Make:にインタビュー記事

Make:にインタビュー記事「“Made in Japan” Interview: Masayuki Akamatsu」が掲載されました。The Breadboard Bandのこと、Wiiリモコンのこと、iPhoneのこと(コンピュータ終焉論を含む)、Max/MSPのこと(Max 5を含む)、日本のテクノロジー事情などなど、いろいろ喋ってます。

make-akamatsu-interview_m.jpg

写真orムービーにちょっと解説orコメントを加えたイージーな記事が多い中(Make:はマシなほうだよね)、ポートレイト写真が添えられているだけで、ひたすらテキストが続く硬派な記事だから、読み応えタップリ(なハズ)。全編英語なのが涙ですが、がんばって読んでみてください。

インタビューアは、週イチで日本のテクノロジー・カルチャーを紹介している「Made in Japan」のコラムニスト、Mike Dixonさん。この方は音楽家でもあって、aka.wiiremoteを通じて赤松に興味を持っていただいたみたいです。多謝多謝!

「コードリソース」という本

懐古趣味またはジジイ趣味ながら、昔々「コードリソース」という本を書きました。その中で、AfterDark(スクリンー・セーバ)のモジュールのプログラミング方法を解説していて、その題材がオーディオ入力の音量をピクセル化でした。昨日公開したavTracks.appと基本アイディアは同じ、と言うか、これを思い出しながら作ってたワケね。

coderesource-book-_m.jpg

同じネタの使い回し、進歩ナシという気もしますが(笑)、新しい皮袋に古い酒を入れる(あるいは、古い皮袋に新しい酒を入れる)とどうなるかは、とっても興味があることです。aka.iphone.appsで試していることの半分はソレですね。ただし、もともとのマタイ伝(たぶん)では、新しい酒は新しい皮袋でなくっちゃね〜ってことらしいです。

最近お気に入りのMacBook Airも素晴らしいけど、iPhoneに比べれば古い皮袋っぽく思えてしまう。これは、ポケットに入らないことキーボードがあることが大きいんじゃないかな。特に、キーボードが諸悪の根源のような気がする。だから、悪評が明らかに予想されながらも、Blackberryのような物理的キーボードを排したiPhoneはエライ。そして、次のApple製品はキーボード・レスだと勝手に予想中。

ここにこそ未来への意思があると思うよ。オリジナルMacintosh(あるいはLisa、Alto)のマウスによって、操作のためのキーボード(テキスト)を排したように、次の段階として、メッセージのためのキーボード(テキスト)を排したのがiPhoneだと思うワケね。次なるものが、単純にオーディオ・ビジュアルなのかどうかは、まだ分からないけどね(それが分かれば苦労はしない〜笑)。これはコンピュータ終焉論の観点のひとつだと思う。

と、話がソレまくっていますが、この本ではリブチンスキー効果のPremiereプラグインとか、スクリーン上のピクセル値を読み取るMaxオブジェクトなども作っています。先日、世界で初めてMaxで画像解析をしたのはオマエだ〜とRichard Dudas氏に言われて、ハテ何のことかと思いきや、このオブジェクトのことでした(はーと)。

なお、この本は1994年という大昔の出版なので、今や実用性はゼロに近いものの、メディア考古学的な価値はあるかもね。図書館でチェキット!

avTracks.app登場

iPhoneのマイク入力を使ったオーディオ・トレース・ビジュアライザ、avTracks.appを公開しました。アプリケーションを起動すれば、自動的に表示が始まります。スクリーンをタップすれば、上部にボタン・バーが現れて、サイズ、描画方法、色調を設定することができます。

iphone-avtracks-icon.png iphone-avtracks.jpg

はい、av.app + Timetracks.app = avTracks.appって感じですね。画像はスクロールしませんけどね。

ちょいと不満なのは、ボタン・バーのデザインってか見え方。これは標準のUISegmentControlを使っていて、テキストを表示するのはカッコいい(akaRemote.appがそう)んだけど、画像にしたら、とたんにカッコ悪くなりました。Win系アプリによくある意味性の低い小アイコンのボタン・バーを思い出すせいかもしれないね。

