続・iPhone SDKの教科書はどこにある?

ようやくという感じで、5月頭に「iPhone SDKの教科書」が増刷されたそうで、その第2刷本も最近届きました。でも、未だにAmazonでは注文不可のままで、インターネット書店一括検索で調べると、リアル書店のジュンク堂でも品切れを起こしていますね。増刷分が一瞬で売り切れたとは考えにくいので、訳が分かりません。配本や流通がどうなってるのか、ますます不可解です。買いたいと思った人が、買いたい時に買えると良いのですが….前回と状況は変わっていませんね。

real-bookcover

5/15は名古屋でセミナー

5/15に名古屋で講演をします。iPhoneを巡る社会の動向からiPhoneアプリケーション開発の概要まで、あれこれお話をしようと思っています。「10分でできる〜」はツリですが(笑)、Hello World程度なら10分もかかりませんからね。

東海インターネット協議会併設講演会のご案内

東海インターネット協議会では、総会併設講演会として、以下のテーマで講演会を開催します。

日時:2009年5月15日(金) 16:00〜
場所:あいちベンチャーハウス 3Fセミナー室 【地図】

16:00 セミナー受付

16:30 「10分でできるiPhoneアプリケーション開発」
講師:IAMAS 国際情報科学芸術アカデミー 教授 赤松正行氏
概要:iPhoneアプリケーションは現代のゴールドラッシュとも呼ばれ、発売後僅か9ヵ月で総数2万個のラインナップと10億回のダウンロードを達成しました。しかも、参入や流通のコストが低く、使い易い開発ツールが提供されていますから、開発者にとっては極めて魅力的なプラットフォームだと言えます。ここでは、iPhoneアプリケーション開発の概要を紹介するとともに、制作のノウハウや苦労話についてもお話ししたいと思います。

18:00 「iPhoneアプリケーションを市場に出したら・・」
講師:サウンドウォークジャパン 加藤久昭氏
概要:iPhoneアプリケーションデペロッパーとして、6ヶ月の実績と教訓。今後の市場における新たな展開、またOS 3,0市場、製品、広告モデルのビジネスプランなどについてお話しします。

19:00 懇親会(会費制)

詳細は以下をご覧ください。
http://www.tokai-ic.or.jp/web-content/whatsnew.html
申し込みは5月12日までに、以下からお願いします。
https://www.tokai-ic.or.jp/oss/entry/soukai2009.html

MacのオーディオをiPhoneでモニタ

先のポストはMacで作成している画像をiPhone上で確認するってことだけど、同じようにMacで作成しているサウンドがiPhoneでどのように聴こえるかも重要。iPhoneのスピーカーは小さいので、まともなスピーカーとはまるで違って聴こえますからね。

単純には、サウンドをファイル・サーバに入れて、iPhoneのクライアント・アプリで再生すればいいけど、一連の手順が面倒過ぎる。サウンドを鳴らしながら、音質などの調整をしたいよね。このためには、iPhoneのスピーカーのIRレスポンスを測定して、Altiverbなどでコンボリューション演算して再生する方法があります。だけど、これはモニタしているスピーカーやヘッドフォンにも影響されるのでイマイチかも。

そこで私は、Macのオーディオ出力をiPhoneにライン入力して、iPhoneのスピーカーで鳴らしています。現在のiPhoneにはライン入力はないみたいですが、ちょっと手間をかければできちゃいます。

  • 市販のAVケーブルの4極ミニプラグをiPhoneのヘッドフォン端子に接続。
  • 抵抗入りのオーディオ・ケーブルをMacのオーディオ出力に接続。
  • iPhoneからのAVケーブルとMacからのオーディオ・ケーブルを接続。
  • iPhoneでEchochopsを起動。
    • Delayを0.2sくらいに、Feedbackを0.00%に設定。
    • OptionのOutputをSpeakerに設定。
    • Playボタンをタップして処理開始。

audio-through

このようにしてMacでオーディオを再生すると、iPhoneのスピーカから音が聴こえるはずです。後はMSPでもSuperColliderでも、お好みのソフトウェアを使ってサウンド・デザインをしてくださいませ。正確に同じ音とは言えないまでも、おおよその雰囲気を掴むには充分かと思います。これで全世界300万人(ウソ)のiPhoneサウンド・クリエータの悩みが解決します(たぶん)。

注意点としては、AVケーブルのミニプラグ4極のうち、根元側をオーディオ入力、その次をグランドとして用いる必要があることです。この手のケーブルは標準規格がないらしく、モノによっては使えないかもしれません。また、これは本来マイク付きヘッドフォンを使うための端子なので、オーディオ入力はマイク・レベルでなければなりません。Macのオーディオ出力はライン・レベルなので、抵抗を入れなければiPhoneでの音は歪んでしまいますよ。

