7/30は心斎橋で、8/10は新橋でiPhone勉強会

少し前にお知らせしたiPhone勉強会が、一部内容が変更になり、新たに銀座での開催が追加されました。赤松はアート(芸術・技術)という視点から、iPhoneの可能性に迫りたいと思っています。ご都合がつけば、ぜひ遊びに来てくださいね。詳しい開催概要は、以下のサイトにてご確認ください。

Cocoaでtouch! SafariでGo! Osaka
日時:2008年7月30日(水) 19:00〜
場所:Apple Store Shinsaibashi
   入場無料 予約不要

Cocoaでtouch! SafariでGo! Tokyo
日時:2008年8月10日(日) 17:30〜
場所:リクルート東新橋ビル
   入場無料 予約不要

【追記】当初は銀座で予定されていた8/10の会場が、新橋に変更になりました。

Ad Hoc稼働に成功

Ad Hocモードで作成したiPhoneアプリケーションを転送しようとすると、エラーになる事態が続いていたんだけど、ようやく解決策を発見。AppleのSupport DiscussionsのSOLVEDと宣言した投稿がそれ。

Program Portalで説明されている手順以外に、次の処理が必要だそうです。

(0) Xcodeを起動し、プロジェクトを開く。
(1) ファイル・メニューの「新規ファイル…」を選ぶ。
(2) テンプレートのiPhone > Code Signing > Entitlementsを選ぶ。
(3) dist.plistという名前でファイルを作成し、プロジェクトに追加。
(4) dist.plistのget-task-allowedをFALSEにする(チェックを外す)。
(5) ターゲットのビルド情報のコード署名権限にdist.plistを設定。

ついでに、Ad Hocでのインストールには、Appleが配布しているiPhone Configuration Utility(iPhone構成ユーティリティ)が便利。

以上の情報は、すべてAppleの公式サイトでログインなしに閲覧できるページからです。念のため。

さて、これでホイホイ実験ができます。もうすぐ(?)秘密のプロジェクトが姿を現すハズ〜お楽しみに。incubatorの50台を軽く超えるハズ。

【追記】Ad Hoc HelperなるiPhoneアプリケーション(無償)がリリースされていました。UDID(iPhoneのID)が本文に入ったメールが作成されるので、Ad Hoc利用者は手軽に開発者に申告できるという訳です。私もそうですが、今はAd Hocがアツイみたいです。

7/30は心斎橋でiPhone勉強会

今月末に大阪でiPhone勉強会が開催されることになりました。初心者を対象に、いくつかのレクチャーやプレゼンテーションで構成されるようです。赤松は、このサイトに書いていたようなiPhone考察(与太話?)の総集編超短縮版をお話する他、IAMASのiPhoneスタディ・グループの発表もあります。ライトニング・トーク(LT、短時間の発表)が募集されていますので、我こそは〜と思われる方は、応募されてはどうでしょうか?

日時:2008年7月30日(水)19:00〜
場所:Apple Store 心斎橋
   入場無料 予約不要

【追記】一部内容が変更され、銀座での開催が追加されました。詳しくはコチラをご覧ください。

Andreas Weixler & Se-Lien Chuang

オーストリアのリンツからAndreas WeixlerさんとSe-Lien Chuangさんの2人組が、1ヵ月間の予定でIAMASにVisiting Researcherとして滞在されています。一昨日は、彼らのプレゼンテーション、デモ・パフォーマンス、そしてウェルカム・パーティがありました。

彼らの作品は、Max/MSP/Jitterを使ったオーディオ・ビュジュアル・パフォーマンスで、即興的な要素も多く含んでいて、アコーティック楽器の演奏を元にプロセッシングしていくスタイルですね。上の写真では写っていないですが、別にビジュアライザー的なプロジェクション映像があります。

ひとつのシステムを改良しながら発展応用しているそうで、スタイルとしては古典的ですが、石の上にも三年(どころか数年?)的なことろは、ちょっと感心しちゃいます。

iPhone SDKは正式版へ

今朝(たぶん)、iPhone SDKは正式版に移行したようです。ログイン前のiPhone Dev Centerでも、これまではあった(n)th beta versionという表記が消えています。

対応するFirmwareバージョンは5A345のようです。iPhone SDK beta 8の対応バージョンと同じだし、iPhone 3GにインストールされているFirmwareとも同じですね。一方、5A347というバージョンの存在も確認されています(?)ので、近くマイナー・アップデートされるのかもしれません。

NDAの呪縛が解けたのか否かは、判断できていません。どなたか、教えてください。ただ、iPhone SDKのインストール時に表示される使用許諾契約が「2008年5月7日改訂」のままなので、何ら条件は変更されていない、と考えるのが順当なんじゃないかな?