Respring.app登場

iPhoneのスプリングボード(ホーム・スクリーンを表示しているアプリね)を再起動する(だけの)ユーティリティRespring.appを公開しました。Respring.appをタップすれば、お待ちくださいグルグル・マークが表示され、数秒後にスクリーンがロックされます。これでスプリングボードが再起動されていますので、slider to unlockをスライドして、ホーム・スクリーンに戻ってください。

iphone-respring-icon.png iphone-respring.jpg

処理は次の2行だけ。わざわざアプリにしなくても〜って気もしますが、本人にとっては便利なのです。

system([@”launchctl stop com.apple.SpringBoard” UTF8String]);
[self terminateWithSuccess];

SuperColliderでakaRemote.app

昨年秋に日本に来ていたCylobが、akaRemote.appをSuperColliderで利用するクラス・ライブラリを作ったそうです。SuperColliderなら、OSCメッセージを解釈するのは簡単だけど、クラス・ライブラリがあれば、さらに簡単になりますね。ダウンロードは以下のリンクをどうぞ。
http://durftal.com/supercollider/C2_interfaces.zip

あまり反応がないとかで、日本のSCユーザからのフィードバックがあれば喜びそうですよ。彼はiPod touchを使っているそうなので、iPhoneでなくっても大丈夫みたいです(でも、1.1.3以降はプリファレンスが保存されません〜)。

YouTubeにデモ・ムービーがアップされています。前半はMonome、後半からiPod touchが登場しますね。

Gangsa.app登場

バリ・ガムランの楽器のひとつであるガンサ(Gangsa)の似非シミュレータGangsa.appを公開しました。金属片や両端の木を指でタップすると、美麗(?)な音が鳴ります。ポリフォニック&マルチタッチなので、複数音のうなりも聞こえてきますし、金属片の上端または下端を押さえながら、中央部をタップすればミュート音になります。もっとも、本物の繊細さには遠く及びませんけどね。

iphone-gangsa-icon.png iphone-gangsa.jpg

ところで、このアプリには一部不都合があって、まだレポジトリには登録していません。と言うのも、中央部をタップして音を鳴らした後、上端または下端をタップすることで音をミュートしているつもりなのですが、実際には音は止まりません。Firmwareなどが原因かもしれないので、可能な人は追試していただけないでしょうか?

ちなみに、このオーディオ処理はAudio Queueじゃなくって、iPhoneSDKメーリング・リストで教えてもらったGraphicsServices.frameworkの機能を使っています。

GSEventPlayAlertOrSystemSoundAtPath
GSEventPlaySoundAtPath
GSEventPlaySoundLoopAtPath
GSEventPrimeSoundAtPath
GSEventStopSoundAtPath

これらは、オーディオ・ファイルのパスを渡すだけで、その音を鳴らしてくれるので、手間要らずラクチンです。しかも、ポリフォニックだし、(ほぼ)ギャップレス・ループもできます。だけど、GSEventStopSoundAtPathが効かないみたいなのです(涙)。あと、ループ再生できるのは1個だけみたいとか、音量調整ができないみたいとか、ナゾが一杯あります。

これまた公式SDK待ちですが、3月6日になったのかな?

【追記】音が止まらないのはFirmware 1.1.1でのバグ(?)のようで、1.1.3ではバッチリ止まります。なので、マルチ・タッチの処理を少し改善した上で、レポジトリに登録して、YouTubeにデモ(下手っぽい〜笑)をアップロードしました。フェードできないので、ブチッって切れちゃうのがイマイチですけどね。ハノイ・ロボットに叩いて欲しい。

iPodもZiPhoneで行こう

iPhone/iPod touchの脱獄&SIMロック解除の定番となりつつあるZiPhoneは、その後次々とアップデートが繰り返されて、現在はバージョン2.4。ってことは初期はイマイチなこともあった訳ですが、この手の開発としては無理なからぬところ。作者はフルタイム(1日に18時間)でZiPhoneに関わっていると書いてあるから、生活できるだけのドネーションが集まっているんでしょうね。Zihoneダウンロード専用サイトも開設されたりで、確かに力が入っています。

