Andreas Weixler & Se-Lien Chuang

オーストリアのリンツからAndreas WeixlerさんとSe-Lien Chuangさんの2人組が、1ヵ月間の予定でIAMASにVisiting Researcherとして滞在されています。一昨日は、彼らのプレゼンテーション、デモ・パフォーマンス、そしてウェルカム・パーティがありました。

彼らの作品は、Max/MSP/Jitterを使ったオーディオ・ビュジュアル・パフォーマンスで、即興的な要素も多く含んでいて、アコーティック楽器の演奏を元にプロセッシングしていくスタイルですね。上の写真では写っていないですが、別にビジュアライザー的なプロジェクション映像があります。

ひとつのシステムを改良しながら発展応用しているそうで、スタイルとしては古典的ですが、石の上にも三年(どころか数年?)的なことろは、ちょっと感心しちゃいます。

iPhone SDKは正式版へ

今朝(たぶん)、iPhone SDKは正式版に移行したようです。ログイン前のiPhone Dev Centerでも、これまではあった(n)th beta versionという表記が消えています。

対応するFirmwareバージョンは5A345のようです。iPhone SDK beta 8の対応バージョンと同じだし、iPhone 3GにインストールされているFirmwareとも同じですね。一方、5A347というバージョンの存在も確認されています(?)ので、近くマイナー・アップデートされるのかもしれません。

NDAの呪縛が解けたのか否かは、判断できていません。どなたか、教えてください。ただ、iPhone SDKのインストール時に表示される使用許諾契約が「2008年5月7日改訂」のままなので、何ら条件は変更されていない、と考えるのが順当なんじゃないかな?

【追記】英語表記でのSoftware License Agreementの末尾にあるのは「Rev. 5/28/08」で、ちょっと日付が違いますが、いずれにしても今回の正式版リリースによって条件が改訂された訳ではないようです。

【追記】NDA継続確定だそうです。

App Storeオープン

iPhone 3G発売前日の今日、App Storeがオープンしましたね。App Storeは、iPhoneそのものと同等(以上?)のインパクトを秘めていると思います。それが、いよいよ露になったワケです。

赤松アプリは6タイトルがラインナップされています。本当はもうちょっと多くサブミットしているんだけど、一部審査が間に合わなかったみたい。期限までに(実際には、もっと早い時期に)出したのに!って文句は言わないことにします(笑)。

App Storeは新しくリリースされたiTunes 7.7からもアクセス可能。現時点ではUSのDownload iTunesからしかダウンロードできないようです。

iTunesで赤松正行アプリケーションを表示

はじめまして、iPhonezです。

iPhone用ソフトウェアの専門開発会社「iPhonez」が7/11に設立されることになりました。すでに開発者向けのコミュニティ「iPhone-Dev.jp」の運営も始まっています。私もお手伝いする予定(あくまで予定〜笑)ことになっています。

今朝の日経産業新聞に紹介記事が載っています。

ケータイ早見表

いろいろと突っ込みドコロがあるものの、以下のような対応表を考えてみた。

デスクトップ系 モバイル系 機種
Mac iPhone iPhone
ワープロ専用機 ケータイ 906iシリーズなど
MS-DOS PC スマートフォン Blackerry、Palmなど
Windows PC 似非iPhone Prada Phone、OMNIAなど

iPhoneはケータイ文化とは異なるとか、iPhoneにはワンセグやおサイフ機能がないから云々、といった記事を見かけることがあるけど、ケータイって大昔のワープロ専用機みたいって思ったのね。

ワープロはね、日本人が日本人のために作ったんだ。プリンターもスキャナーも内蔵だし、特殊フォントも使えるよ〜って感じだったけど、何年も前に絶滅しちゃったのはご存じの通り。

で、これまでのスマートフォンは機能の貧弱さと使い辛さでMS-DOSマシンっぽいし、その上に厚化粧をしただけの似非iPhone群はWindows PCっぽい。しかし、数々のダメダメさをものともせず、ワープロの後継者がWindows PCだったのは、歴史が教えるところ。

だから、島国ケータイを気にする必要はないけど、似非iPhoneが台頭する可能性は少なくないかもね。ただし、今のままじゃトホホ過ぎるから、Prada Phoneあたりは厚化粧の仕方を学んで欲しいよね。もっとも、Windowsも常にトホホだったので、それは問題ないのかもしれない。

Max5→Max4のパッチ・コンバータ

Max4のパッチは、そのままMax5で開くことができるけど、その逆はできません。ダウングレードできるほうがマッチ・ベターとは言え、過渡期的な問題なので仕方がないかなと思っていました。ところが、Max5からMax4へのパッチ・コンバータをFredrikが作っていました。先の記事のFredrikと同一人物です。AIRの仕事・作品ってことじゃないとは思いますが。

ただし、皮肉っぽく(?)コンバータ自体はSuperColliderコードで作られています。つまり、Maxパッチを処理するために、SuperColliderをインストールして起動しなければならないワケですね。彼のSCページにあるMaxPatがソレです。

FredrikはMaxのオブジェクトなどもガンガン書いている人だから、コンバータをMaxパッチあるいはオブジェクトとして書いても良さそうだけどね〜ブラック・ジョークの類いなんでしょうか? 今度尋ねておきますね。

