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iPhone Standard Agreement 20081020

iPhoneアプリケーション開発に関わる誰もが待ちわびた新しいNDAが、本日届けられました。iPhone Dev Centerにログインしようとすると、新しいNDAへの合意が求められます。NDAの文書は数ヵ国語で書かれていて、日本語は29ページからです。日本語文章に多少難があるような気もしますが、契約文章としてはこんなものかもしれませんね。

それから、iPhone Dev Center内にはフォーラムも設けられています。メッセージの投稿があるとメールが届くように設定できるのですが、あれよあれよと言う間に数十通もメールが送られて来たので、さっさと中止しました(笑)。メールには投稿本文が含まれないし、RSSもない(よね?)ので、フォーラムの進行を追いかけるのが大変かも。

iPhoneアプリを毎日1つずつ

新しいNDAはまだ届いていない(よね?)からフライングっぽいですが、PDF版書籍だけでなく、オンライン上でのソースコード公開も始まっています。Apps Amuckなるサイトの31 Days of iPhone Appsもそのひとつで、毎日1つずつ、iPhoneアプリを制作して、ソースコードを公開する取り組み。現時点で13日目のようです。昔のiApp-a-Day!(30日で30個)を思い出しますね。

このサイトで制作されているiPhoneアプリは、単機能の簡単なサンプル・プログラムですが、ダウンロードしてすぐに試せるのがお手軽でイイですね。

The iPhone Developer’s Cookbook

DNA緩和(?)後は大騒動が予想されますが、その先陣を切ってErica Sadun女史の「The iPhone Developer’s Cookbook: Building Applications with the iPhone SDK」のPDF版が発売されました。Sample Contentsにずらずらと目次が掲載されているので、内容はおおよそ見当がつくでしょう。US$31.99ですが、Member Savingsがあって、US$22.39でした。

それは素晴らしい!んだけど、もう新しいNDAって届いているの?

iPhone SDKのNDAが緩和?

AppleがiPhone SDK関連のNDA(守秘義務契約)を緩和すると発表していました。「リリースされたiPhoneソフトウェア」の範囲が不明じゃないですけど、現時点で言えば、iPhone OS 2.1に関する開発情報はOKで、iPhone OS 2.2はダメってことかな。詳しくは、1週間程後に送るとされている新しいNDAを待ちましょう。

AmazonなどではiPhoneの開発本が10月末あたりからリリース予定になっていたので、NDA解除は今秋か?と、まことしやかに噂されていましたね。それが現実になったようです。一部の人は事前情報を掴んでいたってことなら、それはヤな感じですけど。私は発表を見た時に、エプリル・フール(4月じゃないけど)かサイト乗っ取りかと思いましたよ。

Ad Hocアプリケーションの動作方法

iPhoneのアプリケーションはApp Store経由でインストールするのが一般的ですが、それとは別にAd Hocと呼ばれる配布方法があります。これは開発者から見れば、100台までのiPhoneを登録して、それらのiPhone上でだけ動作するアプリケーションを作成し、メール添付やWebサイトを通じて配布することになります。インハウス限定のアプリケーションや、App Store登録前のベータ・テストなどに適していますね。

Ad Hocアプリケーションの利用者は、最初に使用しているiPhoneのID(UDID)を開発者に伝えなければなりません。これは以下の手順です。

(1) App Storeで無償配布されているAd Hoc HelperをiPhoneにインストール。

(2) Ad Hoc Helperを起動し、To:欄に開発者のメール・アドレスを入力し、Sendボタンを押してメールを送信。

(UDIDを調べるには、以下のiPhone Configuration UtilityやXcodeのオーガナイザを用いることもできます。)

次に、開発者からAd Hoc用のアプリケーションとプロビジョニング・ファイル(拡張子は.mobileprovision)を受け取り、以下の手順でインストールします。

(3) Appleから無償配布されているiPhone Configuration Utility(iPhone構成ユーティリティ)をダウンロードし、Macにインストール。