さて、ZiPhone 2.4でiPod touch 1.1.3(Software Upgrade 入り)を脱獄させたところ、なぜかエラーが表示されたけど、脱獄自体はできているみたい。脱獄作業中はiPhoneがCUIモードになって、高速にテキストが流れて行くのも素敵でした。

iphone-ziphone-mac.jpg

【追記】昨夜(今朝?)Firmware 1.1.4がリリースされましたね。ZiPhoneを含む1.1.3対応の脱獄ツールは基本的に動作するそうですけど、より細かな確認や場合によっては一部修正が必要だそうで、正式な1.1.4対応版を待った方が良いみたいですよ。

10×10.app登場

現在を反映する100の写真と言葉を表示する10×10.appを公開しました。このアプリケーションは、100枚の写真をダウンロードして(よってインターネット接続が必要)サムネールとして表示します。サムネールに触れると、テキストとともに写真が拡大表示されます。これらは1時間ごとに現在の世相(?)を反映するように更新されているので、1時間程後に10×10.appを起動してみてください。

iphone-10x10-icon.png iphone-10x10.jpg

気が付かれた人もいらっしゃると思いますが、このアプリケーションのオリジナルは10×10というWebサイト(Webアプリケーション)で、何年か前に話題になりましたね。現在も律儀にデータの更新を続けていて、膨大なデータの再活用も許可されている素晴らしいサイトです。

ただ、このWebアプリは少々挙動がおかしいので作者に連絡したところ、サイトは別の会社が運営していて、作者は関与していないそうです。データは正しくアップロードされているみたいだから、Flashで作られたWebアプリやCGIがイマイチなのかもしれません。

ところで、オリジナルのWebアプリにはヒストリー機能がありますが、10×10.appには備わっていません。過去を振り返るのはイヤって訳ではなくて、単に面倒だったからですけどね(笑)。思いっきりヒマになれば、バージョン・アップするかもしれない(たぶん、しない)ってことでご了承ください。

Shaver.app登場

まったく役に立たないけど(笑)、シェーバー(電気髭剃りね)をシミュレートするShaver.appを公開しました。使用法は単純極まりなくって、スクリーンに表示されるスイッチをスライドするだけ。グウィ〜ンと唸って震えます。

音と振動!って昔ながらのボディ・ソニックみたい。でも、こんな小さなデバイスで体験できるのは、やはり新鮮。ただ、iPhoneでなくっても、これまでこーゆーのってなかったのかな? ケータイに興味がない私が知らないだけかもなので、あれば教えてください。

iphone-shaver-icon.png iphone-shaver.jpg

さて、このアプリ、ジョークと言えばジョークだけど、それでもイロイロ苦労があります(笑)。元々はバイブレーション機能を試したくって、それはスグに出来たものの、オーディオ再生と同時に振動させることができない。しかも、Celestialでのループ再生は、一瞬音が途切れてスムースじゃない。

結局、Audio Queueでサンプリング音(PCMオーディオ)を再生できるようにSinewave.appのコードを拡張。ここでもループ再生にクリップ・ノイズが入るというバッドな状況に陥ったんだけど、サンプルの先頭から1024バイト目をスタート・ポイントにすることで対処療法的に解決。普通のwavファイルなので,ヘッダ的な情報はないハズなんだけどな〜謎。

それにしても、この調子で自前のオーディオ処理を拡張するのは泥臭過ぎます。そういったことに興味があるなら、MSPとかSuperColliderとかを使っていないワケで、ちょいとはマシなオーディオ処理ライブラリを使いたいです。例えば、PocketGuitarはCCRMAのSTK (The Synthesis ToolKit in C++)を使ってるね。

iPhoneプレゼントに応募

iPhone・iPod touch ラボ」さんがiPhoneを抽選でプレゼントという企画をされています。同サイトへのトラックバックか記事にコメントすれば応募ということなので、トラックバックで参加してみます。

抽選方法はクリアだし、今日締め切りなのに、現時点での有効応募数は200件強だから、その辺の宝クジより確率高いんじゃない? US特派員は4台もiPhoneを持っているのに、私は1台も持っていないんだから、この抽選に望みをかけたいと思います。興味がある方は応募されてはどうでしょう?

iphone-present.jpg