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2/26は大垣でセミナー

来る2月26日に大垣でモバイル系セミナーを行ないます。題して「トリックスター戦略会議」。いわゆる講演もありますが、目玉は北海道から九州まで日本各地(と言っても5ヵ所)からお招きした新鋭気鋭のキー・パーソンによるバトル・トーク。それぞれの場所で何が起こっているのか?世界の中心(US西海岸?)に対して僻地はいかに在り得るのか?モバイル・テクノロジーは生活や社会をどう変えるのか?といったことを、参加者の皆さんとともに考えたいと思います。ぜひぜひご参集ください。

trickster_flyer

トリックスター戦略会議

   日時:2009年2月26日(金)15:00~17:20
   会場:ソフトピアジャパン ドリームコア2F 【会場】
講師・司会:赤松正行
 パネラー:石坂忠正今井敬子和田純平二宮章山口博光
   参加:無料  【参加申込】

トリックスターとは、神話や物語の中で神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物のこと(ウィキペデイアより)。相対する存在をヒーロー(英雄)に求めれば、ヒーローが中央集権型で封建性に縛られているのに対して、トリックスターは自律分散型で革新性に富んでいます。つまり、それは現在急速に浸透しつつあるモバイル的な社会や生活に適した行動様式と考えることができます。そこで今回は全国から最前線で活躍する人々をお招きし、最新の状況とともに今後の可能性を議論します。めまぐるしく変遷する現代において、トリックスター戦略が何をもたらすかにご期待ください。

スリットでスキャン【Timetracks】リリース

新作Timetracksをリリースしました。サブタイトルにもあるように、iPhoneの内蔵カメラを使ってスリット・スキャン方式で画像を生成するアプリケーションです。サポート・サイトでは作例を紹介していますので、面白い画像を作られた方は是非ご連絡ください。

timetracks-03

さて、スリット・スキャン(Slit-scan)についてはWikipedia(英語)あたりに説明があります。元々はカメラの前にスリット(切り込み)が入った板を置き、その板を動かしながら何度も撮影をする特殊技法のことです。ひとコマずつ撮影するストップ・モーションも面倒ですが、その数百倍の手間がかかることが想像できます。

でも、デジタルなら結構簡単。Timetracksではカメラ映像の一部を短冊状に切り取って時間経過に従って並べて続けるだけです。言葉にすると分かりにくいかもしれませんが、Timetracksを起動して適当な方向に向けて放置しておくと、次第に動作原理が掴めると思います。被写体の動きやスキャン動作などの設定によって得られる結果が異なりますので、いろいろと試してください。

ところで、このTimetracksは数年前に制作した同名の展示作品が元になっています。画像処理は簡略化していますし、プリンタへの自動出力などはないのですが、それでもほぼ同等の鑑賞が掌のiPhoneでできるのは素晴らしい。さらに言えば、TimetracksもMirrorscopeと同様に初代iPhone時代のアプリケーションなんだけど、UIGetScreenImage() 解禁 にともない、ようやく日の目を見たという次第です。

Timetracksでは静止画が生成されますが、動画のスリット・スキャンもあって、有名なのは「2001年宇宙の旅」のワープ・シーンですね。私がリブチンスキー効果と呼んでいる手法にも発展できます。以下はZbigniew Rybczynski氏の”The Fourth Dimension“なる映像作品(のワン・カット)で、これが実際には立体的に「ねじれる」ように動きます。

thefourthdimension

このような効果も静止画ならTimetracksで作成できますね。しかし、動画となると現在のiPhone OSでは難しいのです(たぶん)。公開APIの範囲で(少々トリッキーでも)、カメラのライブ・ビューをオフスクリーン取得するできるといいんですけどね。何か方法をご存じの方は教えてくださいませ。

鏡に映る真実【Mirrorscope】リリース

新作Mirrorscopeがリリースされました。iPhoneカメラのライブ・ビューに鏡像などさまざまな視覚効果を与えるアプリケーションです。これまでとはちょっと違う景色に出会えますから、いろんな場所でMirrorscopeをかざしてみてください。サポート・サイトはコチラ

