Steve JobsはiPhoneを電話の再発明と言ったが、iPadはコンピュータの再発明なんだよね、きっと。そしてiPhoneが電話どころではなかったように、iPadはコンピュータどころではなくなる。iPhoneによって世界が変わることを目のあたりにしたけど、iPadによってさらに世界が変わってしまう。それは専門家の御託ではなく、フツーの人のフツーの感覚によって成し遂げられるんだ。それがAppleの閃光のように研ぎすまされた創造と戦略ゆえだとしてもね。
ここ何週間かiPhoneに対するFlash騒動があって、嫌気がさした(?)Steve Jobsがきちんと申し渡しておくぞ!とばかりに「Thoughts on Flash」なる見解を4月末に出したのね。これに対するコメントや分析がTwitterやBlogなどでいくつも出てるんだけど、意外と触れられていない点があるので、ここで書いておくね。
今日はティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」の日本公開なので、それにかこつけてAtomic Antelopの「Alice for the iPad」について少々。余談ながら、USでは3/5に映画が公開されているので日本では1ヵ月少々遅れ。劇場映画は、オールドウェイブなエンターテイメント・メディアとしては、まだまだ元気なほうかもしれないけど、このようなアクセス性の悪さは今後の命取りになりそう。
さて、Alice for iPadは、その名の通りiPad専用の動く絵本といった風情の50ページの電子書籍アプリケーション、物理シミュレーションを活用したアニメーション20種類付き。もちろん、オリジナルはルイス・キャロルの物語、ジョン・テニエルの挿画による「不思議の国のアリス」。最初だけ有効なプレミア価格っぽい1,000円(US$8.99)がやるせないけど、無償のLite版もあるので、取り敢えず試してみるといいね。
この表でSuporrted Data Typesの記号の意味はOSCの仕様に従っています。また、Response Time(応答時間)は、MaxからiPhoneにOSCメッセージを送り、それに応じたiPhoneからOSCメッセージが送られてくるまでの時間をミリ秒単位で計測し、0.1秒間隔で1000回行なった結果の平均です。つまり、通信は2回行なわれていて、Maxでの送受信にかかる時間も含まれています。片道なら、この数値の半分ですね。Standard Deviationは1000回分の計測値の標準偏差です。