【追記】本人に尋ねたところ、やはり(!)MaxユーザをSuperColliderに仕向ける作戦だそうです(笑)。ただ、これによって、ファイルに保存されたMaxパッチをパースし、組み替えることができるので、いろいろと発展させようってことで盛り上がりました。例えば、2つのパッチを交配させるジェネティック・プログラミングができるよね。

SuperColliderワークショップ

基本的に学内向けなので外部告知をしませんでしたが、昨日のIAMASではSuperColliderワークショップがありました。十数名の参加者で、こじんまりとした雰囲気ながら、熱気に溢れた土曜日の午後。私は普段は余りない「講義を受ける」立場だったので、学生って大変だよな〜と再認識しました(笑)。

3人のゲストによるショート・プレゼンテーションは、次々と作品の概要を見せたり、実演したりするスタイルだったので、そのスピーディさが良かったですね。個人的には、フル・シンセシス(サンプリングは使わない)で作られたディストーション・ギターのリズミカルなフレーズ・ジェネレータがお気に入り。年齢的にまだIAMASに入ることができないそうですけど、若輩才人くん、なかなかヤル〜って感じ。

そして、この日のメインはベルリンから来たスウェーデン人アーティスト、Fredrik Olofsson氏によるjitlibを用いたライブ・コーディング指南。以下のような記述から始まって、次第に高度なテクニックに進んで行きます。実際には、一行ずつ書いては実行し、次々と音を変化させていくのがミソね。

p=ProxySpace.push(s.boot)
~out.play
~out={SinOsc.ar([700,704], 0, 0.1)}
~out={Saw.ar([400, 404], 0.1)}
~out.fadeTime=4
~out={SinOsc.ar([400, 404],0, ~amp.kr)}
~amp={SinOsc.kr(1.0)}
~amp={Saw.ar(4)}
~amp.fadeTime=4
~amp={Pulse.kr(10)}
~amp={LFPulse.kr(4)}
~amp={LFNoise0.kr(4)}
~out={BPF.ar(Saw.ar([200,204],~amp))}
~out.release

Fredrikは今年のAIR(アーティスト・イン・レジデンス)なので、年内はずっとIAMASにいます。ってこともあって、来週から週1回のペースでSCミーティングを続けて行くそうです。なかなか楽しみですね。

でも、学生にとっては、授業でProcessingやMaxなどがあり、iPhoneスタディ・グループ(これも授業の一環)でObjective-Cに取り組んでいるから、それらに加えてSuperColliderとなれば、百花繚乱状態でウレシイ悲鳴なんじゃないかな(笑)。

iPhone 3Gゲット確定

予約していたショップから連絡があり、発売初日の7/11にお渡ししますぅ〜とのことでした(嬉)。ただし、コンピュータ(顧客情報サーバのこと?)が午後3時からしか動かないので、その頃に来店して欲しい、だって。そんなものか。

機種を決めていなかったので、8GBを2台(当然、黒)と16GBを1台(白)にしたんだけど、どの機種でもいいですよってことだったので、在庫はそれなりにありそう。

【追記】何度か尋ねられたので補足しておくと、今回の購入は誰かさんの特別な計らいがあったワケではありません。フラフラとショップに立ち寄って、フツーに予約しただけです。

【追記】今日(7/8)再びショップから連絡があり、販売開始が正午になったのこと。しかも、混雑が予想されるので、受け取りを12日か13日にしてもらえないか?との軟弱な打診もあったけど、「イヤです」と一言で断りました。アクセスが集中して、サーバがダウンする恐れがあって云々とまで言っていましたね。ソフトバンクのお手並みを拝見させていただきましょう。

NDAの呪縛は解けるのか?

ご存じのようにiPhone SDK(およびXcode 3.1)はNDA(Non-Disclosure Agreement、守秘義務契約)下にある。詳しくは、Registered iPhone Developer Agreement(PDF、直リンク)やiPhone SDK Agreement(要ログイン)を参照ね。

それで、私が勝手に思い込んでいたのは、iPhone SDKは現在ベータ版だからNDAになっていて、正式版のiPhone SDKがリリースされればNDAは解除される、ってこと。だけど、そんなこと、誰も言っていないし、どこにも書いていない、よね? (そんなの、当たり前じゃん!と言われれば、それまでなんですが…)

NDA下では、ソースコード公開はダメだし、Webフォーラムなどでの議論もダメ、もちろん、リアルなセミナーやら出版物もダメってことになる。IAMASで行なっているiPhoneアプリケーション開発講座も10回を超えて、資料が増え、成果が現れつつあるんだけど、出口がApp Storeしかないとしたら、ちょっと寂しい。

当然、開発コミュニティは盛り上がらないし、アンダーグラウンド化せざるを得ない。iPhone SDK自体は、登録すれば誰でも入手できるので、NDAってのは大袈裟過ぎる感じがしますね。Appleとしてもダウンロード数を誇るだけでなくって、サードパーティの活発な活動が必要不可欠ですからね。

でも、将来に渡ってNDAが続くようなら、そこにAppleの明快な意思が介在しているハズね。オープンソースに対するプロプライエタリの優位性ってことです。普通は逆のことが言われているんだけど、悪の帝国亡き今、プロプライエタリが新しい形を模索しているのは間違いないと思うよ。

もっとも、iPhone SDKファイナル版に合わせて、あるいは多少時期を遅らせて、NDA解除!今日からはOK!ってオフレが出るかもしれないけどね。