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厳密には鏡像じゃない視覚効果もありますが、現実の光学特性のみに囚われず、鏡を特殊な写像体と考えて不思議愉快な効果を与えています。

mirrorscope_m2

ちなみに、このアプリは「iPhone ARは第2章へ突入」でも触れたように最古参のアプリのひとつです。そして、最近になって塩漬け解除の希望的観測のもと、クリティカルな部分を外してサクっとサブミットしました。なので、まだ盛り込んでいない表現や実現できない機能もあります。でも、今後もトライしていきますので、どのように変化するかも楽しんでいただけると思います。

セミナー登壇者の募集

来る2010年2月26日(金)に大垣市のソフトピアジャパンにて開催予定のモバイル関連セミナーを企画しています。今回は各地で意欲的に活動されている方をお呼びして、地域性を含めた現状や今後の展望を考えていきたいと思っています。

すでに何人かの方に打診中ですが、西日本(中国、四国、九州)方面での知己がありませんので、セミナーの登壇者になっていただける方をオンラインで募集させていただきます。以下の内容や条件をご了解いただけるようでしたら、コチラよりご連絡ください。現在の活動内容や地域状況などをお知らせいただけると有り難いです。

登壇者として希望している方

・西日本(中国、四国、九州)に在住の方。
・iPhoneまたはAndroidのアプリ開発に携わられている方。
・地域の事情を理解し、地域に根ざした活動をされている方。
・個人や小規模企業で活動されている方(大企業は除く)。
・学生または若手で意欲的な方(実年齢は問いません)。
・できれば女性の方。(どうしても男性が多くなるので)

セミナーでお願いしたいこと

・開催時間15:00〜17:20および前後の打ち合わせへの参加。
・10分程度でご自身の活動や地域の状況をお話いただく。
・30分程度で数名でのパネル・ディスカッションに参加していただく。

お支払いさせていただくこと

・謝礼
・往復交通費
・1泊宿泊費(遠方の場合)

以上です。どうぞよろしくお願いします。

【追記】募集は終了しました。ご希望やお問い合わせなどをいただき、ありがとうございました。

何台でも同時撮影【AirCamera】リリース

新作AirCameraがリリースされました。LAN内のiPhoneのシャッターを同時に切る超絶?アプリです。何台ものiPhoneで同時撮影すればギガピクセル写真とかパノラマ写真とかオブジェクト写真が簡単にできちゃいます。高価な特殊撮影装置が必要だったけど、これからはiPhoneを集めるだけ。一人で何台も持ってる人は少ないでしょうけど、皆で集まってAirCamera撮影大会しましょう!ギネスにも挑戦できる?

aircamera

AirCameraはOSCプロトコルなのでコンピュータから制御できます。サンプル・アプリケーションはサポート・サイトにあります。例えば、AirCameraControlのSequential Snapボタンがマシンガン撮影です(複数台のiPhoneが必要)。

OSCを扱えるプログラミング言語はたくさん。Maxな方、Processingな方、SuperColliderな方、QuartzComposerな方、Flashな方、Pythonな方、Rubyな方、Javaな方、Cな方、その他いろいろな方、対応アプリ書いてください。さらにネットワークやセンサーと絡めることもできますね。Tweetで撮影するとかドアが開くと撮影するとか。

もちろん、AirCameraはコンピュータなしでも大丈夫。ツールバー中央の撮影ボタンを押せば、その瞬間に全台がシャッターを切ります。その他すべての操作が連動します(写真アルバムの操作は除く)。また、すべてのAirCameraは設定が連動します。これで1台ずつ設定する手間が省けてシアワセ。コンピュータから設定を変えてもいいですよ。

何台ものiPhoneで撮影はできても、その後に写真を吸出すのが大変。なのでFlickrへの自動投稿機能を備えています。タイトル、説明文、タグが設定できて、iPhoneの名称とIPアドレスが自動付加されます。なので、AirCameraで撮影した素材写真群をギガピクセル写真やパノラマ写真に自動的に繋げるFlickr対応アプリも欲しいところ。Photoshopなどで根性で繋いでいただいても良いわけですが。