(4) プロビジョニング・ファイルをiPhone Configuration Utilityにドラッグ&ドロップ。ライブラリに追加するか?と尋ねられるので、「ライブラリに追加」をクリック。

(5) アプリケーションをiPhone Configuration Utilityにドラッグ&ドロップ。ライブラリに追加するか?と尋ねられるので、「ライブラリに追加」をクリック。

(6) iPhoneをUSBケーブルでMacに接続。

(7) 接続済みデバイスのiPhoneを選択し、プロビジョン・タブを選び、プロビジョニング・ファイルの「インストール」をクリック。

(8) アプリケーション・タブを選び、アプリケーションの「インストール」をクリック。

以上で、Ad Hocアプリケーションをインストールし、動作させるようにできるハズです。

ARはiPhoneの夢を見るか?

iPhoneで実現したいことのひとつは、AR(Augmented Reality、強化現実感)のズーパーな応用なんだけど、ARToolWorks社のデモがUS Gizmodoで紹介されていました。YouTubeのビデオもあります。

その記事でも言及されているように、ネックになっているのは、iPhoneのカメラ関連のAPIが公開されていないこと。カメラのプレビュー画面を表示するの簡単(&お馬鹿なImagePickerのUIはバイパス可能)なんだけど、カメラ画像そのものアクセスできないから、画像処理ができないんだよね。彼らのように非公開APIを使うのは、その後の展開を考えるとツライしね。もちろん、一旦撮影して、というのはダルいので却下。

誰か何とかしてください(笑)。

そうそう、ヲタク向け応用編で電脳フィギュアってのも発売されるようですが、パソコンを使っている時点で終わってます。コンピュータはオシマイですから、ね。それに、この手の図形タグを使うARは飽きちゃったでしょう?

Ad Hoc稼働に成功

Ad Hocモードで作成したiPhoneアプリケーションを転送しようとすると、エラーになる事態が続いていたんだけど、ようやく解決策を発見。AppleのSupport DiscussionsのSOLVEDと宣言した投稿がそれ。

Program Portalで説明されている手順以外に、次の処理が必要だそうです。

(0) Xcodeを起動し、プロジェクトを開く。
(1) ファイル・メニューの「新規ファイル…」を選ぶ。
(2) テンプレートのiPhone > Code Signing > Entitlementsを選ぶ。
(3) dist.plistという名前でファイルを作成し、プロジェクトに追加。
(4) dist.plistのget-task-allowedをFALSEにする(チェックを外す)。
(5) ターゲットのビルド情報のコード署名権限にdist.plistを設定。

ついでに、Ad Hocでのインストールには、Appleが配布しているiPhone Configuration Utility(iPhone構成ユーティリティ)が便利。

以上の情報は、すべてAppleの公式サイトでログインなしに閲覧できるページからです。念のため。

さて、これでホイホイ実験ができます。もうすぐ(?)秘密のプロジェクトが姿を現すハズ〜お楽しみに。incubatorの50台を軽く超えるハズ。

【追記】Ad Hoc HelperなるiPhoneアプリケーション(無償)がリリースされていました。UDID(iPhoneのID)が本文に入ったメールが作成されるので、Ad Hoc利用者は手軽に開発者に申告できるという訳です。私もそうですが、今はAd Hocがアツイみたいです。

iPhone SDKは正式版へ

今朝(たぶん)、iPhone SDKは正式版に移行したようです。ログイン前のiPhone Dev Centerでも、これまではあった(n)th beta versionという表記が消えています。

対応するFirmwareバージョンは5A345のようです。iPhone SDK beta 8の対応バージョンと同じだし、iPhone 3GにインストールされているFirmwareとも同じですね。一方、5A347というバージョンの存在も確認されています(?)ので、近くマイナー・アップデートされるのかもしれません。

NDAの呪縛が解けたのか否かは、判断できていません。どなたか、教えてください。ただ、iPhone SDKのインストール時に表示される使用許諾契約が「2008年5月7日改訂」のままなので、何ら条件は変更されていない、と考えるのが順当なんじゃないかな?

