iPhoneの仕様変更

iPhoneの仕様を変更するとAppleがアナウンスしていますね。当初の発表よりバッテリーの保ちが良くなったそうです。おもな最大利用時間は以下の通り。

     通話:8時間
インターネット:6時間
  ビデオ再生:7時間
オーディオ再生:24時間
   待ち受け:250時間

Appleが用意した資料では、TreoやBlackberryの最大通話時間が4時間だそうで、スマートフォンではiPhoneが最長としています。あと、オーディオ再生も、ほとんどのMP3プレーヤーの中で最長なんだそうで、iPod nanoと同程度ですね。個人的には、デジカメとしての、あるいはPDAとしての最大利用時間とかも知りたいところ。

それから、液晶ディスプレイを保護する覆いが、プラスティックからガラスに変更になったことも発表されています。傷が付きにくくなるだろうから、これも仕様向上ですね。

それにしても、発売10日ほど前となったこのタイミングで、仕様変更をアナウンスするのは何故なんだろう? ギリギリになって発表することに、マーケティング的な利点はないよね。今頃バッテリーが納品された訳ではないだろうから、ソフトウェアの最終版が確定したってことかな。でも、ガラスは謎。今頃、アジアのどこかで組み立て直していたりして(笑)。

iPhoneの3Dアニメーション

AppleのiPhoneサイトが少しずつ更新されていて、最近は主要な画像が3Dアニメーション化されています。Core Animationを認知させる裏意図があるのかどうかは知りませんが、とっともセンスが良くってカッコイイです。

iphone-3d-animation.jpg

このセンスが良いってのが重要ね。同じような3Dアニメーションを使いながら、まるで意味がなくってカッコ悪い例は沢山ありますからね。それがサイトだけならいいんだけど、実際には製品そのものを反映してたりしますからね。某Wナントカを使っている人は泣いてました。ともあれ、このカッコ良さが、iPhoneがリリースされるまでの「捕らぬ狸」とならないことを切に祈りますです。

7/6はナディアパークで演奏

来る7/6に名古屋のナディアパークで演奏することになりました。ニューヨーク在住のピアニスト永井昌子さんを迎えて、サックスから電子回路まで引っ掻き回す”  ”さんとともに、デュオだったりトリオだったりでバトル(?)を繰り広げることになりそうです。でも、静かな静かな演奏もしたいですね。私もピアノを弾くかも(弾けないんですけど〜笑)。

ご注意いただきたいのは、スタジオの都合上、完全予約制になってることです。行ってやるぞ〜!って方は、問い合わせ先(あるいは私)にお電話またはメールをいただけると幸いでございます。

深響 presents
Deep Acoustics Live Act vol.25
「公開即興セッション」

出演:永井昌子 (piano,etc)
   赤松正行 (computer)
   ”  ” aka Electro-Acoustic Operation (sax, turntable)

日時:2007年7月6日(金)18:30開場 19:00開演
会場:ナディアパーク 7F 第1スタジオ [地図]
料金:一般2,000円、学生1,500円(完全予約制)

お問い合わせ:深響(平尾)090-3449-6726 info@deepacoustics.com

piano.jpg

cb.webkitが完成

el.webkit改めcb.webkitにいくつか機能が追加され、一応の完成を見たようです。一番のウリは、MaxとJavaScript(さらにはFlash)との間でデータが遣り取りできるようになったことですね〜。ということは、GUIをWebページとして書くとか、いろいろと応用(妄想)が広がりますね〜。これにピンと来た人は、早速トライしてみてください。

cbwebkit.jpg

現在もWebサイトやftpサーバなどにはアップロードされていないようなので、Cycling ’74のフォーラムから探す必要があります。

SCQuartzComposerView

NIME07でNick CollinsやthorらのSC連中と話をしていて知ったのですが、SuperCollider(CocoaColliderではなくて)は、Quartz Composerのファイルを扱えるようになっているとか。

それで先ほど最新版をダウンロードしてみたら、SCQuartzComposerViewというクラスが追加されていました。しかも、素晴らしいことに、SC LanguageからQuartz Composerでパブリッシュしたポートにアクセスできます。やるじゃなぁ〜い(パソコン君風に)。サンプルはHelpのGUIフォルダの中にありますから、試してみてください。

scquartzcomposerview.jpg

でもですね、Osakaフォント等を指定しても、日本語の文字列は反映されません(哀)。どうもSC Language自体が日本語をうまく扱えないみたい。うむ〜どこでも虐げられていますね〜マルチ・バイト文字。

続・Max5の新機能?