あと、ロジテックのLIC-iREC01なども使えるかもしれませんが、持っていないので分かりません。AirPhonesAirfoil Speakers Touchは手軽でいいんだけど、音質的にイマイチなので、この手の用途には向かないと思うな。誰か、非圧縮(or 高音質)版を作ってください。

iPhoneとMacの画面をライブ表示

MacでiPhoneのGUIをデザインしてる時に、それがiPhone上でどう見えるのかを確認したくなるよね。あるいは、デモのためにiPhoneの画面をMacに表示したり、画面キャプチャーを取りたいこともあります。そんな場合には、以下のユーティリティでバッチリです。

Macの画面をiPhoneで表示

iPhoneの画面をMacで表示(要Jailbreak)

  • MacとiPhoneをLANに接続。
  • iPhoneでScreenSplitrを起動(すぐに終了してOnマークが付く)。
  • MacでDemoGodを起動。
  • Macのウィンドウに表示されるiPhoneの名前をクリック。
  • iPhoneで承諾を求められるので、Acceptをタップ。

この2つを同時にやってみました(笑)。少し暗めのところで撮影したので、実物のiPhoneのボディは黒く写っていて、Macの画面上のiPhone(つまり仮想のiPhone)は銀色の縁まではっきり写っています。

iphone-quartet

右下がScreenSpliterが動作しているiPhone(横置き)で、その画面が転送されて左上のDemoGodのiPhone風のウィンドウ(横置き)に表示されています。中央のiPhone風ウィンドウ(縦置き)がLiveView ScreenCasterで、このウィンドウの内側に透けて見えるMacの画面の一部が転送され、左下のiPhone(縦置き)のLiveView iPhone Applicationに表示されている、という次第です(ふぅ、説明難しい)。

いずれも、リモート操作なしのVNCと言えばそれまでですが、簡単に操作できるので便利に使えます。特にMac→iPhoneは必携。MacとiPhoneでは画面の解像度が違うし、色合いも随分と違うので、Mac上の作業だけだと必ず失敗しますからね。iPhone→Macは表示のフレーム・レートが低いので、リアルなデモには無理があります。

ついでに、ありがちなフィードバックも試してみました。画像の圧縮率が高いためか、すぐに色が濃くなってブラック・アウトしちゃいます。

iphone-feedback

【追記】ScreenSpliterはApple純正のAVケーブル(Dockコネクタ接続)にも出力できるけど、この場合でもフレーム・レイトは低いです。

アイコンのローカライズ時の注意点

「iPhone SDKの教科書」のサンプルをApp Storeにサブミット中ですが、アプリケーション・アイコンをローカライズしているAgeのバイナリーをアップロードすると以下のエラーが出ます。

The binary you uploaded was invalid. The bundle did not contain an icon.

よくよく調べてみるとiPhone Application Programming Guide(キホンだよな〜苦笑)に、こんな記述がありました。

Even if you provide localized versions, however, you should always include a default version of these files at the top-level of your application bundle. The default version is used in situations where a specific localization is not available.

アプリケーションのパッケージを開けば分かるように、アイコン・ファイルはローカライズしているから、English.lprojやJapanese.lprojといったフォルダ内にあります。しかし、これじゃダメで、トップ・レベル(パッケージを開いてすぐの階層)にもアイコン・ファイルが必要ってことのようです。

もっとも、トップ・レベルになくても、.lprojフォルダにアイコン・ファイルがあれば、非対応言語の場合でも正しく表示されます。また、App Storeでは言語ごとにアプリケーション・アイコン(512×512ピクセル)を変えて登録できないから、なんだか中途半端な気もしますね。

ともあれ、この点はアップロード時に自動チェックされるので、以下の手順で対処する必要があります。ただし、これはローカライズ時にXcodeが自動的にすべき仕事ですよね。

  • .lprojフォルダとは別にImagesフォルダにもIcon.pngを入れる。
  • (このIcon.pngは英語版でも日本語版でもどちらでも良い。)
  • ImagesフォルダのIcon.pngをプロジェクトのImagesグループに登録する。
  • アプリケーションをビルドし直す。

files-of-age

サンプル・アプリケーションをサブミット中

「iPhone SDKの教科書」で解説しているサンプル・アプリケーションをApp Storeにサブミットしています。アプリケーションの由来として書籍の説明画面を追加しているけど、それ以外は基本的には書籍に掲載したままです。iPhoneアプリケーションなのだから、App Storeに出すところまで検証しないと意味ないですよね。他の書籍の人はどうしているのかな?

