随分以前に「トランスMaxエクスプレス」が絶版状態になって、4〜5倍もの高値がついたり、違法フル・コピーが売られたりしたことがありましたが、新刊書籍が中古レアもの扱いになるのはダメですよね。周辺業者が商魂逞しいと言うより、出版社の配本判断がお馬鹿さん過ぎです。

だけど、インターネット書店一括検索で調べてみると、3サイトは在庫無しで4サイトは在庫有りでした。オフライン書店は調べにくいけど、ジュンク堂書店の池袋本店は7冊在庫有りです。

Amazonにあらずんば本にあらず、とまでは言いませんけど、流通革命とかIT革命とか、いつの時代の話だったんでしょうね。この出版社って「IT・ビジネス出版社」ってうたってるものの、ぜんぜんインフォメーション・テクノロジーっぽくないです。

【追記】1日後に調べるとジュンク堂の在庫が8冊に増えていました。なぜ増えるのかが不思議ですね。それはともかくとしても、オフライン書店から引き上げてオンライン書店に回すべきじゃない? 営業と流通は何をしてるんだろう? 脳梗塞&動脈硬化じゃないよね?

日英仏iPhoneアート・アライアンス

昨日はエプリル・フールをものともせず、アート談義に花が咲く一日でした。まずは、ロンドンからCentral Saint Martins大学のPeter Cornwellさんがパリにいらして、巨大LEDディスプレイ・システムのミーティング。昨年末からCSM大学、Princeton大学、IAMASと三校での共同プロジェクトが始まっています。ここで巨大ディスプレイとiPhone(セカイカメラ?)を組み合わせることを提案。パーソナルとソーシャルとパブリックの融合じゃ!などと説明したところ、結構気に入ってもらえた様子。iPhone関連以外の制作ができるほど暇人じゃないので、半ば無理矢理にでもプロジェクトをiPhone化ね。

夕方はJean-Lui Boissierさんを訪ねて、École nationale supérieure des arts décoratifs(何て発音すれば良いのだ?)という学校へ。建物自体はルイ14世の時代に建てられ、内装はPhilippe Starck氏(この学校の教員でもある)の手によるそうです。ボアシエさんはパリ第8大学とは別に、この学校ではモビリティ研究会を主催して、数人の学生とともにiPhoneによるアート表現を模索しているとのこと。App Storeでのリリースは決めかねているそうですが、すでに数個のアプリケーションが稼働しています。いかにもボアシエさんらしいものや、学生のキュートなものもあります。

そんなこんなで、今後もイギリスともフランスとも共同プロジェクトや情報交換が続いていきます。メディア・アートをめぐる状況、iPhoneをアート・プラットフォームとして扱う是非、作家とApple/App Storeと観衆(ユーザ)との関係などなど、共通する問題意識も多く、有意義な意見交換でした。

ecole-arts-deco

3/31はパリで発表

明日からMarketing 2.0というカンファレンスに参加します。我々、頓智・のセカイカメラは3/31の午後に発表の予定。iPhone版も強力になりつつありますが、これまでちょい見世だったAndroid版とのダブル・アクションがハイライトになりそう。全体のスケジュールはこちら

marketing20conference2009

Marketing 2.0 Conference
March 30-31, 2009
ESCP-EAP University, Paris France