セカイカメラ・デビュー

TechCrunch50頓智・のセカイカメラがお披露目となりました。神がかったとも言えるメイン・プレゼンターの井口尊仁氏のパフォーマンスに会場は完全にヒートアップ。最後はスタンディング・オベーションで迎えられるという大成功ぶり。昨日まで誰も知らなかったチームとプロダクトが、このような大絶賛を受けることは、ちょっとないかも。日本語でのレポートはこちら

さらには、プレゼンテーション後のエキスパート4人とのQ&Aでも、頓智・の参謀と言えるピーター・アンシン氏の作戦が大当たり。そもそも、主催者がQ&Aは簡潔に言っているのに、エキスパート達の質問が長いのはダメじゃん。それに些末なことを聞くものだから、こちらが質問を聞き違えてるのかと思ったくらい(本当に聞き違えてたのかもしれないけど〜笑)。天下のティム・オライリーの質問に対して「イマジネーションを使え!」と答える人もちょっといないでしょうね。

* Photo from TechCrunch

はじめまして、頓智・です。

iPhonezに続いて、iPhoneをターゲットにしたアプリケーション&サービスを開発運営する頓智・株式会社が設立されました(とんちどっと、と読みます)。

会社の登記は8月上旬だったのですが、同時期にTechCrunch50(TC50)に選出されてしまったから、さぁ大変。このことが外部に漏れると失格するという規則があって、どのような事業であるかは公表できない。出来立てホヤホヤの会社で他に事業はないから、プレスリリースを出そうにも出せる内容がない、といった事情でした。WEBサイトも現時点ではロゴしか表示されていません。【訂正】プレゼンテーションが終了したので、簡単な情報が出ています。

そして、(アメリカ西海岸時間で)今朝、TC50がオープニングを迎えて、ファイナリストが発表されました。しかし、頓智・のプレゼンテーションは明日午後なので、それまでは事業内容は公表できないのですね。と言う訳で、サンフランシスコ周辺にいらっしゃる方は、ぜひ遊びにきてください。でも、入場料はUS$2,995(約33万円)もするので(苦笑)、ライブ・ストリーミングでもいいかも。頓智・の発表は、現地時間で9/9の14:15〜15:30、「Session 7: Mobile」です。

海外でiPhone 3G

iPhone 3G発売後の初海外でサンフランシスコに来ています。それで、iPhoneのApp Store(あるいはiTunes Store)は、自動的に現地のストアに切り替わるらしく、内容はすべて英語(US)で表示されます。それは構わないとして、アプリケーションや曲を購入しようとすると、日本で作ったアカウントは日本のストアでしか利用できません、みたいなことを宣われます。

MacのiTunesを使えば問題はないのですが、iPhoneでのストアの国設定ってないですよね?(あれば教えてください!)

【追記】MacのiTunesのiTunes Storeのトップ・ページで、その下部にある「Storeを選ぶ」ポップアップ・メニューで選んだ国が、iPhoneでも用いられるようです。国を変更した場合は、iPhoneを同期する必要があります。上記のトラブルは、たまたま(?)MacでUSを選んでいる時にiPhoneを同期したのが原因のようです。

ちなみに、通話などはバッチリ(当たり前)ですが、日本にかけようとすると、「頭の0を+81に入れ替え」なければならないです。それぐらい自動的にやってよね〜って思いますよね。iPhoneの国際化対応はど〜なってるんじゃい?っとクパティーノに向かって呟いでみました。そう言えば、明日のイベントは何が出るのかな?

【追記】SMSは「頭の0を+81に入れ替え」なくても、そのまま動作しました。なんだかチグハグな感じ。

9/25は飯田橋で講演

ちょいと先の話になりますが、9月25日〜26日に開催されるオープンモバイル・コネクションズ2008にて講演します。いわゆるビジネス・セミナーですね。赤松は初日のトップバッターなので責任重大と言うか、硬直化したオツム(誰の?)をきちんと引っ掻き回さなきゃならないんでしょうね。料金もお高いので、気軽に遊びに来てねとは言えませんが、よろしければどうぞ!

オープンモバイル・コネクションズ2008
日時:2008年9月25日(木):「iPhone Day」 10:00~17:00(開場9:30)予定
   2008年9月26日(金):「Android Day」 10:00~17:10(開場9:30)予定
会場:ベルサール飯田橋 (東京・飯田橋)
主催:日経コミュニケーション
料金:1日受講:28,000円 2日受講:50,000円

Ad Hocアプリケーションの動作方法

iPhoneのアプリケーションはApp Store経由でインストールするのが一般的ですが、それとは別にAd Hocと呼ばれる配布方法があります。これは開発者から見れば、100台までのiPhoneを登録して、それらのiPhone上でだけ動作するアプリケーションを作成し、メール添付やWebサイトを通じて配布することになります。インハウス限定のアプリケーションや、App Store登録前のベータ・テストなどに適していますね。

Ad Hocアプリケーションの利用者は、最初に使用しているiPhoneのID(UDID)を開発者に伝えなければなりません。これは以下の手順です。

(1) App Storeで無償配布されているAd Hoc HelperをiPhoneにインストール。

(2) Ad Hoc Helperを起動し、To:欄に開発者のメール・アドレスを入力し、Sendボタンを押してメールを送信。

(UDIDを調べるには、以下のiPhone Configuration UtilityやXcodeのオーガナイザを用いることもできます。)