そんなこんなで、AirCameraを使って面白い写真を撮影された方や対応アプリケーションを作成された方は、是非お知らせください。サポート・サイトで紹介させていただきます。もっとも、伝統的な撮影方法にしか興味がない人にはAirCameraは無用の長物です。ビットの無駄使いとお呼びください。

【AirCameraで(簡単にor がんばれば)できること】

800px-the_horse_in_motion
(from Wikipedia)

【AirCameraのよくある質問の答え】

  • AirCameraでの同時撮影数は理論上、無茶苦茶たくさん、です。
  • ギガピクセル写真撮影には3GSが342台必要です。
  • ギガピクセル写真撮影には3Gが560台必要です。
  • 同じユーザであれば、何台でもAirCameraをインストールできます。 iPhoneの台数分の代金がかかるわけではありません。
  • AirCameraは初代でも3Gでも3GSでも動作します。それらの混在も大丈夫です。
  • AirCameraの制御ができない場合は、LANのポート56000番が閉じている可能性があります。そのポートを開放してください。
  • AirCameraはWAN(遠隔地同士)でも動作するはずですが、ファイアウォール等でポートが閉じられている場合は通信ができません。
  • 連動はWi-Fi接続時のみですが、Flickrへの自動投稿は3G接続でもできます。
  • 野外などWi-Fiがない場所では、モバイルWi-Fiルータを利用できます。例えばコレ
  • MacBook (Pro) の「ネットワークを作成…」もモバイルWi-Fiルータになります。

ところで、写真系や美術系の学校でAirCameraワークショップしましょうよ。ン十台持ち込むからね。参加者は撮影方法を考えて実践してポストプロセスまでやる。一眼レフばかりがカメラじゃない。手も足も動かすし、右脳も左脳も動かすことになるよね。

なお、AirCameraはセカイカメラともエアタグとも関係ありません。開発コードネームはAirCamで、ナントカCameraって山ほどあるから避けたい。でも、ここはやっぱエアカメラしかないと勇気を振り絞りました。ただ、頓智・から類似商標で訴えられないか心配で夜も眠れない(嘘)。

【補記】この記事はTwitterでのポストを編集しました。

辻褄時計 1.3、リリース

またまたって感じですが、辻褄時計バージョン1.3をリリースしました。今回のアップデートでは新しいアピアランスを2種類追加したことに加えて、新しいモードを3種類追加しました。

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まず、時折モードをオンにすると、ほぼ常にノーマルな表示なんだけど稀に辻褄モードが発動します。フツーの置き時計として使いたいけど、時々はギョっとしたい方にお勧めです。このような要望を何人の方からいただいていましたが、かえって混乱しないかと心配しないでもないです(笑)。

そして今回の目玉が、左右反転するミラーモードと上下反転する逆さまモード。これはかなり強烈で、時刻を読み取りにくいことこの上ありません。もともとiPhoneの向きによる回転表示に対応しているので、iPhoneを逆さまにしても、やはり逆さまになっちゃいます。両モードの同時オンもできます。

開発段階では設定画面も反転させていたのですが、さすがに極悪度が強すぎるのでナシにしました。でも要望が多ければ復活させます(キッパリ!)。と言う訳で、世界一摩訶不思議な時計を目指す辻褄時計を今後もご支援いただければ幸いでございます。

OSCならコレ【Remokon】リリース

Wi-FiでOSC (OpenSound Control)メッセージを送受信するiPhoneアプリケーションRemokon for OSCをリリースしました。RemokonとMaxやSuperColliderを使って、音楽や映像をバリバリ制御してください。i3L(無料)などを使えば、Ableton LiveなどのMIDI対応アプリケーションもコントロールできます。

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サポート・サイトにはRemokonやその前身にあたるakaRemoteを使ったデモ・ビデオがありますので、参考にしてくださいね。サンプル・プログラムやサポート・ライブラリもあります。

