日本初のMaxオーナー

SuperColliderに続く温故知新シリーズ、あるいはメディア考古学お宝編、あるいは単なる自慢大会の第2弾は、もちろんMaxです。私が最初に購入したのはOpcode Max 2.1.2で、フロッピー・ディスクのシリアル番号は508-212-00001121です。1121番目なのか、1000番始まり(よくある偽装)で121番目なのか分かりませんけどね。これよりも若いシリアル番号をお持ちの方は、ぜひ自慢してください。できれば、物的証拠も提示ね(笑)。

この時のパッケージは、フロッピー・ディスク3枚(+OMSのフロッピー・ディスクも?)と、厚さが数センチもあるバインダー形式のマニュアルでした。例によってマニュアルは捨てちゃいましたが、フロッピーは残っていました。

max212-floppy-disk_m.jpg

今は亡きIntelligent MusicおよびOpcodeから商品として発売される前にも、IRCAMなどで使っていた人がいるんじゃないかな。確か、当時はPatcherというコード・ネームだったと思います。だから、日本初のMaxユーザってのは特定しにくいかもしれませんね。取り敢えず、私でないことは確かです。

11/23は福岡でバレエ

福岡で11/23に上演される「それからのアリス」というバレエ作品に映像担当として参加します。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」をベースにしながら、大人になったアリスの夢幻と現実が交差する物語のようです(私の勝手な解釈ね)。

これまでは、即興的なダンスがほとんどだったので、台本や振り付けがあるダンスは初挑戦です。総勢50名以上の鍛え抜かれたダンサーの優雅にして強靭な身体表現に、画像解析や画像処理を駆使したリアルタイム映像表現を融合させます。最新最強のMac Proを並べてLeopardやLemurも使いますし、アッと驚く(たぶん)大仕掛けも用意していますので、お楽しみに。

福岡や九州方面の方は(と言わず、全国津々浦々)是非ご来場くださいませ。

「それからのアリス」福岡公演
第1部 バレエ・コンサート 1.エチュード 2.ZONE
第2部 「それからのアリス」

日時:2007年11月23日(金) 開場17:00 開演17:30
会場:福岡市民会館大ホール
料金:S席7,000円 A席6,000円 B席5,000円 自由席3,500円
チケット:チケットピア P378-832
お問い合わせ:Heart With Wings企画(井上真喜子バレエ・アート)
       TEL&FAX 092-691-2187 092-608-1389

alice-flyer1_m.jpg
高解像度版フライヤー:表面(160KB)裏面(148KB)

11/14-15はソウルで講演

来週は韓国ソウルで国際シンポジウムに参加します。私は11/14の午後にスピーチ、11/15の夕方にパネル・ディスカッションを行なうことになっています。公演じゃなくって英語での講演なので気が重いんです(笑)。パネルなんて8人のうち6人が日本人(および日本語が分かる人)なんだから、日本語でやろうよって感じですが、ダメなんだろうなぁ。まぁ、がんばってきますぅ…

International Symposium for Art and Technology 2007 (ISAT2007)
Date: November 14-15, 2007
Place: Korea National University of Arts (KNUA)

isat2007.jpg

Keynote Speakers:
Professors
Itsuo Sakane (Founder & President Emeritus of IAMAS, Japan)
Roy Ascott (Univ. of Plymouth, Founder and President of the Planetary Collegium, UK)

Invited Speakers:
Professors
Ryohei Nakatsu (Kwansei Gakuin Univ. Former President of ATR MIC Research Lab, Japan)
Naoko Tosa (Kyoto Univ, Japan)
Masa Inakage (Keio Univ, Dean of Graduate School of Media Design, Japan)
Christa Sommerer (Univ. of Art and Design, Head of Dept. of Interface Cultures, Austria)
Masayuki Akamatsu (IAMAS, Japan)
Anne Nigten (V2 Lab, Managing Director, Netherland)
Donoung Lee (Seoul National Univ., President of Korea National Committee Asian Composers League)
Hyung Soo Kim (Yonsei Univ., Chair of MFA Program in Media Arts)
Jongdeok Kim (Hongik Univ., Vice President of Korea Design Society)
Jaeho Chang (Korea National Univ. of Arts, Korea)
Hyun Seung Yang (Korea Advanced Institute of Science and Technology, Dean of Research Affairs)

aka.iphone2.1登場

aka.iphone / experiment 2.1を公開しました。

akaiphone21.jpg

ほぼ予告通りですが、新機能は以下の通り。

– 複数画面
– トランジッション効果
– 加速度センサー
– XYスライダー
– 縦および横スライダー
– 大小ボタン
– OSCポートの設定
– 値の送受信
– 新プロトコル(OSC上)
– 複数のiPhoneの利用