ともあれ、全6種類のうち、まずは斥候としてカウンターをサブミットしたのが4月初め。当初は「書籍『iPhone SDKの教科書』#0-Counter」みたいなアプリケーション名であったのが原因でリジェクト。iPhoneという商標をそのまま使うのはダメなんですね。それは知ってたけど、書名としてなら大丈夫かと思ったのが甘かったですね。

そこで「iPST#0-Counter」に改名して再サブミットするも、今度は説明画面に書籍の表紙の写真を載せていたのがダメでした。うむ〜確かに表紙にはiPhoneという言葉も、iPhoneの写真も載ってます。それはそうなんだけど、一度に指摘して欲しいよね。

三度目の正直となるか、二度あることは三度あるとなるか、表紙ではなく本文ページの写真に入れ替えて再々サブミット。しばらく音沙汰がなかったのですが、いつのまにか審査に通過していました。普通は審査通過メールが来るのですけどね。

ともあれ、現在はApp Storeから「iPST#0-Counter」を無償ダウンロードすることができます。

ipst0-counter-in-appstore

斥候くんが審査にパスしたので、残る5種類もサブミットしました。作業は難しくないけど、同じことを5回もするのには飽きちゃいました。なにしろ、説明画面の追加、ディストリビューション用バイナリーの作成、説明文章の作成と英訳、画面キャプチャーの作成、そしてApp Storeへのアップロードと、それなりに時間がかります。それが5回ですからね、楽しいゴールデン・ウィークに何してるんだろう?というキブンになります(笑)。

TiE50、頓智・に投票を!

5月15日〜16日にUSのサンタ・クララで開催されるTiECON 2009というカンファレンスで、1200社のノミネートから150社のファイナリストのひとつに頓智・が選ばれました(パチパチ)。しかし、ここから一般投票(と審査)による50社(TiE50)に選出されなければ、実際の発表ができません。そこで、心ある方は頓智・に投票していただけないでしょうか? 手順は以下のように簡単で、1分でできると思います。投票締切は5/7なので、今すぐVOTE!

  • 投票フォームを開く
  • Tonichidot Japanをチェック
  • Cast Your Vote Nowボタンをクリック
  • メール・アドレスを入力
  • Cast Voteボタンをクリック

tiecon-vote

実際には、有効なメール・アドレスであれば何回でも投票できるようです。なので、複数のメール・アドレスをお持ちなら、1回と言わず、2回、3回と投票していただければ有り難いです。

150社には強豪もいっぱい選ばれていますし、アジア勢からは唯一の選出が頓智・なのだそうです。そんなこんなで、なんとかTiE50に進めるよう、応援よろしくお願いします。

セカイ頓智の旅

Mac Fanでの新しい連載「セカイ頓智の旅」が始まりました。頓智・のメンバーが世界中を旅しつつ、セカイカメラを巡って社会と人々を思念する過程をお届けしようという企画です。

sekai-tonchi-no-tabi

第1回目は4月末に発売された2009年6月号で、頓智・CEO井口尊仁氏とのパリでの対話が収録されています。いろいろとネタが多くて、泣く泣く香港での話題は見送ったくらいなのですが、今後どうなりますことやら、乞うご期待!

ちなみに、これまでの「aのかたち」は休載です。まだまだ書き足りないので、またいつか再開したいと思っていますが、あれはあれで結構大変でしたね。大きなテーマを取り巻く話題を小分けにして連載する難しさを堪能させていただきました。

The first tag in Seoul

昨日からソウルに来ています。インサドン近くのカフェの2Fからパチリとエア・タグを浮かべました。

first-tag-in-seoul

いつも思うのだけど、韓国は私にとってパラレル・ワールド。街や人々の様子は日本によく似ているのに、ハングル表記がほとんどだから、うまく行動できない。逆に欧米は街も人々も異なるのに、英語(と言うかアルファベット)表記だから、なんとかなってしまう。

それで言えば、Google Mapもハングル表示なので、何が何やら分からないです。これは日本でも同じで、日本にいらっしゃった外国の方は苦労するみたい。ボーダーレスな時代のネックは、いつも言語ですね。

4/25からソウルで展示&レクチャー

IAMAS/DSPコースと韓国ソンシル大学メディア科による学生展覧会が4/25から5/3までソウルで開催されます。この期間にソウルにいらっしゃる方は、是非ご高覧くださいませ。詳しい開催情報はコチラで。

HOME PARTY
Exhibition : Soongsil University BK21 Media Division + IAMAS DSP-Course

会場:Songwon Art Center
106-5 Hwa-dong Jongno-gu Seoul S.KOREA
+82 10 6472 7672

会期:2009年4月25日(土)〜5月3日(日)11:00〜18:00
*オープニング・パーティ 25日 17時〜

入場無料

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もともとは授業の一環で学外展覧会を提案したら、韓国での開催にまで発展したという経緯で、なかなか積極的な学生達です。私も同行してレクチャーを担当しますが、それ以外は横で見ていれば良いみたいです。殿様旅行させていただきます(ウソウソ)。