その後もML等でリークが続いているので、さらに意訳しておきます。信憑性は?ですよ。ドサクサに紛れて、変なことを言っている人もいるかもしれませんからね。あくまで、噂話として楽しむのがいいんじゃないかと思います。

・poly~が新たにパラレル・モードを備え、マルチ・プロセッサ処理に対応する。
・パッチのズーム・イン、ズーム・アウトが可能になる。
・MaxにWebブラウザが内蔵される。
・ファイル・ブラウザは優れたサーチ機能を持つ。パス内のファイルはデータベースに登録される。
・すべてのオブジェクトに新しいインスペクタが備わる。アトリビュートも設定可能。
・Reaktorのようなパフォーマンス・ビューを持つ。選択したオブジェクトだけが表示される。
・JSUIを透明にすることができる。
・新しく自動デバッグ、オプティマイズ、クラッシュ回避のボタンが備わる。
・マルチ・アンドゥが可能になる。
・オブジェクトやメッセージやナンバー・ボックスを作るキーボード・ショートカットが使える。

てなとこで、エプリル・フール記事にどれくらい近づくのかも興味津々。

graffiti.jpg
本題とは関係ないけど、P.S.1近くのグラフィティ満載ビル

Max5の新機能?

先週のNIME07の開催中に、どこかのカフェか何かでMax5のプライベート・デモがあったみたいです。Cycling ’74関係者がちょこっと見せた程度だと思うのですが、ブログやMLで大騒ぎ(?)になっています。私もNIME07に参加していたんだけど、チャンスを逃してしまいました(涙)。

nime07-nyu.jpg
NIME07のメイン会場、ニューヨーク大学のTISCH HALL

それで、錯綜する情報(明らかにデマだろうというのもアリ)の中から、信頼できそうなRandy Jones氏のメッセージを適当に意訳してみます。まだ、ベータ・テストも始まっていない状況ですから、眉に唾をつけて読んでください。

・アンチ・エイリアス付きで解像度に依存しない、新しいクロス・プラットフォームのパッチ作成環境を持つ。視認性を高めるように再デザインされた。
・インレットはホット(活性)とクール(非活性)との視覚的な区別が付く。どのインレットが出力を引き起こしているかが判別できる。
・開発時と実行時など、状況に応じて異なるように設定できる複数のビュー・モードを持つ。従来のオブジェクトの表示・非表示やリサイズ・移動なども含まれる。
・オブジェクト名、オート・コンプリート、オート・クリーン、オート・コネクトなどのパッチ作成のための補助機能を備える。
・デバッグ(トレース)機能が改良され、見え方も良くなる。
・スーパー・クールで多目的に使えるTime Machineのような(timelineを置き換える)機能を持つ。
・クロス・プラットフォームのメディア・ブラウザを備える。MaxをFinderのように使える。

ってなとこですかね。楽しみ、楽しみ…って、2061:Maxオデッセイはどうしたらいいんだろう?(笑)

ワンボタンじゃないエレベータ

無事にUSから帰国しました。いろいろと楽しかったのですが、UI絡みでひとつだけネタ話を。それは、AppleStore Fifth Avenueのエレベータがワンボタンじゃなかったこと。期待していたのにガッカリ(笑)。基本的に地上階(入り口)と地下階(メインフロア)だけなので、ワンボタンが適しているハズなのにね。条例か何かの制約なんでしょうかね? もしかして、閉じ込め事件以降に変更されたのかもしれません。

applestore-5thave.jpg
地下階から見た円筒型エレベータ&螺旋階段

applestore-5thave-elevator.jpg
件のボタンは7つもある!

同店は地上部分が透明な建築物として有名で、ウットリするくらい美しい。このエレベータと階段部分だけでも相当なものでしょう。でも、ガラスをキレイに保つのは大変らしく、この日もせっせとクリーニングしている人がいらっしゃいました。ちなみに、iPhoneの実物展示はありませんでした(哀)。

ウィンドウを脱ぎ捨てて

WWDC2007の基調講演に限って言えば、なんだかイマイチな感じでしたけど、その後の非公開部分がスゴイことになっていればイイですね。開発者向けの会議だから、打ち上げ花火は不要で、地に足が着いた内容であるべきなんでしょう。ただ、Appleのサイトに掲載されたLeopardの概要を眺めているうちに、フト心に浮かんだのは、Mac OS X(あるいはOS X)はウィンドウを捨てようとしている、って予感です。それは、3D風になったDockや新しく追加されたStacksを見た瞬間に沸き起こったことで、ちょっとまとめて書いてみます。

leopard-desktop.jpg

まず、これまでウィンドウは、ある世界に対する「窓」として機能するという前提に立ちます(もちろん、これ以外の解釈も可能だけどね)。つまり、窓から外を覗くわけですね。ウィンドウを開くことは、それまで隠されていた世界への穴を穿つことになる。これは従来のFinderでは特に顕著。

一方で、ウィンドウはデスクトップ上にあり、一枚の「紙」(シート)のように見えるよね。こっちの代表格はWebブラウザかな。ウィンドウがオーバーラッピングしている状態を、窓が重なり合っていると見なすのは何とも不自然だけど、様々な紙が重なっていると考えれば、納得できます。