ただし、以下の機能はまだ実現できていません。
– マルチ・タッチ
– GUIの編集・設定

この手の開発はキリがないので、一応バグが潰れたと思われる現時点で公開しました。それでなくても泣きそうに忙しい今日この頃なので、この辺で手を離しておかないとね〜と思った次第です(笑)。

GPhoneはアンドロイド

ウワサのGoogleケータイは、Androidなるモバイス・デバイス用のソフトウェア・セットとして発表されましたね。SDKは11/12(来週じゃん)に公開となってます。

android_logo.png

面白いのは、AndroidはGoogleが中心であるものの、通信キャリアやハードウェア・ソフトウェア会社など33社によるOpen Handset Allianceを形成していること。そのメンバーにKDDIとDoCoMoが入っていて、XxxxXxxxは入っていない。ってことは…ってことですか? 他にもいろいろ邪推できますね。個人的にはAdobeが入っていないのがステキだと思います(さようならFlash)。

open-handset-alliance_m.jpg

11/10はTokyo Max Users Group #5

主催者の方からお知らせをいただきました。natoからMax5まで盛り沢山で、なんだか楽しそうですね。東京周辺の方は参加されてはどうでしょう。遠い空の下から、ご盛会をお祈り申し上げます。

—————————————————————————————ココカラ
Tokyo Max Users Group #5
「Generation/GENERATE」

2007.11.10(Sat) 18:00-21:00
at 西麻布 Bul-let’s (http://www.bul-lets.com/)
Entrance 1000yen / 1drink

TokyoMaxUsersGroup は Max/MSP/Jitter を中心に、Audio/Visualプログラミングに関する情報交換を目的としたゆるやかな集いです。
第5回目の今回は「Generation/GENERATE」と題し、伝説のソフトウェア”nato.0+55″を駆る710beppoのvokoi、portable[k]ommunity の堀切潤らが登場。
その他VVVV,NodeBox,Jitterなど各ソフトウェアのエキスパートによる生成系映像プログラミングを時系列に沿って一挙紹介!
さらにリリース前から話題沸騰、Maxの正規代理店イーフロンティアによるMax5のプレゼンテーションが急遽決定!新旧Maxの文脈を繋ぐ重要な夜になること間違い無し!
もちろん初心者•非ユーザー大歓迎。 Maxに興味のある方ならどなたでも参加可能。
ノートPCの持参を推奨します!

[プレゼンター]
nato.0+55:vokoi(710beppo)、堀切潤(portable[k]ommunity)
Jitter:Masato TSUTSUI
vvvv:voice.zero
NodeBox、Unity:TCY(tripon)
Max5:イーフロンティア
(予告なく変更の場合があります)

Ask : info.tmug@gmail.com

tmug5.jpg

—————————————————————————————ココマデ

私は面白そうと思いながら、まだ手を出していないUnityに興味津々。さすが、TCYくん、いいところに目を付けてます。

Tigerでも画面共有

おっと、スミマセン。別件で調べものをしていて気が付きました。Tiger(Mac OS X 10.4)にもVNCによる画面共有機能が備わっていました。共有環境設定のサービス一覧にあるApple Remote Desktopをオンにして、アクセス権を設定するだけ。iPhoneのVNseaでも大丈夫でした。無知でしたね〜陳謝。

tiger-screen-sharing.png

ところで、Leopardでは画面共有の設定項目が少ないように見えますが、LeopardではApple Remote Desktopの機能が、リモートマネージメントに移っているようです。

Leopardの画面共有

Leopardの画面共有はVNCです。ってことは、iPhoneのVNseaでもアクセスできるんじゃない?と思って試してみたら、正解でした。ちゃんと動きます。つまり、Vine Server for OS Xをインストールしなくても、こんな風に遊べます。デファクト・スタンダード万歳ですね。

Leopardでの設定は簡単。フツーは共有環境設定を開いて「画面共有」にチェックを入れるだけ。ただし、VNseaは閲覧だけでは我慢できないらしいので、「コンピュータの設定…」ボタンをクリックして、オプションも許可しておく必要があるみたいです。

leopard-screen-sharing.png

iPhoneで英辞郎

Leopardには「辞書」という名前の優秀&美麗な辞書があってゴキゲンなのですが、iPhoneには標準の辞書がありません。しかし、勝手アプリのweDict.appががんばっていて、数多くの辞書が提供されています。もっとも、ほとんどが英英辞書(あるいは英語類語辞書とか英語悪魔辞書とか)で、英和辞書とか和英辞書は登録されていないみたい。

iphone-wedict-icon.png

そこで、Web検索したところ、早瀬康裕氏の自作スクリプトに「英辞郎からStarDict形式へ変換」がありました。StarDict形式ってのが、weDictで使われている辞書データの形式なのです。英辞郎はフリーじゃないけど、比較的安価(ダウンロード版なら1980円)に購入できるし、テキスト版を入手すれば、変な用途にピッタリ。

