8/2-3はIAMASオープンハウス

もうすぐ夏の風物詩(?)IAMASオープンハウスです。私は大きな用事はないので、学内をフラフラしていると思います。見かけたら声をかけてやってくださいね。

詳しい内容は、以下のWebサイトに掲載されています。是非お越し下さいませ〜

IAMASオープンハウス2008
日時:2008年8月2日(土)、3日(日) 10:00-17:00
場所:岐阜県大垣市領家町3丁目95番地
主催:IAMAS(情報科学芸術大学院大学/岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)

ヴェーバー=フェヒナーの法則

久々の学生クエストは(勝手に翻案すると、例えば)テルミンのようなデバイスがあって、直線的に変化するセンシング値で音のピッチをコントロールするにはどうするか?でした。手とアンテナとの距離が0.0から1.0まで変化するとして、それをMIDIノート・ナンバーでの0から127に対応するような周波数を得たいわけです。

そいつぁ、mtofでしょ!?ってことなんだけど、Maxが利用できるなら誰も苦労しない。Maxが使えない場合にどうするか?です。アドバイスとしては、ヴェーバー=フェヒナーの法則を調べろ、係数はmtofから抜き出せ、ってことでした。ハイ、以下、解答。完全には値が一致しないのは演算誤差だと思う。

落ちこぼれとは言え、かつては心理学学徒だったので、さすがにヴェーバーやフェヒナーは頭に残っています。これに限らず、インタラクティブな作品制作では心理学と関連することが多いんだけど、まぁ、当然ですかね。(頭に残っているから関連付けているとも言えるワケだけどね。)

ARはiPhoneの夢を見るか?

iPhoneで実現したいことのひとつは、AR(Augmented Reality、強化現実感)のズーパーな応用なんだけど、ARToolWorks社のデモがUS Gizmodoで紹介されていました。YouTubeのビデオもあります。

その記事でも言及されているように、ネックになっているのは、iPhoneのカメラ関連のAPIが公開されていないこと。カメラのプレビュー画面を表示するの簡単(&お馬鹿なImagePickerのUIはバイパス可能)なんだけど、カメラ画像そのものアクセスできないから、画像処理ができないんだよね。彼らのように非公開APIを使うのは、その後の展開を考えるとツライしね。もちろん、一旦撮影して、というのはダルいので却下。

誰か何とかしてください(笑)。

そうそう、ヲタク向け応用編で電脳フィギュアってのも発売されるようですが、パソコンを使っている時点で終わってます。コンピュータはオシマイですから、ね。それに、この手の図形タグを使うARは飽きちゃったでしょう?

7/30は心斎橋で、8/10は新橋でiPhone勉強会

少し前にお知らせしたiPhone勉強会が、一部内容が変更になり、新たに銀座での開催が追加されました。赤松はアート(芸術・技術)という視点から、iPhoneの可能性に迫りたいと思っています。ご都合がつけば、ぜひ遊びに来てくださいね。詳しい開催概要は、以下のサイトにてご確認ください。

Cocoaでtouch! SafariでGo! Osaka
日時:2008年7月30日(水) 19:00〜
場所:Apple Store Shinsaibashi
   入場無料 予約不要

Cocoaでtouch! SafariでGo! Tokyo
日時:2008年8月10日(日) 17:30〜
場所:リクルート東新橋ビル
   入場無料 予約不要

【追記】当初は銀座で予定されていた8/10の会場が、新橋に変更になりました。

Ad Hoc稼働に成功

Ad Hocモードで作成したiPhoneアプリケーションを転送しようとすると、エラーになる事態が続いていたんだけど、ようやく解決策を発見。AppleのSupport DiscussionsのSOLVEDと宣言した投稿がそれ。

Program Portalで説明されている手順以外に、次の処理が必要だそうです。

(0) Xcodeを起動し、プロジェクトを開く。
(1) ファイル・メニューの「新規ファイル…」を選ぶ。
(2) テンプレートのiPhone > Code Signing > Entitlementsを選ぶ。
(3) dist.plistという名前でファイルを作成し、プロジェクトに追加。
(4) dist.plistのget-task-allowedをFALSEにする(チェックを外す)。
(5) ターゲットのビルド情報のコード署名権限にdist.plistを設定。