ちなみに、すでにApp StoreにはいくつかOSC対応アプリケーションがあるのですが、Remokonならではと思われる点を書いておきますね。これらにピンと来た方は是非使ってやってください。

・OSCメッセージを受信してUIを設定できるので、ライブのセットアップなどに便利。
・SCメッセージをブロードキャスト送信できるので、複数の機材を同時コントロールできる。
・iPhoneを区別するデバイスIDが利用できるので、複数のiPhoneを使うことができる。
・送受信されるOSCメッセージの情報量が多いので、高度なアプリケーションが開発できる。
・入力ポートと出力ポートを独立して設定できるので、柔軟な通信ができる。

とこんな感じかな。単純なOSCコントローラとしても使う場合にも、いろいろと便利な機能を備えているので、優秀だと思いますよ。

変異現実感【TransReality】リリース

なんとかリアリティってもう聞き飽きたとお思いでしょうが、それに輪をかけるように(スミマセン!)新しいiPhoneアプリケーションTransRealityをリリースしました。トランス・リアリティ、変異現実感、でございます。

このアプリケーションでは、iPhoneのカメラのライブ・ビューが周期的に変形(トランスフォーム)するので、視覚的なクラクラ感またはウットリ感を楽しんでいただけます。変形は回転、反転、フラッシュ、拡大縮小の4種類で、スクリーンをドラッグまたはタッチして操作します。ライブ・ビュー越しに現実のモノをつかんでクルっと回す、みたいな感覚にしたかったんですが、どうでしょうか? 詳しくはサポート・ページをご覧くださいませ。

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iPhone SDKをご存じの方はcameraViewTransformやcameraOverlayViewあたりをいじってるな〜と想像できますよね。そんなにトリッキーことはしていないのでコア部分はタイマー処理を含めても数十行じゃないでしょうか? でもユーザ・インターフェースやら補助機能やらを盛り込むとン百行になっちゃいます。人様に使っていただくってことはそーゆーことよ〜とは思いますが、倒錯気味な気分になることも確かです。

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ちなみに、この手のアプリケーションは静止画で動作を伝えるのは難しいので、デモビデオを作らなきゃってことで校庭をウロウロしていたところ、興味を持ってくれた(持たされた?)学生が結集して急遽豪華な撮影大会になりました。ギターを弾く人、旗を振る人、iPhoneを持つ人、iPhoneを操作する人、撮影する人、画面反射防止する人、などなど。その仕上がりはYouTubeにて公開中。素晴らしい!〜多謝多謝。

11/21は銀座でDSPの変

先月に引き続き、Apple Store 銀座でIAMASはDSPの面々がプレゼンテーションを行ないます。前回はiPhoneオンリーでしたが、今回は音楽、映像、デバイスなどが中心になるようです。ただし、前回に微笑を誘っていたiPhoneでRFIDチームが雪辱戦をすると宣言していますね。

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IAMASイキマス DSPの変 -HEN-
レクチャー&プレゼンテーション @Apple Store, Ginza

日時: 2009年11月21日(土曜日) 17:00〜19:00
場所: アップルストア銀座店 3F
出演者: 平林真実、IAMAS DSPコース学生、他
入場無料、事前予約不要

いつも「変」なのだから、わざわざ「変」と宣言するのも「変」ですが、まぁきっと「変」なのでしょう。ご期待ください。

辻褄時計 1.2、リリース

いい加減と言うか気が狂ったと言うか、ハチャメチャなようで結構生真面目な辻褄時計の新しいバージョン1.2がリリースされました。今回もアピアランスを追加して合計7種類です。微妙なバグと言うかイマイチな挙動も修正されているハズです。

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新アピアランスはアンティキティラ島の機械(時計じゃないけど)みたいなのを作りたかったのですが、そんな高度な画像が制作ができるわけもなく、なんとなく古代の文字盤っぽい雰囲気だけに終わっています。ちなみに、アピアランスは画像追加とInterface Builderの設定だけで比較的簡単に追加できるので、素敵なアピアランスを作っていただける方はご連絡くださいませ。次のリリースに含めてさせていただきまっす!