【追記】英語表記でのSoftware License Agreementの末尾にあるのは「Rev. 5/28/08」で、ちょっと日付が違いますが、いずれにしても今回の正式版リリースによって条件が改訂された訳ではないようです。

【追記】NDA継続確定だそうです。

App Storeオープン

iPhone 3G発売前日の今日、App Storeがオープンしましたね。App Storeは、iPhoneそのものと同等(以上?)のインパクトを秘めていると思います。それが、いよいよ露になったワケです。

赤松アプリは6タイトルがラインナップされています。本当はもうちょっと多くサブミットしているんだけど、一部審査が間に合わなかったみたい。期限までに(実際には、もっと早い時期に)出したのに!って文句は言わないことにします(笑)。

App Storeは新しくリリースされたiTunes 7.7からもアクセス可能。現時点ではUSのDownload iTunesからしかダウンロードできないようです。

iTunesで赤松正行アプリケーションを表示

はじめまして、iPhonezです。

iPhone用ソフトウェアの専門開発会社「iPhonez」が7/11に設立されることになりました。すでに開発者向けのコミュニティ「iPhone-Dev.jp」の運営も始まっています。私もお手伝いする予定(あくまで予定〜笑)ことになっています。

今朝の日経産業新聞に紹介記事が載っています。

ケータイ早見表

いろいろと突っ込みドコロがあるものの、以下のような対応表を考えてみた。

デスクトップ系 モバイル系 機種
Mac iPhone iPhone
ワープロ専用機 ケータイ 906iシリーズなど
MS-DOS PC スマートフォン Blackerry、Palmなど
Windows PC 似非iPhone Prada Phone、OMNIAなど

iPhoneはケータイ文化とは異なるとか、iPhoneにはワンセグやおサイフ機能がないから云々、といった記事を見かけることがあるけど、ケータイって大昔のワープロ専用機みたいって思ったのね。

ワープロはね、日本人が日本人のために作ったんだ。プリンターもスキャナーも内蔵だし、特殊フォントも使えるよ〜って感じだったけど、何年も前に絶滅しちゃったのはご存じの通り。

で、これまでのスマートフォンは機能の貧弱さと使い辛さでMS-DOSマシンっぽいし、その上に厚化粧をしただけの似非iPhone群はWindows PCっぽい。しかし、数々のダメダメさをものともせず、ワープロの後継者がWindows PCだったのは、歴史が教えるところ。

だから、島国ケータイを気にする必要はないけど、似非iPhoneが台頭する可能性は少なくないかもね。ただし、今のままじゃトホホ過ぎるから、Prada Phoneあたりは厚化粧の仕方を学んで欲しいよね。もっとも、Windowsも常にトホホだったので、それは問題ないのかもしれない。

Max5→Max4のパッチ・コンバータ

Max4のパッチは、そのままMax5で開くことができるけど、その逆はできません。ダウングレードできるほうがマッチ・ベターとは言え、過渡期的な問題なので仕方がないかなと思っていました。ところが、Max5からMax4へのパッチ・コンバータをFredrikが作っていました。先の記事のFredrikと同一人物です。AIRの仕事・作品ってことじゃないとは思いますが。

ただし、皮肉っぽく(?)コンバータ自体はSuperColliderコードで作られています。つまり、Maxパッチを処理するために、SuperColliderをインストールして起動しなければならないワケですね。彼のSCページにあるMaxPatがソレです。

FredrikはMaxのオブジェクトなどもガンガン書いている人だから、コンバータをMaxパッチあるいはオブジェクトとして書いても良さそうだけどね〜ブラック・ジョークの類いなんでしょうか? 今度尋ねておきますね。

【追記】本人に尋ねたところ、やはり(!)MaxユーザをSuperColliderに仕向ける作戦だそうです(笑)。ただ、これによって、ファイルに保存されたMaxパッチをパースし、組み替えることができるので、いろいろと発展させようってことで盛り上がりました。例えば、2つのパッチを交配させるジェネティック・プログラミングができるよね。