ついでに、Ad Hocでのインストールには、Appleが配布しているiPhone Configuration Utility(iPhone構成ユーティリティ)が便利。

以上の情報は、すべてAppleの公式サイトでログインなしに閲覧できるページからです。念のため。

さて、これでホイホイ実験ができます。もうすぐ(?)秘密のプロジェクトが姿を現すハズ〜お楽しみに。incubatorの50台を軽く超えるハズ。

【追記】Ad Hoc HelperなるiPhoneアプリケーション(無償)がリリースされていました。UDID(iPhoneのID)が本文に入ったメールが作成されるので、Ad Hoc利用者は手軽に開発者に申告できるという訳です。私もそうですが、今はAd Hocがアツイみたいです。

7/30は心斎橋でiPhone勉強会

今月末に大阪でiPhone勉強会が開催されることになりました。初心者を対象に、いくつかのレクチャーやプレゼンテーションで構成されるようです。赤松は、このサイトに書いていたようなiPhone考察(与太話?)の総集編超短縮版をお話する他、IAMASのiPhoneスタディ・グループの発表もあります。ライトニング・トーク(LT、短時間の発表)が募集されていますので、我こそは〜と思われる方は、応募されてはどうでしょうか?

日時:2008年7月30日(水)19:00〜
場所:Apple Store 心斎橋
   入場無料 予約不要

【追記】一部内容が変更され、銀座での開催が追加されました。詳しくはコチラをご覧ください。

Andreas Weixler & Se-Lien Chuang

オーストリアのリンツからAndreas WeixlerさんとSe-Lien Chuangさんの2人組が、1ヵ月間の予定でIAMASにVisiting Researcherとして滞在されています。一昨日は、彼らのプレゼンテーション、デモ・パフォーマンス、そしてウェルカム・パーティがありました。

彼らの作品は、Max/MSP/Jitterを使ったオーディオ・ビュジュアル・パフォーマンスで、即興的な要素も多く含んでいて、アコーティック楽器の演奏を元にプロセッシングしていくスタイルですね。上の写真では写っていないですが、別にビジュアライザー的なプロジェクション映像があります。

ひとつのシステムを改良しながら発展応用しているそうで、スタイルとしては古典的ですが、石の上にも三年(どころか数年?)的なことろは、ちょっと感心しちゃいます。

iPhone SDKは正式版へ

今朝(たぶん)、iPhone SDKは正式版に移行したようです。ログイン前のiPhone Dev Centerでも、これまではあった(n)th beta versionという表記が消えています。

対応するFirmwareバージョンは5A345のようです。iPhone SDK beta 8の対応バージョンと同じだし、iPhone 3GにインストールされているFirmwareとも同じですね。一方、5A347というバージョンの存在も確認されています(?)ので、近くマイナー・アップデートされるのかもしれません。

NDAの呪縛が解けたのか否かは、判断できていません。どなたか、教えてください。ただ、iPhone SDKのインストール時に表示される使用許諾契約が「2008年5月7日改訂」のままなので、何ら条件は変更されていない、と考えるのが順当なんじゃないかな?

【追記】英語表記でのSoftware License Agreementの末尾にあるのは「Rev. 5/28/08」で、ちょっと日付が違いますが、いずれにしても今回の正式版リリースによって条件が改訂された訳ではないようです。

【追記】NDA継続確定だそうです。

App Storeオープン

iPhone 3G発売前日の今日、App Storeがオープンしましたね。App Storeは、iPhoneそのものと同等(以上?)のインパクトを秘めていると思います。それが、いよいよ露になったワケです。

赤松アプリは6タイトルがラインナップされています。本当はもうちょっと多くサブミットしているんだけど、一部審査が間に合わなかったみたい。期限までに(実際には、もっと早い時期に)出したのに!って文句は言わないことにします(笑)。

App Storeは新しくリリースされたiTunes 7.7からもアクセス可能。現時点ではUSのDownload iTunesからしかダウンロードできないようです。

iTunesで赤松正行アプリケーションを表示