実際の手順は以下の通りです。Rubyを使うので、今回はターミナルを中心に操作してみました。

1. Installer.appを使ってiPhoneにweDict.appをインストール

2. Installer.appを使ってiPhoneにOpenSSHをインストール

3. eijiro.jpからTEXT形式の辞書データをダウンロード、購入&解凍

4. eijiro2stardict.rbをダウンロード

5. eijiro2stardict.rbを辞書データのあるフォルダに移動

6. ターミナルを起動

7. 辞書データのあるフォルダに移動

cd /Users/aka/Documents/英辞郎

フォルダのパスは適宜変更ね。

8. テキストをUTF-8形式に変換(ちょっと時間がかかる)

iconv -c -f cp932 -t utf-8 EIJIRO108.TXT > EIJIRO_utf8.txt

EIJIRO108.TXTの108はバージョン番号なので、適宜変更ね。
この変換で、EIJIRO_utf8.txtというファイルが作られます。

9. UTF-8形式のテキストをStarDict形式に変換(かなり時間がかかる)

ruby eijiro2stardict.rb EIJIRO_utf8.txt EIJIRO

この変換で、EIJIRO.dict、EIJIRO.idx、EIJIRO.ifoの3つのファイルが作られます。

10. iPhoneをネットワークに接続し、IPアドレスを確認

11. StarDict形式のファイルをiPhoneに転送(それなりに時間がかかる)

scp EIJIRO.dict root@10.0.1.3:/private/var/root/Library/weDict
scp EIJIRO.idx root@10.0.1.3:/private/var/root/Library/weDict
scp EIJIRO.ifo root@10.0.1.3:/private/var/root/Library/weDict

10.0.1.3はiPhoneのIPアドレスなので、適宜変更ね。
デフォルトのrootパスワードは、1.0.xでは「dottie」、1.1.1では「alpine」ね。

iphone-wedict-eijiro2.jpg

他の辞書データも同じ手順で変換&インストールしてください。新しい辞書をインストールして最初に検索する時は、新しく.idxcというファイルが作られるようで、少々時間がかかりますが、それ以降は素早く検索結果が現れます。

それから、weDict.app起動時は、日本語入力になっていてグッドですが、英語入力に切り替えると日本語入力に戻せなくなります。weDict.appを一旦終了して再度起動するしかないのかな? あと、StarDictサイトのココにフリーの日本語関係の辞書データがあります。だけど、いくつか試してみた限りではweDictでは使えませんでした。何故かな?

【追記】weDict&英辞郎は、iPod touchでも使えるんじゃないかな? でも、iPod touchを持っていないので、よく分かりません。その他の事柄も、同様でお願いします。

【追記】Firmware 1.1.3以降は、辞書ファイルを /var/mobile/Library/weDict/ にインストールするように変更されたみたいです。

11/8-9はベルリンで新作展示

来週はベルリンで新作インスタレーション「characters」を展示します。これはドイツのメディア・アーティストWolf Helzle氏との共同制作で、彼が得意とする人物ポートレイト写真を発展させて、リミティッド・アニメーションや言語表現を取り入れたインタラクティブ・インスタレーションです。巻物に似せたスクリーン上を、何百人もの人々が歩き回り、様々な言葉を形作る世界に、鑑賞者は手を差し伸べて人々と対話する、といった内容になっています。

私はベルリンにはいませんが(涙)、お近くの方は是非ご高覧ください。

Interactive Installation “characters”
by Wolf Helzle and Masayuki Akamatsu
at “sd&m-Konferenz 2007
from November 8th to 9th, 2007

characters-flyer.jpg
PDF版フライヤー (184KB)

今回の展示は、sd&mというドイツのソフトウェア会社が主催するカンファレンスからの委嘱で、同社のスタッフが2000人くらい(?)登場するようです。一人当たり5枚の写真を撮り続けたWolfさんに感服!

同氏との共作は「Ocean_v1」以来の2度目です。今回は、この夏にドイツで数日間一緒に作業した後、メールなどで遣り取りしながら制作を続けていました。現在は展示の最終調整中ですが、さすがにオンラインでの作業は大変です。