次に、開発者からAd Hoc用のアプリケーションとプロビジョニング・ファイル(拡張子は.mobileprovision)を受け取り、以下の手順でインストールします。

(3) Appleから無償配布されているiPhone Configuration Utility(iPhone構成ユーティリティ)をダウンロードし、Macにインストール。

(4) プロビジョニング・ファイルをiPhone Configuration Utilityにドラッグ&ドロップ。ライブラリに追加するか?と尋ねられるので、「ライブラリに追加」をクリック。

(5) アプリケーションをiPhone Configuration Utilityにドラッグ&ドロップ。ライブラリに追加するか?と尋ねられるので、「ライブラリに追加」をクリック。

(6) iPhoneをUSBケーブルでMacに接続。

(7) 接続済みデバイスのiPhoneを選択し、プロビジョン・タブを選び、プロビジョニング・ファイルの「インストール」をクリック。

(8) アプリケーション・タブを選び、アプリケーションの「インストール」をクリック。

以上で、Ad Hocアプリケーションをインストールし、動作させるようにできるハズです。

日経エレクトロニクスにiPhone特集

日経エレクトロニクス8月11日号に特集「iPhone ふたつの顔」が掲載されています。二十数ページに渡る記事は、なかなか読み応えがあります。騒動、魅力、比較、実態という4セクションに分けて、iPhoneの二面性を検証するという趣向。何事にも、光と影、表と裏、ハレとケがあります。表紙写真がヤヌス像なら、完璧だったのにね!

さて、その特集では、IAMASのiPhone勉強会(スタディ・グループとしての授業)も紹介されています。7月半ばに編集部の方がIAMASに取材にいらっしゃったんですけど、まだ日本ではiPhoneを授業として取り上げている学校ってないのでしょうね。記事でも触れられているように、この授業はプロジェクトという自由度の高い枠組があったので、実現できました。半年も前にカリキュラムを組むような体制では、なかなか新しいことはできませんよね。

お時間がありましたら、是非ご一読を〜!と言いたいところですが、この雑誌は書店売りじゃなくって、年間購読契約のみらしいです。私も大きな書店に出掛けたものの、取り扱っていませんと言われちゃいました(苦笑)。今月は札幌に制作滞在していて、自宅に郵送されたであろう掲載誌を受け取れないので、編集者様にお願いしてもう一部送っていただいた次第です。

Nodal

Jon McCormack氏らが制作したNodal 1.0Rがリリースされていました。Generative software application for composing musicだそうです。カラフルでポップな状態遷移図がカワイイ(と思考停止状態なコメントしか書けない今日この頃)。基本的にMIDI出力しかできないけど、何を繋ぐかは勝手なワケで、いろいろと活用できそうですね。

Cocoaでtouch! SafariでGo!

7/30に心斎橋、8/10に新橋で行なわれたiPhone勉強会「Cocoaでtouch! SafariでGo!」は、どちらも満員御礼、立見の方も沢山いらっしゃって、なかなかの熱気でした。私は新橋に遠隔参加でしたけどね。

で、その時に私のプレゼンテーション資料です。iPhone用のムービー・ファイルに変換しています。いずれも資料だけなら何じゃらホイなので、当日ご参加いただいた方専用です。


アート(芸術・技術)としてのiPhone(MPEG-4、420KB)


高等教育機関におけるiPhone研究(MPEG-4、468KB)

サブ・フォルダへのアクセス

少し前に尋ねられた知人クエストは、パッチ・ファイルと同じ階層にフォルダがあって、そのフォルダにあるファイルを取得するには、どうすれば良いか?でした。

私がよく使う方法は、thispatcherにpathメッセージを送って、第2アウトレットから得られるパッチのパスを利用します。次のパッチでは、Moviesというサブ・フォルダがあるとして、そのフォルダに含まれるムービー・ファイルの名前をポップアップ・メニューに設定しています。

これらのファイルを開きたい場合には、サブ・フォルダのパスからファイルのパスを組み立ててもいいし、サブ・フォルダのパスをfilepath search 0あたりに設定しちゃうのもいいかも。

自作着信音の変換方法

iPhoneの着信音はiTunes Storeから購入して追加できるだけでなく、自分で作ったオーディオ・ファイルも使えます。専用ユーティリティもありますが、iTunesでオリジナル・ファイルを着信音に変換してもいいですね。

手順は以下の通り。ちょっとステップ数がありますが、慣れればスグです。

(1) AIFFなどでオーディオ・ファイルを用意する。
(2) オーディオ・ファイルをiTunesにドラッグ&ドロップする。
(3) iTunesのリストに表示されたオーディオ・ファイルを選択する。
(4) 詳細メニューから「選択項目をAACに変換」を選ぶ。
(5) 元のオーディオ・ファイルと変換されたファイルの両方を選択する。
(6) 編集メニューの「削除」を選ぶ。
(7) 削除確認のダイアログが現れるので、「取り除く」をクリックする。
(8) ゴミ箱にいれるか否かを尋ねられるので、「ゴミ箱に入れる」をクリックする。
(9) ゴミ箱を開き、拡張子が「.m4a」であるファイルを拡張子「.m4r」に変更する。
(10) 拡張子変更を確認するダイアログが現れるので、「”.4mr”を使用」をクリックする。  
(11) 拡張子を「.4mr」に変更したファイルをiTunesにドラッグ&ドロップする。

以上の手順でiTunesの着信音にファイルが登録されますので、後は、iPhoneを接続して同期すればOKです。