つまり、ウィンドウは、機能としては(そして、言葉としては)「窓」なのに、見え方は「紙」であるという矛盾があったんじゃないかな。この矛盾を解消するには、より窓らしくするか、より紙らしくするか、2つの方向があるハズね。そして、Leopardは、ウィンドウをより紙らしくする道を選択し、窓としての性質を捨てようとしてる、と感じたわけです。

振り返ってみると、Mac OS(Classic)のウィンドウは、境界線(窓縁?)が明確に描かれていて、窓としてのウィンドウだったんだよね。これに対して、Mac OS Xでは、標準ウィンドウの境界線を描かず、影(ドロップ・シャドウ)を付ける。これは、紙としての見え方ですよね。

それから、iTunesを始めとするiアプリ群は、いずれも基本的にワン・ウィンドウであって、インスペクタなどには明らかに異なるフィーリングを与えている。Final Cut StudioなどのProアプリは、境界線のあるマルチ・ウィンドウだけど、各ウィンドウをピッタリ隣り合わせて、オーバーラッピングを避けている。そして、最大の鬼門であったであろうFinderも、LeopardではiTunes化している。

さらには、FinderでのスライドショーやiPhotoでのフルスクリーン編集などでは、最早ウィンドウそのものが存在しない。もちろん、この先はiPod、Front Row、Apple TV、そしてiPhoneのGUIへと続くことになる。もっとも、モバイル・デバイスや家庭用テレビのためのGUIが、いわゆるコンピュータのGUIとして最適とは限らないですね。でも、可能な限りFront RowやiPhoneと親和性を保ちながら(コンピュータ会社でなくなったAppleには重要なこと)、Leopardはウィンドウに頼らない新しいGUIを模索しているじゃないかな?

それは、情報を現実に存在するかのように視覚化し、それらの関係を現実に近い雰囲気として表す、よりオブジェクト(物体)っぽいGUIって感じかな(まだうまく言語化できていない)。つまり、ウィンドウを消滅させると、世界の縁が消えてしまうから、情報の組織化が難しくなる。そこで、ウィンドウ・システムの代わりに登場するのが、アニメーションによる運動性や半透明を含む3次元的な空間性による表現。それを端的に示しているのが、DockやStacksだと思うな。

このように考えると、1984年のオリジナルMacintoshから連綿と受け継がれてきたGUIが、ゆっくりと、でも確実に発展的解消に至りつつあるように思えてくる。半透明になったメニューバーも、もう消してしまいたいキブンなんじゃんない? 目指すところは、いくつもの世界が散乱する混沌としたマルチ・ウィンドウではなく、スッキリ爽やかで端正な佇まいのモノシリック・ワールド(一枚岩の世界)と思うわけ。

余談ながら、以上の考えが正しいとすれば、ウィンドウ自体を3D化するGUI(何種類かあり)は、より矛盾を深めることになるよね。ボタンを掛け違えたまま、全力であらぬ方向に突っ走ることになりかねない。PC君のWindowsなんて、名前からして呪縛されているしね。窓の中に窓があるって、ほんと奇々怪々。うむ〜〜御愁傷様。

iPhoneのアプリ開発はAJAXで

私はまだニューヨークにいるので、夕方にホテルに戻ると、ちょうどWWDC2007の基調講演の概要が伝わってきました。今回のメインは「時空の覇者」Leopardであったのは言うまでもなく、AppleのUSサイトはトップページからガラっと変わってますね。JPサイトは毎度のことながら全然変化ありません(哀)。

それで、気になっていたiPhoneの開発に関しては、フル・スペックのSafariエンジンが搭載されるので、Web2.0+AJAXアプリを書いてね、ってことのようです。特別なSDKは不要で、そのアプリはiPhoneサービスと統合できるとか(本当はサービスじゃなくって、iPhoneそのものにアクセスしたいんだよな〜+マルチ・タッチ使えるんだろうな?)。Dashcodeも使えるようになるんだろうな、きっと。

iphone-development.jpg

ま、順当な路線ですけど、AJAXならIP通信も簡単だろうし(?)、Maxとの連携もバッチリできるハズ。ちょっと前に描いたお馬鹿想像図も現実になりそうです。MaxのGUI画像をジョークで埋め込んでもいいね。誰かMax風Canvasライブラリを作ってください(でも、Max5までの命かもですけど)。

しかも、iPhoneを持っていない人(現時点ではApple関係者やMadonnaじゃないThe Rest of Us)も今から開発を始められるってことですよね。Win版Safariも登場したので、PC君も安心です。もっとも、こーなるなら、AJAX勉強しておくんだった(涙)。AJAXって面倒&不可解っぽい印象が強かったからね。