【追記】英語表記でのSoftware License Agreementの末尾にあるのは「Rev. 5/28/08」で、ちょっと日付が違いますが、いずれにしても今回の正式版リリースによって条件が改訂された訳ではないようです。

【追記】NDA継続確定だそうです。

NDAの呪縛は解けるのか?

ご存じのようにiPhone SDK(およびXcode 3.1)はNDA(Non-Disclosure Agreement、守秘義務契約)下にある。詳しくは、Registered iPhone Developer Agreement(PDF、直リンク)やiPhone SDK Agreement(要ログイン)を参照ね。

それで、私が勝手に思い込んでいたのは、iPhone SDKは現在ベータ版だからNDAになっていて、正式版のiPhone SDKがリリースされればNDAは解除される、ってこと。だけど、そんなこと、誰も言っていないし、どこにも書いていない、よね? (そんなの、当たり前じゃん!と言われれば、それまでなんですが…)

NDA下では、ソースコード公開はダメだし、Webフォーラムなどでの議論もダメ、もちろん、リアルなセミナーやら出版物もダメってことになる。IAMASで行なっているiPhoneアプリケーション開発講座も10回を超えて、資料が増え、成果が現れつつあるんだけど、出口がApp Storeしかないとしたら、ちょっと寂しい。

当然、開発コミュニティは盛り上がらないし、アンダーグラウンド化せざるを得ない。iPhone SDK自体は、登録すれば誰でも入手できるので、NDAってのは大袈裟過ぎる感じがしますね。Appleとしてもダウンロード数を誇るだけでなくって、サードパーティの活発な活動が必要不可欠ですからね。

でも、将来に渡ってNDAが続くようなら、そこにAppleの明快な意思が介在しているハズね。オープンソースに対するプロプライエタリの優位性ってことです。普通は逆のことが言われているんだけど、悪の帝国亡き今、プロプライエタリが新しい形を模索しているのは間違いないと思うよ。

もっとも、iPhone SDKファイナル版に合わせて、あるいは多少時期を遅らせて、NDA解除!今日からはOK!ってオフレが出るかもしれないけどね。

iPhone 3G

iPhone 3Gは7/11に日本を含めて22ヵ国同時発売、だそうです。

iPhone SDKに埋め込まれていたことやら、事前リーク情報やらで、かなり既視感の強い新製品かも。3G/GPSやMobileMe、US$199、Macに関してはSnow Leopardって話も出てたから、かなりモレモレだったみたい。

ハズレで意外だったのは、フロント・カメラ&iChat。これはアリだろうと思っていたのは、テキスト・メッセージング廃止論を持っていたからなんだけど、まだしばらく実現されないみたい。それから、Apple Storeで表示される購入方法は「ソフトバンク ショップでお求めください。」ってなってるのもビックリ。日本ではAppleは売らないってこと?

それから、iPhone SDKもBeta 7になりました。右側バーのSDKアイコン下のDownload Nowはリンクが更新されていない(笑)ので要注意。(【追記】修正されました。)左側のDownloadsのiPhone SDK (build 9M2199, beta 7)です。きっと、ドタバタなんだんだろうな。いつものAPIの変更点(要ログイン)とリリース・ノート(要ログイン)も更新されていませんされました。

新しいキラーAPIは「Push notification service」。これ、使えます、使いたい!

【追記】iPhone 3Gはユーザによるアクティベーションを避けてオンライン販売はせずに、店頭でのみ販売&アクティベーションって話が出てますね。それで「ソフトバンク ショップでお求めください。」となるワケだ。勝手アクティベーションに対して強力な防止策を設けるんでしょうけど、でも、それじゃ、発売時に長蛇の列をさばききれないよね。